コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2011/11/16 (Wed)
まばたきのあいだだけ、やさしく
目が見えないことで不憫さはあったけれど、それなりに人とは違うものは幾分か強く感じていた。
世界に光が差すと同じく、目を開いて色んな物が見えるようになっていったのだけれど、やっぱり見えないものはある。
それは目が見えなかったときと等しく、人の心は見えない。
並木道の紅葉の下、見上げると夜空と照明で仄かに明るく照らされた木々の色が混ざりあり、昼とは違う鮮やかな色を見せる。
ふぅっと吹いた風は、少し肌寒く俯いてナナリーは暖めるように手の甲を擦ると、覆いかぶさるように影が差して、顔をあげると幻影でもなくライがそこに立っていた。
それだけでナナリーの頬は緩み、笑顔へと変えるだけの効果を齎す。
「ライさん」
ライと共に兄を説得し、アッシュフォード学園での学生へとなり、友達も以前よりも出来始めた頃。
恋人なってからも距離感というべきか、いつも一緒にいることにかわれはないが、それでも時折仕事で離れてしまうことを寂しく思いながら、今は二人きりの時間を有意義に過ごすことに心がける。
寂しさを何倍もの嬉しさに変えて、仕返しに甘えるのだ。
しっかりとしているようで、やっぱり年頃の娘であり、甘えたいところもあるのは拭いきれないからだ。
それが無条件に許されることを知って、ナナリーは車椅子で近づくと、抱きつくことは一人では出来ないので、そっと手を伸ばす。
無言で小さく笑うように目を細めたライは、同じように手を伸ばすと、ナナリーはそっと指を絡めるように握りしめた。
もう少し傍にいたいと言うナナリーに、これから何処へ出かけようかと尋ねてきたライへと、散歩がしたいと言って出かけた先は、公園だった。
秋で葉も色づいて綺麗だったが、夜だからか人は少なく、街の音も車の雑踏の音も遠くて、とても静かで、世界中から切り離されたようなそんな錯覚を覚えながらも、二人はゆっくりと公園内を歩いていた。
まばたきのあいだだけ、やさしく
目が見えないことで不憫さはあったけれど、それなりに人とは違うものは幾分か強く感じていた。
世界に光が差すと同じく、目を開いて色んな物が見えるようになっていったのだけれど、やっぱり見えないものはある。
それは目が見えなかったときと等しく、人の心は見えない。
並木道の紅葉の下、見上げると夜空と照明で仄かに明るく照らされた木々の色が混ざりあり、昼とは違う鮮やかな色を見せる。
ふぅっと吹いた風は、少し肌寒く俯いてナナリーは暖めるように手の甲を擦ると、覆いかぶさるように影が差して、顔をあげると幻影でもなくライがそこに立っていた。
それだけでナナリーの頬は緩み、笑顔へと変えるだけの効果を齎す。
「ライさん」
ライと共に兄を説得し、アッシュフォード学園での学生へとなり、友達も以前よりも出来始めた頃。
恋人なってからも距離感というべきか、いつも一緒にいることにかわれはないが、それでも時折仕事で離れてしまうことを寂しく思いながら、今は二人きりの時間を有意義に過ごすことに心がける。
寂しさを何倍もの嬉しさに変えて、仕返しに甘えるのだ。
しっかりとしているようで、やっぱり年頃の娘であり、甘えたいところもあるのは拭いきれないからだ。
それが無条件に許されることを知って、ナナリーは車椅子で近づくと、抱きつくことは一人では出来ないので、そっと手を伸ばす。
無言で小さく笑うように目を細めたライは、同じように手を伸ばすと、ナナリーはそっと指を絡めるように握りしめた。
もう少し傍にいたいと言うナナリーに、これから何処へ出かけようかと尋ねてきたライへと、散歩がしたいと言って出かけた先は、公園だった。
秋で葉も色づいて綺麗だったが、夜だからか人は少なく、街の音も車の雑踏の音も遠くて、とても静かで、世界中から切り離されたようなそんな錯覚を覚えながらも、二人はゆっくりと公園内を歩いていた。
PR
この記事にコメントする