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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
嘘に沈められたホント
「お、お前、いつからそういう趣向に?!。以前は彼女が欲しいって、しかも付き合うなら巨乳が好みだとか嬉々と話してたじゃねぇかよ!」
驚きを隠せない様子のリヴァルに、まあそういう反応があるだろうなとわかっていたジェヒューは、言ってしまった後、持つ論今のは冗談だと言えば良かったのだが、もしかしたらあの少年の事を知っている可能性を考えてあえて弁解はしなかった。
「俺もずっとそう思っていたんだが、明日は何があるのかわかったものじゃないと、今身に沁みて実感しているところだ」
遠い目をするジェヒューに、若干ひくリヴァル。
「へっへぇ。んで、知りたいって言うのは、やっぱり男の事なのか?」
「ああ、知っているかどうかお前にまず確認をとりたいんだ。あの、副会長の隣にいる・・・銀髪の美人さんはお前の情報内に入ってるか?」
窓の外を指差すのを視線で追いかけてリヴァルは、ルルーシュの隣?っと首をかしげてああっと声をもらし、
「(銀髪の美人?)なんだ。ライの事か」
「ライ?(ライというのか。覚えておこう)知っているのか」
「そりゃまあ、生徒会のメンバーなら事情を踏まえて知ってはいるわな」
「(生徒会メンバーも知ってる?転校生か?何を持って彼の事情を知っているのか気になるところだな)知っている事だけでもいい。教えて欲しい!」
「食いつくな。確かに、ライなら学園内でもそうそう出会う機会少ないからな。それで気になってたんだろ?」
好きだから知りたいのではなく、見慣れぬ生徒に興味を覚えての事だろうと勘違いしたリヴァルに、ホモ扱いは避けたいジェヒューは、否定することなく頷いた。
「んで、教えてあげたいのは山々なんだが・・・」
「情報量によっては、金を払うぞ」
「しょーがねぇな。それじゃあっ、と言いたいところだけども、俺もライの事には詳しくないんだな。これが」
「本当にか?」
「本当だって。だから、お前に納得できる情報渡せない代わりに、これやるよ」
本当に知らないのか言葉を濁したリヴァルに、ジェヒューは疑いかけるものの、ライの(隠し撮りと思わしき)写真を入手したのでとりあえずそれで手を打つことにした。
写真でも、出会うことの少なく、しかも近くライの顔が見られるのは嬉しくて、ジェヒューは頬が緩んでしまったが、リヴァルの痛い視線に気づいて顔を引き締めた。
ちなみに、やると言っておきながら、写真料はきっちりと払わされたことは言うまでもない。
立ち去るジェヒューを見届け、もう一度ルルーシュ達の方へと顔を向けたリヴァルは、ぼそりと本音を口にした。
「マジになる前に、ライには既に恋人がいて、今も熱愛中だから入る隙はないよと、忠告すべきだったかな」
そんな重要な情報を聞き逃したことなど、嬉しそうに写真を眺めたたままのジェヒューは知らないのだった。
終わり