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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2008/12/07 (Sun)
もしも、ナナリーの眼が開くようなことがあったら、というのを書いてみました。
ナナリー×ライ(LC主人公)です。
お話は続きからになります。。
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 私が思う世界と、貴方の見る世界は違っているけど、
 それでも、いつか同じ世界を見つめていたい。
 そう願っていました。あの時までは。


君の色越しに覗いた世界
 

「ライさん、少しだけ此方に来てもらえますか?」
 

 ナナリーの部屋で二人でいた時だった。
 

「あ、ああ。どうしたんだ?。ナナリー」
 

 ナナリーに読み聞かせた、本を戸棚へと戻ったときに、呼ばれて、ライは、ナナリーの傍へと歩み寄った。
 

「私にもわからないんですけど、光が見えるみたいなんです。目の奥から」
 

 眼に違和感があるらしい事に、ライが、ナナリーの頬へと手をやって、瞳を覗くように身を屈めると、ナナリーもライを追うように、顔を向けた。

 
「光が目の奥からか。痛みがあるとか、他に何かあるか?」


 

「いいえ、特には。あ」
 

 そうして、ナナリーの瞳がうっすら開いて、暗闇から明るい場所へと開いた目は、ぼやけていて、もう一度閉じて開くと、パチパチと何度か瞬きを繰り返すうちに、霧かがった視界が鮮明に色を映し出した。
 閉じた目の印象が変わって、年相応の幼さを秘めた大きな瞳が、ルルーシュと同じ色で、その瞳に目の前にいるライの姿を捉える。
 

「ライさん・・?」


 

「・・・・」
 

 誰にでもわかるくらいの驚いた表情のライが、ナナリーを見返す。
 言葉もないライへと、ナナリーの細く小さな手が伸びて、ライの髪へと触れ、それから、顔へと移り、前髪からライの瞳を見えるようにかきあげて、頬を滑らした。
 

「ライさんなんですね。ライさんの髪、ライさんの瞳、顔、今私の瞳には色があります。とっても、綺麗な色が、こんなにも近くにあったのですね」
 

 微笑むように嬉しそうな声が、突然の温もりで途切れた。
 後ろへと倒れないように、ナナリーは、その身を精一杯受け止めた。
 ライの手がナナリーの背へとまわって、抱きしめたんだと、人肌の温もりを布越しにも伝わって、強いけれど、壊れないようにぎゅっとした両腕に、ナナリーははにかんだように首へと手をまわして答えた。
 

「見えるのか?、本当に、その瞳に」
 

 背中越しにライの言葉が聞こえてきた。
 それは、不安げな声で静かにナナリーの耳に届く。


「はい、見えますよ。声以上に、ライさんの姿も、周りにある景色も全て。色のある事も、どんな姿や形なのかも、ちゃんと見えていますよ」


 少しでもと、宥める声は優しく、眼を瞑ってそれに答えた。
 抱きしめられた腕の力が徐々に緩められ、退く気配にナナリーも手を離した。

 
「そうか。だが、何故急に、見えることが出来たのだろうか?」


 

「それはわかりませんけど、理由よりも、今はこうして、眼で見ているんだと、実感できる事が、嬉しいです」


 ナナリーを見て、ライも目を細めるのだが、その瞳は、ルルーシュと違う色でありながら、穏やかな光を秘めていた。


「ライさんも、喜んでくれますか?」


 

「ああ、勿論だ。あ、ルルーシュ達はまだこのことを、知らないのだろう?」


 

「はい」


 

「ならば、先に知らせてくるよ。ルルーシュも咲世子さんが、君のもっとも身近な人物であり、君の事を大事に思っているから、眼の事を知れば、二人とも喜ぶだろうし」

「はい!。あ、ライさん、待ってください」


 部屋から出て行こうするライを、ナナリーは、引き止めた。


「?。どうした」


 ライがナナリーの元へと、戻って、


「行く前に、少しお願い事を・・・わがままを言ってみてもいいですか?」


 

「ああ。ナナリーから、初めてだな。なんだい?」


 ライの問いに、ナナリーは、頬を染めて、足に重ねた自分の手を握って、少し顎を引くようにして、口を開いた。
 その言葉を聞いて、僅かにライの瞳が開いたが、すぐに、優しい視線へと変えた。
 その視線を受けて、ナナリーも嬉しそうに笑う。

 外は少しずつ寒さを増して秋の色へと移ろうとしていたが、室内は暖かく喜びの声が、何処かの部屋から聞こえてきた。


【留め】

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