----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
動機さえあれば他に何も要らない
クラブハウスの玄関前で、まっすぐに凛とした後姿を見かけたスザクは、駆け寄るようにして名前を呼んだ。
「ライ!」
サラリと振り返ると穢れの知らない白い肌に、僅かに揺れる白銀の髪がかかる。
太陽の光に反射して映りまるで天使の輪み身たいにキラキラと輝いて見えた。
いつもの見慣れた制服もいいんだけど、ミレイにプレゼントされたと思わしき、私服はシャッにズボンと質素ながらも高級感のある装いながら、すらりとしたライが着るとどうにもサマになっていてスザクは、新鮮な気持ちで見惚れた。
「っ、偶然だね。君はこれからどこかに出かけるところかい?」
見つけた途端、足が動いていたのもあるが、息を切らせてつつも一瞬見惚れたことを隠すように、笑顔のスザクを不思議そうにライは目を瞬かせた。
「ああ・・・今から外出するところだ」
「そうなんだ(じゃあ、僕も一緒にって言えばデートに、いや、友達っと言っておいてそれは変だよね。じゃあ、他に)。僕もこ」
少しの間だけでもライと過ごしたいと思っていたスザクが、誘い言葉をかけるのをタイミングよく、カレンの声が横から割り込んできた。
「御待たせ。ライ」
「えっ、カレン?」
しかも、よく見るといつもの制服ではなく、まあ、休日だから私服姿であることには、可笑しくはないものの、髪留めやらブレスレットやらと普段よりも何気にお洒落しているように見えるのがスザクの中で引っかかった。
二人とも私服+外で待ち合わせ+外出イコール。何か嫌な答えが出た気がしたが、スザクは心で否定して二人に尋ねてみた。すると、案の定。
「私、これからライとの約束で案内がてら、街に出かけることになったのよ」
最初は嫌がっていたはずのカレンさえも、ライと接触を増やすうちに友好的に進展しているようだった。
続く