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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★2011/12/01 (Thu)
訪問者様、拍手を押してくださった方、ありがとうございます。
スザク×ライです。
お話は、続きからになります。

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友情って食べれますか?



 先ほどから手の中に持っている折り紙をライの前に差し出す。


「これは?」

「ナナリーからだよ。君の事を心配してね。『ちゃんと安静して、そうしてよくなったらまた私の部屋に遊びに来てください。貴方の好きな紅茶を用意して待ってます』だってさ」


 咲世子から託された伝言をそのまま伝えると、上半身を起こしてピンク色の折鶴を手にしたライはそれを見つめ、少しだけ何かを思い出したかのように微笑を目元に浮かべるのを見て、スザクも喜んでいることを知り笑みを浮かべる。


「今日はどこにも行かず寝ているしかなくなったな」

「うん。生徒会業務の事は後の皆に任せて、君は早く病気を治すことに専念しないとね。もし、君がベットを抜け出すような事は僕がさせないからね」


 後半冗談交じりのスザクの口調に、ライは目を瞬かせたが、周囲の気遣いと優しさに触れて、少し照れを浮かべたような表情で小さく笑った。
 先ほどよりも頬が赤いのに気づいて、スザクは手を伸ばす。
 暑いせいかいつもよりひんやりと冷たく感じるスザクの手に、気持ちよさそうに目を瞑るライ。
 普段、近づくだけで一歩後ろに下がるようにして距離をとり、人一倍警戒心の強いライが、病気で弱ってるせいもあって、無防備な態度に違う魅力を見つけ、スザクは躊躇いつつも触れてみたい気持ちを募らせる。

 部屋には二人きり。
 時計の針だけがチクタクと音を刻む音だけが、やけに静かな部屋に聞こえてきた。


 体温を測って、薬を飲ませてからも、体内で免疫細胞と薬の効果で、いつも以上に熱にあがった瞳で、苦しそうに呼吸を乱す声が部屋に響いた。
 ベットに横なったまま、今の様子を見ても部屋から抜け出してまで仕事に戻るとは思えず、スザクは立ち下がるのかと思いきや、ライの傍にいた。
 熱を冷ますために水でぬらして絞ったタオルを取り替えるために此処にいるとも捉えられるが、何よりスザクが自分の意志でここに留まる理由があったからだった。 何かできるわけじゃないけれど、傍にいたいその思いが今のスザクを此処に居座らせる。


「はぁ、スザク。風邪が移るから、部屋に戻って」

「移るって、君は心配しなくても大丈夫だよ。それに」

「僕はこの、状態だ。手伝えることはない。後は君の言うように安静にする、だけだ。どこにも行かないから安心してくれ」


 掠れた声で、熱を含んだ瞳で、スザクを見上げて言うライに、そうして一人でも大丈夫だと気丈を見せる姿に昔の自分を重ねたのもあるのだが、放っておけないと庇護心と無自覚に誘発させるライの色香に狭間に揺れてスザクは顔をゆがめる。
 ライは友人だと自分でも言っていたなのに、今はライに欲情している事にスザクは気づいた。
 そんな場合でもないのに、ライがそれを求めているわけでもないし、ライに友人として好きだと次げた事はあっても、恋愛の意味で好きだとは思ってもなかった。
 けれど、気づいてしまった今、その思いを隠すことは出来ず、スザクは自分でも思っても見ないことを口にしていた。 


「君が辛いのは僕も苦しいから、風邪僕にくれないかな」

「スザク・・・? 何を言ってるんだ」


 何かの冗談だと思ってライはスザクを見つめるが、その表情はけして冗談を口にしているものではなかった。
 


続く

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