小さな手のひらに何を想う

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生徒会＋ルルーシュ＋幼児化ライです。
お話は、続きからになります。

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小さな手のひらに何を想う


「当たりね」

「ライだって、年頃の友達くらい欲しいと思うけどな。年上ばかりに囲まれるよりもさ」


　リヴァルの意見は最もではあったが、ルルーシュがライに関しての事で用意に他人に委ねるには及ばず、


「なら、その本人に話を聞いてみたらどうだ」

「お、その手があったな、なぁ、ライ」

「？　はい。リヴァルしゃん」

「ちょっと聞きたいんだけどさ、これからも俺達と変わらず一緒に過ごすのと、新しい環境でライと近い歳の子とたくさん友達になるのと、一つだけ選ぶんだとしたらどっちにする？」


　前のめりに身を乗り出すようにライへと質問するリヴァルは、笑顔だった。


「ライ、お前の正直な気持ちを皆に聞かせてやってくれ」


　ルルーシュの優しい物言いを聞いたライは、一度確認するように顔を見上げてから、向かいの二人へと顔を向ける。


「僕。えっと、僕は・・・此処がいいです」


　項垂れるリヴァルに、ほくそ笑むルルーシュ。　ライに予め何か吹き込んでるんじゃないかと此処にいる皆の疑いの目を向ける。
　因みに、ニーナ、カレン、シャーリー、スザクの四人は生徒会の仕事をしながらも意識はこちらへと向いているように耳を傾けていた。



続く