さながら燃ゆる炎に似ていて

訪問者様方、拍手を押してくださった方、ありがとうございます。
何時が最後で何時か始まりの続きで、
生徒会＋ルルーシュ＋幼児化ライです。
お話は、続きからになります。

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さながら燃ゆる炎に似ていて


「うん。その代わり、さっきのルルーシュの考えを汲み取って他の方法を考えたんだけど」


　転んでもただで起きないミレイは、片目を瞑るようにしてなにやら意味深に口元に笑みを形作っていた。
　それを聞いていたルルーシュは、無言であったのは、何があったとしても、現状変えるつもりはない脳内で計略をめぐらしていたからだった。

　


「ライ、今日から家庭教師となった。俺は音楽担当のジノだ。これからよろしくな」

「ジノしゃん!」


素直に喜ぶライに、ジノも笑顔のまま、嬉しさを隠しきれず抱きつこうとしてのは、ルルーシュがとめるよりも早くロロが丸めたノートで叩いたため、阻止できた。のだが、頭を擦るジノと仁王立ちするロロとで対面しているのに、ライは何が起こったのかよく見えず目を瞬かせたまま首を傾げていた。
　


「・・・・」


　保育園に行く方法を責めてくるかと思いきや、ミレイのほうから家庭教師をつけてきた。
　因みに、ルルーシュの提示した知らない人間でもなく身近にいる親しいものなどで何の心配もない。
　どうだと言わんばかりに胸を張るミレイもあるのだが、何よりルルーシュの中で、ライと挨拶したときに決定付けられた要注意人物であろうジノが、教える側となる最初の相手になることに、ルルーシュは無言のまま目を眇めていた。

　目に見えて、不服そうではあったものの、ライの手前もあり、しばし様子を見ていることになった。

　しかし、ルルーシュの背後に黒いものが見えてしまい、リヴァルだけ一歩後ずさりするように、怯えていたのだった。


　終わり