コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2010/03/17 (Wed)
にょたライ番外編投票にて、「今の自分と過去の自分の対面」という面白そうなネタを頂きました。
追加コメント含めて、ありがとうございます。
過去のライをどういう風にしていくか、決定しておりませんが、
ライ×ライ(女体化)です。
お話は、続きからになります。
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追加コメント含めて、ありがとうございます。
過去のライをどういう風にしていくか、決定しておりませんが、
ライ×ライ(女体化)です。
お話は、続きからになります。
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Girls Dream of bubble・番外編 君がいるから僕がいる
真夜中に訪れる者がいるならば、それは幽霊か不審者に違いないけれど、それは自分自身の場合、一体何に該当するのだろう。
自室にてくつろいでいたライは、サイドテーブルに置かれた時計を眺めて、明日に備える方を選んだらしく、読んでいた本を閉じると寝る支度を始めた。
カチカチと時計の針だけが静かな中に聞こえてくるけれど、ライはいつもどおり着替えを始めていたのだが、可笑しくなったときはそのときだ。
ピシッと軋む音が耳に届き、音のほうへと振り向けば大きな窓があった。
凝視してもそれから何の反応もないことに、気のせいかと小首をかしげ、服のすれる音共に脱ぎ始め、制服のスカートに手をかけて下へとおろす。
制服をベットの上に畳むようにして、それからシャツへと手を通す間に、振動のようにがたがたと揺れる音と、やはり背後から鏡にひびが入るような嫌な音を聞いて、窓からなのは間違いないではなかったとライは瞬時に後ろを振り向く。
ひび割れていく硝子が部屋に散らばるまでが早かった。
止める手段もなく、一瞬の出来事でライは遠ざかるように後ろに飛び乗ることも出来ず、腕をクロスするようにして顔だけは鏡の破片から守った。
床へと散らばった硝子の破片に多少のかすり傷を作りながら、衝撃が止むと、ぎゅっと目を瞑っていたライは目を開いて、腕を下ろすようにその現状を把握する。
爆風の後のように床や家具に破片が散らばっていた。
振動があったことから、地震ではないかと考えたのだが、あの時は部屋全体ではなく窓だけが特に揺れているように思えた。
超常現象で一部のものが動いたりすることがあると本に記されていた記憶が蘇るのだが、それが正解だとは限らないわけで、もう一つの可能性。
特殊な力を持つギアスによるものなのかということだった。
だとしても、ライのギアスは人に影響を与えるもののみ物理現象に有効的な力ではない故に、他の誰かが意図的に起こしたと考えられるのだが、それよりもライには無視できない問題があった。
散らばった破片の上に倒れている男の姿が、ライは目を離せられず表情には珍しく驚愕を浮かべていた。
信じられないことに倒れている男には、見覚えがあるどころか、女に変わる前の男だった自分の姿であり、学園の皆と出会った頃の拘束服だったのだから、ライが驚くのも無理はなかった。
記憶喪失のせいで、兄弟がもしくは双子いると可能性は考えられなくもなかったけれど、自分自身だからこそわかるのが、別の似ている人とも思えず。
コレは僕自身だとわけもなくライは確信したのだ。
夜中、それも窓から入ってきた昔の自分との再会と、現実では起こりえない現状を前にして、ライの瞳は戸惑うように揺れていた。
自分の知らぬところで何が起こっているのかはわからなかったけれど、今は倒れてる昔の自分に駆け寄り、息があるのかを確認する。
ぐったりとしたまま反応はないものの、気絶しているだけのようなので、ライは破片をのけるようにしてまずは移動させた。
女となってから力も弱くなったライが運ぶには限度があったが、自分の肩に手をかけさせるようにして支えながら、ベットに寝かせた。
あんなに散らばった破片の中にいたというのに、男には傷一つないのが不思議だったが、運ぶときにもっと怖かったのは思ったよりもいや、男性にしては軽いということだった。
学園に紛れ込んだ当初の自分ははっきりと意識してはいないけれど、此処まで軽かったのだろうかと不安を覚えた。
だからこそ、ミレイがクラブハウス内に保護すると進言したのかもしれない。
ベットに横になったままの過去の自分を見下ろして、下は同じなのに体型と声と力だけは以前のままでいられなくなったことに、複雑な顔をしていた。
自分が戻りたいと願う姿がそこにあるのに、それは自分ではない現実に直面したのだ。
ミレイの性格を思えば、一人増えたとて気兼ねなく受けいれてくれるとは思うけれど、一人で抱え込むのには慣れているがそれは自分の意思があるからで、もう一人の自分の事はわからない。
しかし、これ以上の迷惑をミレイ達にかけたくないというのも本音だった。
夢であれば楽だけれど、手に伝わった人肌と重さは現実味を置いて無視するわけにいかず、ライは途中で止まってしまった着替えを終え、散らかったままの硝子の破片を片付けていった。
そして、夜風の入り込む大きな穴の開いた窓とベットに横たわる自分とを見比べて、考え込むように無言で思案していた。
夜の空に映る三日月は、ぼやけた白ではなく不気味な赤みをおびて、まるでその出来事を嘲笑する様に雲の間からその姿をのぞかせていた。
[留め]
真夜中に訪れる者がいるならば、それは幽霊か不審者に違いないけれど、それは自分自身の場合、一体何に該当するのだろう。
自室にてくつろいでいたライは、サイドテーブルに置かれた時計を眺めて、明日に備える方を選んだらしく、読んでいた本を閉じると寝る支度を始めた。
カチカチと時計の針だけが静かな中に聞こえてくるけれど、ライはいつもどおり着替えを始めていたのだが、可笑しくなったときはそのときだ。
ピシッと軋む音が耳に届き、音のほうへと振り向けば大きな窓があった。
凝視してもそれから何の反応もないことに、気のせいかと小首をかしげ、服のすれる音共に脱ぎ始め、制服のスカートに手をかけて下へとおろす。
制服をベットの上に畳むようにして、それからシャツへと手を通す間に、振動のようにがたがたと揺れる音と、やはり背後から鏡にひびが入るような嫌な音を聞いて、窓からなのは間違いないではなかったとライは瞬時に後ろを振り向く。
ひび割れていく硝子が部屋に散らばるまでが早かった。
止める手段もなく、一瞬の出来事でライは遠ざかるように後ろに飛び乗ることも出来ず、腕をクロスするようにして顔だけは鏡の破片から守った。
床へと散らばった硝子の破片に多少のかすり傷を作りながら、衝撃が止むと、ぎゅっと目を瞑っていたライは目を開いて、腕を下ろすようにその現状を把握する。
爆風の後のように床や家具に破片が散らばっていた。
振動があったことから、地震ではないかと考えたのだが、あの時は部屋全体ではなく窓だけが特に揺れているように思えた。
超常現象で一部のものが動いたりすることがあると本に記されていた記憶が蘇るのだが、それが正解だとは限らないわけで、もう一つの可能性。
特殊な力を持つギアスによるものなのかということだった。
だとしても、ライのギアスは人に影響を与えるもののみ物理現象に有効的な力ではない故に、他の誰かが意図的に起こしたと考えられるのだが、それよりもライには無視できない問題があった。
散らばった破片の上に倒れている男の姿が、ライは目を離せられず表情には珍しく驚愕を浮かべていた。
信じられないことに倒れている男には、見覚えがあるどころか、女に変わる前の男だった自分の姿であり、学園の皆と出会った頃の拘束服だったのだから、ライが驚くのも無理はなかった。
記憶喪失のせいで、兄弟がもしくは双子いると可能性は考えられなくもなかったけれど、自分自身だからこそわかるのが、別の似ている人とも思えず。
コレは僕自身だとわけもなくライは確信したのだ。
夜中、それも窓から入ってきた昔の自分との再会と、現実では起こりえない現状を前にして、ライの瞳は戸惑うように揺れていた。
自分の知らぬところで何が起こっているのかはわからなかったけれど、今は倒れてる昔の自分に駆け寄り、息があるのかを確認する。
ぐったりとしたまま反応はないものの、気絶しているだけのようなので、ライは破片をのけるようにしてまずは移動させた。
女となってから力も弱くなったライが運ぶには限度があったが、自分の肩に手をかけさせるようにして支えながら、ベットに寝かせた。
あんなに散らばった破片の中にいたというのに、男には傷一つないのが不思議だったが、運ぶときにもっと怖かったのは思ったよりもいや、男性にしては軽いということだった。
学園に紛れ込んだ当初の自分ははっきりと意識してはいないけれど、此処まで軽かったのだろうかと不安を覚えた。
だからこそ、ミレイがクラブハウス内に保護すると進言したのかもしれない。
ベットに横になったままの過去の自分を見下ろして、下は同じなのに体型と声と力だけは以前のままでいられなくなったことに、複雑な顔をしていた。
自分が戻りたいと願う姿がそこにあるのに、それは自分ではない現実に直面したのだ。
ミレイの性格を思えば、一人増えたとて気兼ねなく受けいれてくれるとは思うけれど、一人で抱え込むのには慣れているがそれは自分の意思があるからで、もう一人の自分の事はわからない。
しかし、これ以上の迷惑をミレイ達にかけたくないというのも本音だった。
夢であれば楽だけれど、手に伝わった人肌と重さは現実味を置いて無視するわけにいかず、ライは途中で止まってしまった着替えを終え、散らかったままの硝子の破片を片付けていった。
そして、夜風の入り込む大きな穴の開いた窓とベットに横たわる自分とを見比べて、考え込むように無言で思案していた。
夜の空に映る三日月は、ぼやけた白ではなく不気味な赤みをおびて、まるでその出来事を嘲笑する様に雲の間からその姿をのぞかせていた。
[留め]
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