コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2009/07/22 (Wed)
Girls Dream of bubble・Ⅳ 蘇った姿 ≫その後
「リヴァルの衣装は、何?」
「看護婦さんを目指してみたの。王様を、診てあげてもよろしくてよ?」
それぞれの衣装を目にして、まず、先に声をかけたのは、シャーリーで、あってない派手なメイクでわざわざ女言葉で、両手を前に組むようにポーズを作って、リヴァルは片目を瞑った。
「ルルの衣装、似合ってるね。それは、咲世子さんの服に似てるけど、メイドさんなの?」
「何もないのかよ」
ツッコミもないままスルーされたリヴァルを置いて、視線はルルーシュへと集められていた。胸には詰め物、髪には元の色と同じロングヘアーのウィッグをつけて、視線を恥ずかしげに受け止めていた。
「あまり、じろじろ見るな」
「別にいいじゃない。此処にいる皆、衣装いつもと違うんだし、今更恥ずかしがることでもないでしょ?。あ、リヴァルは、お笑い系になってるけど、ルルーシュのは、ちゃんと可笑しくはないんだから」
「え、俺、お笑い系?可笑しいなぁ、ポーズまでつけて可愛く決めたはずなんだけどなぁ」
横でリヴァルがその事にショックを受けたらしく、考える込むように難しい顔をしていた。そんなリヴァルを呆れたように冷ややかに一瞥したルルーシュから、今度は、その後ろからやってきたロロとスザクへと周囲の視線は移る。
「ロロとスザク君のは、可愛いわね」
「あはは。えっと、ありがとうございます」
「どうも」
苦笑しながら、頬をかくスザクが着ていたのは、女悪魔の衣装だった。此方も頭にウィッグをつけているが、露出した服から腹筋やら筋肉の部分が目立っていて、本当の意味で女装姿となっていた。
無愛想に返したのは、ロロで、ウェイトレスの衣装で、ウィッグや胸に詰め物というのは何もなかった。
「礼を言うのは、可笑しいだろう。スザク」
腕を組むように、ルルーシュが言うと、ミレイがすかさず、
「ルルーシュも可愛いんだから、そんな拗ねなくても」
「なっ?!、誰が拗ねていると」
「違うの?」
「当たり前です」
「はいはい!、会長。そろそろ、メインのほうに移りたいと思っているのですが」
片手をあげるようにして、シャーリーが主張すると、
「そうね。・・・じゃあ、待ちに待ったご対面といきましょうか」
「ん?何のことだ?」
「はい、ルルーシュは、こっちこっち」
ルルーシュの背中を後ろから押すように、ライの元へと移動するミレイに、リヴァルが一人呟く。
「ご対面って?誰か他にもいるのか?」
「見ればわかるよ。リヴァル。ほら、君も行こうよ」
ミレイの後をついて行くシャーリーに、誘われるがまま、残りの皆も移動する。
「待ってください、会長。一人で歩けますから、そんなに押す必要は」
背中越しにミレイを振り返ったルルーシュに、指で前を指し示すミレイ。
訝しげに思いながらも、前を見ると、来ることに気づいたのか、椅子の向きを変えて、こちらを向いた青のチャイナドレス姿のライを見る。
一度は、ルルーシュも見たことはあるのだが、女となった身で着るチャイナドレスはやはり雰囲気が違っていた。
長い髪を二つに分けたのは、前と同じでありながらも、光に反射して本物故の綺麗さをもって、僅かに印象付ける彩られたアイラインと綺麗な唇。横へと流すように揃えられた脚、露出はチャイナドレスのスリットからチラリと覗いて見える程度で、婉美と神秘的な魅力を持つ、異国の少女となっていたのだから。
「・・・・」
魅入られたように、ライと向かい合った状態で立ち止まったルルーシュに、ミレイは口元を笑みに変え背中を押す手を離し、距離をとった。
「ライ、なのか?」
「ルルーシュ・・・・ああ、君もその衣装に。また苦い経験をさせてしまったのは、すまないと思っている」
ルルーシュの顔から、視線は、メイド服へと移って、話に聞く程度で、前の男女逆転祭りの時も、ルルーシュがそれを快く思っていないことを知って、実行犯はミレイだとしても、きっかけのようなものを与えてしまったと思ったライは、気まずそうに視線を伏せた。
「お前が謝る必要はないだろ?」
視線を上げた視界には、優しそうに目を細めたルルーシュがいた。
女装姿となっていても、声は普段どおり。
「君も嫌だったのだろう?。女装させられるのは」
「ああ、またかと、うんざりとした気分にはなったが、だが、これがお前の為のイベントだと聞かされた。それで、少しは目を瞑っているべきだと、考えが変わったんだ」
「? それはどういうことだ?」
「こうしてお前も生徒会の一員として、参加するのも悪くないと思うし、それにさ、お前の写っている写真一枚くらい残しても、損はないだろ?」
頭の後ろに両手を回すようにして、ニカッと明るく笑いかけてきたのは、リヴァルで、同調したのは、スザクだった。
「君の写真も此処に残しておこうよ。楽しいこと悲しいことでも何でも、こうやって思い出を作っておくのは、僕もいいと思う」
「そうね。まあ、恥ずかしい場面は誰だって、写真に写すこと自体、遠慮したいけどね」
カレンが、嫌な記憶でも思い出したのか、眉を顰めると、シャーリーが付け足すように、
「だけど、それを見て、将来、゛ああ、こんなことあったね゛って、思い出を笑って語れるのは、君にとってもいいことなんだよ」
「ライさんは、過去の記憶がないんですよね。だったら、新しい記憶を作っていけばいいじゃないですか」
ロロに続くように、ミレイがいつもの調子で、
「要するに、皆で記念写真を撮ろうって事よ」
「ミレイちゃん、直訳しすぎだと思うけど」
「そういう、ニーナだって、乗ってたじゃない。私の提案に」
「うん、そうだね。私も、ライさんと映った思い出の一枚が欲しいから」
そうして、一枚の写真を撮ることになった。
思い出が、写真として残して、アルバムには、ライの写真も入れられることとなる。
「リヴァル、準備はいい。それじゃあ、皆、余所見禁止、カメラに注目よ」
そう言ってカメラを固定して、確認し終えたリヴァルがカメラのタイマーを押して皆のほうへと急いで駆けて自分の位置へと戻った。
ライを中心としたままナナリーも混じって、撮った写真は心配したものをあわせて数枚、集合写真、ライ一人の写真、誰かと一緒の写真。
その一つ一つが、思い出に変わる。
出来上がった。生徒会の皆の移る集合写真の一枚を、ライが貰って、自室でそれを手にとったまま、ベットに腰を下ろす。
そのまま倒れこむと、長い髪がベットの上に広がったことを気にしないまま、手に持った写真を見上げていた。
いつかこの一枚が、過去の記憶となって、笑える日があるのだろうかと自分でそう思ったことに、ライの瞳は小さく笑う。
いつからか、開けた窓の外から、入り込んだ夜風が輝くライの髪をサラリと撫でる。そうして、風が触れることも気づかぬまま、ベットに横になったまま目を瞑っていた。見るのは、夢で、手から離れた写真には、皆のさまざまな表情があり、その中で照れながらも写真に写るライの表情は、困った顔ではあったけれど、とっつきにくいものではなく、穏やかなものだった。
【Ⅳ・終わり・Ⅴへ】
「リヴァルの衣装は、何?」
「看護婦さんを目指してみたの。王様を、診てあげてもよろしくてよ?」
それぞれの衣装を目にして、まず、先に声をかけたのは、シャーリーで、あってない派手なメイクでわざわざ女言葉で、両手を前に組むようにポーズを作って、リヴァルは片目を瞑った。
「ルルの衣装、似合ってるね。それは、咲世子さんの服に似てるけど、メイドさんなの?」
「何もないのかよ」
ツッコミもないままスルーされたリヴァルを置いて、視線はルルーシュへと集められていた。胸には詰め物、髪には元の色と同じロングヘアーのウィッグをつけて、視線を恥ずかしげに受け止めていた。
「あまり、じろじろ見るな」
「別にいいじゃない。此処にいる皆、衣装いつもと違うんだし、今更恥ずかしがることでもないでしょ?。あ、リヴァルは、お笑い系になってるけど、ルルーシュのは、ちゃんと可笑しくはないんだから」
「え、俺、お笑い系?可笑しいなぁ、ポーズまでつけて可愛く決めたはずなんだけどなぁ」
横でリヴァルがその事にショックを受けたらしく、考える込むように難しい顔をしていた。そんなリヴァルを呆れたように冷ややかに一瞥したルルーシュから、今度は、その後ろからやってきたロロとスザクへと周囲の視線は移る。
「ロロとスザク君のは、可愛いわね」
「あはは。えっと、ありがとうございます」
「どうも」
苦笑しながら、頬をかくスザクが着ていたのは、女悪魔の衣装だった。此方も頭にウィッグをつけているが、露出した服から腹筋やら筋肉の部分が目立っていて、本当の意味で女装姿となっていた。
無愛想に返したのは、ロロで、ウェイトレスの衣装で、ウィッグや胸に詰め物というのは何もなかった。
「礼を言うのは、可笑しいだろう。スザク」
腕を組むように、ルルーシュが言うと、ミレイがすかさず、
「ルルーシュも可愛いんだから、そんな拗ねなくても」
「なっ?!、誰が拗ねていると」
「違うの?」
「当たり前です」
「はいはい!、会長。そろそろ、メインのほうに移りたいと思っているのですが」
片手をあげるようにして、シャーリーが主張すると、
「そうね。・・・じゃあ、待ちに待ったご対面といきましょうか」
「ん?何のことだ?」
「はい、ルルーシュは、こっちこっち」
ルルーシュの背中を後ろから押すように、ライの元へと移動するミレイに、リヴァルが一人呟く。
「ご対面って?誰か他にもいるのか?」
「見ればわかるよ。リヴァル。ほら、君も行こうよ」
ミレイの後をついて行くシャーリーに、誘われるがまま、残りの皆も移動する。
「待ってください、会長。一人で歩けますから、そんなに押す必要は」
背中越しにミレイを振り返ったルルーシュに、指で前を指し示すミレイ。
訝しげに思いながらも、前を見ると、来ることに気づいたのか、椅子の向きを変えて、こちらを向いた青のチャイナドレス姿のライを見る。
一度は、ルルーシュも見たことはあるのだが、女となった身で着るチャイナドレスはやはり雰囲気が違っていた。
長い髪を二つに分けたのは、前と同じでありながらも、光に反射して本物故の綺麗さをもって、僅かに印象付ける彩られたアイラインと綺麗な唇。横へと流すように揃えられた脚、露出はチャイナドレスのスリットからチラリと覗いて見える程度で、婉美と神秘的な魅力を持つ、異国の少女となっていたのだから。
「・・・・」
魅入られたように、ライと向かい合った状態で立ち止まったルルーシュに、ミレイは口元を笑みに変え背中を押す手を離し、距離をとった。
「ライ、なのか?」
「ルルーシュ・・・・ああ、君もその衣装に。また苦い経験をさせてしまったのは、すまないと思っている」
ルルーシュの顔から、視線は、メイド服へと移って、話に聞く程度で、前の男女逆転祭りの時も、ルルーシュがそれを快く思っていないことを知って、実行犯はミレイだとしても、きっかけのようなものを与えてしまったと思ったライは、気まずそうに視線を伏せた。
「お前が謝る必要はないだろ?」
視線を上げた視界には、優しそうに目を細めたルルーシュがいた。
女装姿となっていても、声は普段どおり。
「君も嫌だったのだろう?。女装させられるのは」
「ああ、またかと、うんざりとした気分にはなったが、だが、これがお前の為のイベントだと聞かされた。それで、少しは目を瞑っているべきだと、考えが変わったんだ」
「? それはどういうことだ?」
「こうしてお前も生徒会の一員として、参加するのも悪くないと思うし、それにさ、お前の写っている写真一枚くらい残しても、損はないだろ?」
頭の後ろに両手を回すようにして、ニカッと明るく笑いかけてきたのは、リヴァルで、同調したのは、スザクだった。
「君の写真も此処に残しておこうよ。楽しいこと悲しいことでも何でも、こうやって思い出を作っておくのは、僕もいいと思う」
「そうね。まあ、恥ずかしい場面は誰だって、写真に写すこと自体、遠慮したいけどね」
カレンが、嫌な記憶でも思い出したのか、眉を顰めると、シャーリーが付け足すように、
「だけど、それを見て、将来、゛ああ、こんなことあったね゛って、思い出を笑って語れるのは、君にとってもいいことなんだよ」
「ライさんは、過去の記憶がないんですよね。だったら、新しい記憶を作っていけばいいじゃないですか」
ロロに続くように、ミレイがいつもの調子で、
「要するに、皆で記念写真を撮ろうって事よ」
「ミレイちゃん、直訳しすぎだと思うけど」
「そういう、ニーナだって、乗ってたじゃない。私の提案に」
「うん、そうだね。私も、ライさんと映った思い出の一枚が欲しいから」
そうして、一枚の写真を撮ることになった。
思い出が、写真として残して、アルバムには、ライの写真も入れられることとなる。
「リヴァル、準備はいい。それじゃあ、皆、余所見禁止、カメラに注目よ」
そう言ってカメラを固定して、確認し終えたリヴァルがカメラのタイマーを押して皆のほうへと急いで駆けて自分の位置へと戻った。
ライを中心としたままナナリーも混じって、撮った写真は心配したものをあわせて数枚、集合写真、ライ一人の写真、誰かと一緒の写真。
その一つ一つが、思い出に変わる。
出来上がった。生徒会の皆の移る集合写真の一枚を、ライが貰って、自室でそれを手にとったまま、ベットに腰を下ろす。
そのまま倒れこむと、長い髪がベットの上に広がったことを気にしないまま、手に持った写真を見上げていた。
いつかこの一枚が、過去の記憶となって、笑える日があるのだろうかと自分でそう思ったことに、ライの瞳は小さく笑う。
いつからか、開けた窓の外から、入り込んだ夜風が輝くライの髪をサラリと撫でる。そうして、風が触れることも気づかぬまま、ベットに横になったまま目を瞑っていた。見るのは、夢で、手から離れた写真には、皆のさまざまな表情があり、その中で照れながらも写真に写るライの表情は、困った顔ではあったけれど、とっつきにくいものではなく、穏やかなものだった。
【Ⅳ・終わり・Ⅴへ】
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