コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2012/01/25 (Wed)
あたたかな、ふゆへ。
手伝ってもらえないかと珍しくライからの頼みに快く引き受けたルルーシュは、浮かない顔をしていた。
何故なら、頼み事をしていたのは他ならぬライなのだが、手伝って欲しいのは、今だ記憶の戻らぬC.C.であって、マフラーを編むための毛糸を巻くのに此処にいるのだ。
しかも、用があるからと目的のライは不在で、C.C.と二人きりとなっている。
いつ記憶を戻しても可笑しくない女といたとしても何の感情もわかないのは、再び口端を引き上げるような皮肉な微笑が帰って、からかうのではないかと様子を伺いみるも、以前にはなかった健気さで必死に毛糸と確答しているさまは、この女らしからぬ滑稽さでみてて面白いものだが、その程度の関心しかなく、溜息をこぼすように太陽の見える窓を見る。
外は晴天としているにも関わらず、他人の部屋にこもって一体俺は何をしているんだと疑問がわいたが、なんだか惨めな心境になってくるので思考を切り替えて、C.C.へと声をかけた。
「おい」
「はい?」
得体の知れぬ一瞥を向けるわけでもなく、ただ曇りのない素直な眼差しを向けられ、少し戸惑う。
「・・・マフラーを作ると聞いたが、誰に贈る気だ」
送る相手など想像せずともライであると気づいてはいたが、それでもどう答えるのかと確かめるように尋ねると、C.C.はまだ団子になっている毛糸を手のひらの中ですり合わせるまま、染まった頬を隠すかのように少し俯いて見せた。
「その、お世話になってるライにプレゼントしようって」
ルルーシュがぴくりと片眉が上がったのは、驚いたからではなく、いつの間にかライと名前を呼び捨てにしていることに反応したのだ。
「ほう。それは本人に話したのか」
皮肉を交えて言うルルーシュに、C.C.は顔をぶんぶんと横に振って否定の言葉を返してきた。
「驚かせたいから、内緒にしてある」
恥ずかしそうな様子は見た目的には、普通の女子と変わらぬ反応だが、今までの傍若無人さを振り返ってみると、別の人間を見ているような妙な複雑さと、親しげになっているライとの関係を見て、嫉妬を覚えた。
終
あたたかな、ふゆへ。
手伝ってもらえないかと珍しくライからの頼みに快く引き受けたルルーシュは、浮かない顔をしていた。
何故なら、頼み事をしていたのは他ならぬライなのだが、手伝って欲しいのは、今だ記憶の戻らぬC.C.であって、マフラーを編むための毛糸を巻くのに此処にいるのだ。
しかも、用があるからと目的のライは不在で、C.C.と二人きりとなっている。
いつ記憶を戻しても可笑しくない女といたとしても何の感情もわかないのは、再び口端を引き上げるような皮肉な微笑が帰って、からかうのではないかと様子を伺いみるも、以前にはなかった健気さで必死に毛糸と確答しているさまは、この女らしからぬ滑稽さでみてて面白いものだが、その程度の関心しかなく、溜息をこぼすように太陽の見える窓を見る。
外は晴天としているにも関わらず、他人の部屋にこもって一体俺は何をしているんだと疑問がわいたが、なんだか惨めな心境になってくるので思考を切り替えて、C.C.へと声をかけた。
「おい」
「はい?」
得体の知れぬ一瞥を向けるわけでもなく、ただ曇りのない素直な眼差しを向けられ、少し戸惑う。
「・・・マフラーを作ると聞いたが、誰に贈る気だ」
送る相手など想像せずともライであると気づいてはいたが、それでもどう答えるのかと確かめるように尋ねると、C.C.はまだ団子になっている毛糸を手のひらの中ですり合わせるまま、染まった頬を隠すかのように少し俯いて見せた。
「その、お世話になってるライにプレゼントしようって」
ルルーシュがぴくりと片眉が上がったのは、驚いたからではなく、いつの間にかライと名前を呼び捨てにしていることに反応したのだ。
「ほう。それは本人に話したのか」
皮肉を交えて言うルルーシュに、C.C.は顔をぶんぶんと横に振って否定の言葉を返してきた。
「驚かせたいから、内緒にしてある」
恥ずかしそうな様子は見た目的には、普通の女子と変わらぬ反応だが、今までの傍若無人さを振り返ってみると、別の人間を見ているような妙な複雑さと、親しげになっているライとの関係を見て、嫉妬を覚えた。
終
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