コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2012/01/02 (Mon)
深海を頭上に空を真下に
「み~つけた。ふふっ、姿が見られないのは残念ですけどね」
驚いて見上げたライには、小さな少女が映る。
陸を支配し、海の生き物でさえも捕食する生物、どんな凶暴な容姿なのかと思ったが、見掛けは自分達と変わりない姿の子供だった。
しかも、どういうわけか目は閉じたまま、本当に見えないのかどうかまではわからなかったが、危険は去ったわけではないと気を引き締めライは警戒心を強める。
「君の目は僕を映していないのか」
「はい。目は見えませんけど、貴方の気配と声と雰囲気でぼんやりとわかりますよ。貴方はいい人ですから、恐がる心配はなかったです」
「いい人・・・?(同類ではないのに、害がないと言い切れるのか)何故、そう思うんだ」
「だって、近づくなとは言いましたけど、近づいたら何かすると入ってませんし、それに、貴方の声はとっても綺麗で優しいからでしょうか。お友達になれればと思って近づいちゃいました」
警戒心もなく近づいてき理由は、ただ友達になりたいからだと微笑む顔で言われ、ライは聞いていた話と全く違う展開に困惑を浮かべた。
少しずつ仲良くなっていくことをこの先知らないが、それが二人の初めての出会いだった。
藍の水中と青い空の見える地上を行き来するきっかけは一人の少女との出会いによる些細なものだったが、それは日課になりつつある頃、ライの住む世界アマランスでは、地上をおおよそ支配する人間達からの実害について話し合いがなされた。
環境汚染と大量の捕獲による魚介類の減少、初めは地上だけだった人間が海の世界まで関与し始め、影響を受けていることに、心の奥、着実に燃えさかる憤りは人魚達の憎悪を強くしていく。
ライもそれをひしひしと感じるままに、その声に耳を傾けてはいたが、無言で背を向けた。
平穏で静かだった頃よりも、ギスギスしだした切羽詰った雰囲気に大人達がなり始めた頃、カレンは途中席を外した
ライを追いかける。
「待って、ライ」
立ち止まるままに振り返ったライは、普段と変わらない無表情ではあったが、瞳がどこか複雑な感情を思っているように見えた。
ライは物静かでわかりづらいが、誰よりも心優しい性格であることを幼い頃に許婚として顔を合わせてからカレンは知っていたから、女子供が人を恐れていることにも男達が人間に対してよくない感情を持っていることも知っているうえでも、賛同は出来ずにいるライに責める言葉はなかった。
続く
深海を頭上に空を真下に
「み~つけた。ふふっ、姿が見られないのは残念ですけどね」
驚いて見上げたライには、小さな少女が映る。
陸を支配し、海の生き物でさえも捕食する生物、どんな凶暴な容姿なのかと思ったが、見掛けは自分達と変わりない姿の子供だった。
しかも、どういうわけか目は閉じたまま、本当に見えないのかどうかまではわからなかったが、危険は去ったわけではないと気を引き締めライは警戒心を強める。
「君の目は僕を映していないのか」
「はい。目は見えませんけど、貴方の気配と声と雰囲気でぼんやりとわかりますよ。貴方はいい人ですから、恐がる心配はなかったです」
「いい人・・・?(同類ではないのに、害がないと言い切れるのか)何故、そう思うんだ」
「だって、近づくなとは言いましたけど、近づいたら何かすると入ってませんし、それに、貴方の声はとっても綺麗で優しいからでしょうか。お友達になれればと思って近づいちゃいました」
警戒心もなく近づいてき理由は、ただ友達になりたいからだと微笑む顔で言われ、ライは聞いていた話と全く違う展開に困惑を浮かべた。
少しずつ仲良くなっていくことをこの先知らないが、それが二人の初めての出会いだった。
藍の水中と青い空の見える地上を行き来するきっかけは一人の少女との出会いによる些細なものだったが、それは日課になりつつある頃、ライの住む世界アマランスでは、地上をおおよそ支配する人間達からの実害について話し合いがなされた。
環境汚染と大量の捕獲による魚介類の減少、初めは地上だけだった人間が海の世界まで関与し始め、影響を受けていることに、心の奥、着実に燃えさかる憤りは人魚達の憎悪を強くしていく。
ライもそれをひしひしと感じるままに、その声に耳を傾けてはいたが、無言で背を向けた。
平穏で静かだった頃よりも、ギスギスしだした切羽詰った雰囲気に大人達がなり始めた頃、カレンは途中席を外した
ライを追いかける。
「待って、ライ」
立ち止まるままに振り返ったライは、普段と変わらない無表情ではあったが、瞳がどこか複雑な感情を思っているように見えた。
ライは物静かでわかりづらいが、誰よりも心優しい性格であることを幼い頃に許婚として顔を合わせてからカレンは知っていたから、女子供が人を恐れていることにも男達が人間に対してよくない感情を持っていることも知っているうえでも、賛同は出来ずにいるライに責める言葉はなかった。
続く
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