忍者ブログ
コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ADMIN★
  ★ カテゴリー
  ★ ウェブ拍手

web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


ギアスサーチ
  ★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
  ★ お気に入り
Footprints-あしあと-
niphilim
Luz Del Sol
蝶の導く夢
砂上の楼閣
失われた色
海中庭園
pantomime
銀色の欠片
ColorLessYou
A-su
燃え尽きるまで。
V a n i t a t e
蒼の記憶
Corneille
Boys Dream Navi
男夢なび
男子学生同盟
コードギアスSSサーチ
好きキャラ受け同盟color
GAME情報+α
日向牢
Manimani
Sozai Doori
DMF別館 アイコン素材屋
 bbs
  人権擁護法案
無料掲示板
  ★ メール
ご意見・ご感想、リンク報告等あれば、記事内のコメント欄・拍手・BBSの中からお好きなところへ、どうぞ。
Powered by NINJA TOOLS
  ★ ブログ内検索

  ★ カウンター

リクエクトはライ受けのみ受付中
  ★ アクセス解析
[248] [247] [246] [245] [244] [243] [240] [239] [238] [236] [235]
★2024/12/04 (Wed)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

★2009/05/12 (Tue)
初めてシャーリーで、新婚さんごっこ
甘々目指しているうちに、なんだこのバカップルはというお話になってしまった。
シャーリー×ライです。
お話は、続きからになります。

拍手を送る

 

約束のかわりに

 



 洗面台の近くから呻き声が聞こえ、ライは声に引き寄せるかのように、開いた扉から中の様子を見る為に顔を覗かせた。
 人は、探した視線が、ついと下げてみて、座り込むようにしてこちらに背を向けたままのシャーリーの姿を見つける。


「シャーリー?」

「また、増えてるよ~」


 ライの声に気づいていないらしく、シャーリーは地面に向かって、呟いたまま、溜息をこぼす。
 屈めて浮いた足元は、何かに乗っかっているらしく、此処であるものを探して、シャーリーが使うものといえば、当然限られるわけで、


「う~ん、運動はしているんだけど、やっぱり食べ過ぎ?。それはだって、ライが悪いんだよ。あんなにおいしい料理をいっぱい作って、つい残せないで食べちゃうんだから」


 ついには、不満を口にはじめたシャーリーは、気づくのが遅れた。


「おいしそうに食べる君の姿を見るのは好きなのだけど、今度から減らしたほうがいいのか」


 隣でライの声を聞いて、振り返ると、思うよりも近い距離で二人の顔があって、体重計から飛びのくようにして、シャーリーは壁を背にへばりつく。
 虫かお化けでも見たような反応だが、驚いただけだというのは、明確で、


「い、いつから?!、というより、何処から、聞いてたの!」


 シャーリーと同じように座ったライは、立ち上がるように体制を戻して


「ん、ああ、君が呟いたあたりから」

「それ、って事は、さっきのも聞いてたの?」

「そこまで、気にすることはないと思ったんだが」

「気にするよっ。女の子には大事なことだもん!。それに、ライの作る料理って、本当においしくて、つい、食べ過ぎるんだよっ」

「ならば、料理が原因と言うことか。それなら、変えることは出来る。だが、量となると、僕にも決められることではないだろう」


 ライに指摘させて、シャーリーが困ったように視線をそらす。


「うっ、そりゃ、私にも原因はあるけど。だから、これから、気をつけて」

「目の前に君の好物があったとしても、諦めるのか」

「うぅ、それは、おいしい料理をお腹いっぱい食べれないのは、残念だけど、ダイエットに挑戦して、元の体重に戻すから、それまでは、なるべく視界から避けるようにして」


 シャーリーが計画を立ててるうちに、ライが口を滑らせた。


「そういえば、最近シャーリーの体型が前と変わってきたな」

「えっ、嘘!?、太ったって事!」


 左右の頬を両手の平に包むように、ショックを受けた表情のシャーリーに
ライは言った。


「まだそうは言ってはいない。しかし、確かめるならもう少し、近づいて見たほうが良さそうだな」

「うん。どの辺に肉がついてるか、教えて?。顔とか、二の腕は、お腹周りとか」


 不安そうな視線をよこすシャーリーの頬に、ライの白い手が触れて、一度確かめるように撫ぜてから、下へとたどるようにしながら、「此処は、まだ大丈夫だな」と確認をしていく。
 その言葉を聞きながら、落ち込んだようにシャーリーは言う。


「やっぱり、太ったかも」 

「そうは言い切れないだろう。体重が増えた理由、もしかしたら、他の理由かもしれない」

「え?どういうこと」


 驚いたシャーリーの手の上から ライがお腹をさらりと撫ぜて、再び、顔をシャーリーへと向ける。


「明日、病院行ってみるか?」

「病院。え、でも、これ」

「体重が増えた理由が、わかったら、少しは気持ちも楽だろう。その後は、減らすのではなく、沢山栄養をつけてくれないか」


 困ったように、繭を下げたシャーリーは、


「ずるいよ。太れって言ってるようなもんじゃない」

「シャーリーは、嫌なのか?」

「それは…、でも、うん、もう一つの命があるのだったら、もう少しだけ我慢してみるね」

「ああ、それならシャーリーが我慢した分だけ、何かおいしい料理を用意しておこう。デザートがいいか」

「うう、ライって意地悪だよ」

「そうかもしれない」


 不意に引き寄せるようにして抱きついたライに、その服に顔を埋めたシャーリーがその頬を染めて、


「ライ…」

「シャーリーが食べた分だけ、僕にもくれないか」

「何を?」


 見上げたシャーリーの顔に、影が重なるようにして、唇が触れて、吐息を掠めて、ライの顔が離れた。


「愛情」

「これ以上に?」


 普段は無表情ながら、時折、目を細めたように笑うライに、今のように見惚れそうになりながらも、驚いたシャーリーの瞳が、照れたように伏せて、それから、ライをもう一度見上げるようにして、にっこりと笑って頷いた。
 そして今度は、自分も甘えるようにして、シャーリーは顔を寄せた。
 愛する人の胸の鼓動を聞きながら、背中に回した腕を使って抱き返す。

[留め]

抱き寄せたくなる20題の中から配布元:TV 

拍手[57回]

PR
この記事にコメントする
name★
title★
color★
mail★
URL★
comment★
password★ Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする★
忍者ブログ [PR]

★ ILLUSTRATION BY nyao