コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2011/12/05 (Mon)
何をする為の両手でしょうか
「ライ。此処にナナリーが入ってきただろ? どこにいるか知らないか」
ライに近づいてきながらルルーシュは、いつもの冷静さはどこへやら、何かに怒った様子で訊ねる。
多分、ナナリーがまた悪戯でもしたのだろう。
そう思いつつも、後ろからしーっと口元に指を当て、自分はいないというアピールをしたいらしいナナリーに、妹思いのルルーシュほどではないが、それでも妹を可愛がるところには違いのないもう一人の兄は口を開いた。
「何かされたのか?」
「今日で、三度目だ」
頭がよくチェスも強いルルーシュであるのだが、どうにも妹には甘いところがあるらしいというか、イレギュラーを苦手とするせいか、ユーフェミアやナナリーの悪戯によく引っかかる。
それがプライドにいたく触るのか不愉快に眉を寄せていた。
「ナナリーを見つけたら、君はどうするつもりなんだ」
「まずは、説教だな。ナナリーのおてんばはごく少数の貴族内部には知られてるから、僕はともかく、他のものにいらぬ悪戯を仕掛けて、目をつけられないためにも、一つ言ってやるつもりだが」
「だ、そうだぞ。ナナリー」
「あー、ライ!。私黙ってて合図したのに」
のそのそと床を這い蹲るようにして逃げていたナナリーは、不満そうにぷくっと頬を膨らませ抗議するのだが、ライは涼しい顔で言った。
「僕もルルーシュの意見に賛成なんだ」
「ライはなんだかいつも、お兄様ばかりに肩を持っている気がして、私だって妹なのにお兄様がずるい」
テクテクと歩いてきたナナリーは、ライの座る椅子に掴み、その手を重ね顔を覗かせた。
「そう、だろうか」
「当たり前だろ。僕とライはこの世に一人しかいない。片割れだ。同じ考えを持ったとしても不思議ではないが、比べるまでもなく二人とも大事な存在だよ」
目を瞬かせたライと違い、ルルーシュはそっとナナリーとは反対に歩み寄り、ライの手に触れながら目を細めて二人を交互に見た。
「本当に?」
「ああ。・・・なぁ、ライもそう思わないか?」
左右に挟まれるようにして、二人の視線を浴びて、ライは本をパタリと閉じたのと同時に、一瞬目を瞑ってから、
「うん。二人とも好きだよ」
と穏やかに口元をゆめるて口にした途端。
「私も大好き!」
ナナリーが笑顔全快にライに抱きついて愛を伝える。
その後、最初は二人を微笑ましく見ていたのだが、いつまでも離れようとしないナナリーに、ルルーシュが二人にわってはいって、ライをめぐる争いの中、のほほんとした顔でやってきたユーフェミアが、ライを誘って外に連れ出すまでに時間はかからなかった。
続
「ライ。此処にナナリーが入ってきただろ? どこにいるか知らないか」
ライに近づいてきながらルルーシュは、いつもの冷静さはどこへやら、何かに怒った様子で訊ねる。
多分、ナナリーがまた悪戯でもしたのだろう。
そう思いつつも、後ろからしーっと口元に指を当て、自分はいないというアピールをしたいらしいナナリーに、妹思いのルルーシュほどではないが、それでも妹を可愛がるところには違いのないもう一人の兄は口を開いた。
「何かされたのか?」
「今日で、三度目だ」
頭がよくチェスも強いルルーシュであるのだが、どうにも妹には甘いところがあるらしいというか、イレギュラーを苦手とするせいか、ユーフェミアやナナリーの悪戯によく引っかかる。
それがプライドにいたく触るのか不愉快に眉を寄せていた。
「ナナリーを見つけたら、君はどうするつもりなんだ」
「まずは、説教だな。ナナリーのおてんばはごく少数の貴族内部には知られてるから、僕はともかく、他のものにいらぬ悪戯を仕掛けて、目をつけられないためにも、一つ言ってやるつもりだが」
「だ、そうだぞ。ナナリー」
「あー、ライ!。私黙ってて合図したのに」
のそのそと床を這い蹲るようにして逃げていたナナリーは、不満そうにぷくっと頬を膨らませ抗議するのだが、ライは涼しい顔で言った。
「僕もルルーシュの意見に賛成なんだ」
「ライはなんだかいつも、お兄様ばかりに肩を持っている気がして、私だって妹なのにお兄様がずるい」
テクテクと歩いてきたナナリーは、ライの座る椅子に掴み、その手を重ね顔を覗かせた。
「そう、だろうか」
「当たり前だろ。僕とライはこの世に一人しかいない。片割れだ。同じ考えを持ったとしても不思議ではないが、比べるまでもなく二人とも大事な存在だよ」
目を瞬かせたライと違い、ルルーシュはそっとナナリーとは反対に歩み寄り、ライの手に触れながら目を細めて二人を交互に見た。
「本当に?」
「ああ。・・・なぁ、ライもそう思わないか?」
左右に挟まれるようにして、二人の視線を浴びて、ライは本をパタリと閉じたのと同時に、一瞬目を瞑ってから、
「うん。二人とも好きだよ」
と穏やかに口元をゆめるて口にした途端。
「私も大好き!」
ナナリーが笑顔全快にライに抱きついて愛を伝える。
その後、最初は二人を微笑ましく見ていたのだが、いつまでも離れようとしないナナリーに、ルルーシュが二人にわってはいって、ライをめぐる争いの中、のほほんとした顔でやってきたユーフェミアが、ライを誘って外に連れ出すまでに時間はかからなかった。
続
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