コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2011/12/08 (Thu)
言葉は想いに 半歩足りない
目線をナナリーに落すライに、ルルーシュはその白い手を握りしめた。
「僕は元々貴族のやり方に賛同したことはない。勉強、乗馬、礼儀作法を普段どおり学ぶことは変わらないが、ライに会いに来るのは他の誰の命令でもないただの僕の意志だ。ライがどんなに拒否しても僕は会いに行く」
力強く握りしめるルルーシュの手に、ライは僅かに揺れた銀色の瞳で見つめていると、
「私もです」
その手に重ねるようにナナリーも握りしめてきた。
二人の手がとても温かいものだと知りつつも、心内の弱さをこの場で吐き掛けそうになったのだが、その気持ちを押さえつけて、ライは冷静さを取り戻す。
守るべきものを再確認したからだった。
「そうだな。それからユフィも此処には来ていないが僕と同じようなことを言うはずだから、ライは今までどおりいればいい。これは僕たちが好きでやっていることなんだから」
「ルルーシュ」
少しだけ低いライの頭に手を伸ばし、撫でる様に柔らかな銀髪に触れながら、ルルーシュは優しく言った。
「使用人が探し回る前に、今日は帰る。またな」
「うん」
手を離すように離れたルルーシュであったが、スカートの裾をつかんだまま、寂しさを湛えるように俯くナナリーは、泣くのを堪えているように見えた。
兄は一人じゃない。ライだって、兄であり、大切な人なのだ。
離れたくないまだ此処にいたいというのが本音なのだろうと、ライは優しく目を細めてその場にしゃがみこむようにしてナナリーを見つめた。
続く
目線をナナリーに落すライに、ルルーシュはその白い手を握りしめた。
「僕は元々貴族のやり方に賛同したことはない。勉強、乗馬、礼儀作法を普段どおり学ぶことは変わらないが、ライに会いに来るのは他の誰の命令でもないただの僕の意志だ。ライがどんなに拒否しても僕は会いに行く」
力強く握りしめるルルーシュの手に、ライは僅かに揺れた銀色の瞳で見つめていると、
「私もです」
その手に重ねるようにナナリーも握りしめてきた。
二人の手がとても温かいものだと知りつつも、心内の弱さをこの場で吐き掛けそうになったのだが、その気持ちを押さえつけて、ライは冷静さを取り戻す。
守るべきものを再確認したからだった。
「そうだな。それからユフィも此処には来ていないが僕と同じようなことを言うはずだから、ライは今までどおりいればいい。これは僕たちが好きでやっていることなんだから」
「ルルーシュ」
少しだけ低いライの頭に手を伸ばし、撫でる様に柔らかな銀髪に触れながら、ルルーシュは優しく言った。
「使用人が探し回る前に、今日は帰る。またな」
「うん」
手を離すように離れたルルーシュであったが、スカートの裾をつかんだまま、寂しさを湛えるように俯くナナリーは、泣くのを堪えているように見えた。
兄は一人じゃない。ライだって、兄であり、大切な人なのだ。
離れたくないまだ此処にいたいというのが本音なのだろうと、ライは優しく目を細めてその場にしゃがみこむようにしてナナリーを見つめた。
続く
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