コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
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----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2010/03/11 (Thu)
まずは、拍手くださった方へありがとう
女体化ライ番外編で読みたい投票への票入れや
コメントも入ってあったので嬉しさ倍増ですが、
ありがとうございました。
投票内のコメントにあった、希望で、
ロロ×ライ(女体化)です。
恋人設定のお話は、続きからになります。
拍手を送る
女体化ライ番外編で読みたい投票への票入れや
コメントも入ってあったので嬉しさ倍増ですが、
ありがとうございました。
投票内のコメントにあった、希望で、
ロロ×ライ(女体化)です。
恋人設定のお話は、続きからになります。
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Girls Dream of bubble・番外編 光と隣り合わせの闇
聞きなれた自分の名前が、呼ぶ相手によって変わることに気づいたのは、特別な人に呼ばれたときにだけ。
「ロロ」
視線を周囲へと向けるよう意識を集中していたロロへと、呼びかけるライの心配げな声に我に返ると、
「どうした?」
「いえ、なんでもないですよ」
学園内でもライの方が色んな意味で追い回されてる時間のほうが多く、二人きりとなる時間も限られる中で、やってきた保健室。
任務中に不注意にも怪我をしてしまったロロの手は、たいした傷だと思ったわけでもなかったが、絆創膏を幾つか貼った指をライに見つかってしまった。
手当てをするのは、保険医のいないのもあって、ライが代わりにすることとなった。
少しだけ細くなったライの繊手が、器用に消毒を施し広がらないようにと大きめの絆創膏を貼っていく仕草に、ロロは凝視していた。
白く傷一つないライの手と、洗い流してはいるものの目には見えない血で汚れた自分の手を見比べ、今までは考えたことはなかったけれど、自分の方がより汚れているように感じられ、小さなロロは劣等感を抱いて表情をゆがめる。
以前なら、そんなことすら考えなかったのに。
だが、丁度消毒をしていたライは、傷に沁みたのかと顔を上げて、ロロの顔を覗き込む。
「・・・痛むのか?」
「いえ、大丈夫ですよ」
気持ちを悟らせたくなくて、けれど表情を隠せるほど上手くはなくて、顔を背けたロロに、ライは無言でとめた手当てを進めた。
人が話したくないときに無理やり聞き出そうとはしないのは、ライも同じ気持ちを知っているからだろうけれど、そこに優しさが感じられる。
嘘をつくよりもその場でその人間を消し去る方法ばかり選んでいたロロには、一種の自己防衛のように黙り込んでしまうものがあった。
ロロの指には自分で巻いたのとどこか違って見える真新しい絆創膏があり、それに少しだけライの温もりが残っていてそれを確かめるようロロは手のひらで包み込むと、
「ありがとう、ございます」
命に関わるものばかりで日常的な普通の事にはあまりなれてないらしく、明るめの紫の瞳を伏せるようにしてロロは小さな声で礼を呟いた。
「・・・ロロ」
一瞬の沈黙の後で、呼びかけに顔を上げると、ライの真摯な瞳と向き合う。
「君と僕の立場は違うものだということは理解しているし、僕も君に対して深入りできないこともあることも話したくない何かがあるのも知っている」
「はい」
「けれども、どうして傷を作ったのかは問わないにしてもだ。ーーー僕の前で傷を隠すことはやめてくれないか?」
普段はあまり干渉することもないライからの予想外の言葉に、「えっ・・・」と驚くように僅かに開いたロロは、ライを見つめ返す。
それを見て、ふっと寂しげに目を伏せたライは、言葉を選ぶように話し始める。
「今回は軽傷で済んだ。だが、見知らぬところで君が今よりも深手を負った事を考えると僕に隠すのではなく、心配させてほしんだ」
ライも人のことは言えないが、自分の怪我に対しては無頓着なところがあり無理をするところもある。
だが、人に言われて気づいたのもあって、尚更同じように、怪我をしても隠しているロロに、隠さず話して欲しいと言うライの気持ちはロロにはわからなかった。
「どうして、僕の事が頼りないからですか」
強くはないからそういうこともあるのだと決め付けてるのだとしたら、ロロはそんな男だとは思われたくはなかった。
しかし、ライの言葉は違っていたようで、首を横に振ると、
「ロロ。君をこれからも大事にしたいからだよ」
過去を置き忘れたライの中にある影の重みを含んだ言葉だった。
生き様は異なるにしても、ライには記憶の空白が多すぎるのだ。
そこに、楽しかったことも嬉しかったことも、つらいことも悲しいことも、そして家族や大切にしていた人の事も忘れているからこそ、今此処にいる大切な人たち、ロロも含めて大事にしたいと言ったのだ。
勿論、ロロと他の皆では思う感情は大きく違っている。
ライの言葉が、ロロの胸に暖かいものが広げていった。
誰かの特別にされることが、あまりなかったからこそライの言葉は嬉しかったのだ。
時に、自分が触れてしまえばライが穢れてしまうのではないかと危惧をしていたのだけど、今のライをロロが受けいられるように、ロロもライに受け入れられてるからこそ、こうして恋人になったのだと改めて認識するのだ。
夕暮れの差し込む光を受けてキラキラと輝く柔らかな髪が、風によって翻ったカーテンと同じく微かに揺らめく。
普段は感情表現の起伏に乏しいライが目を細めるように銀の瞳を向けて、ロロは柔らかな笑みを湛えた。
そこに偽りは見られず、自然な薄紅色に彩られた唇が僅かに開くその口元に、まるで引き寄せられるようにしてロロが動く。
目を伏せたままロロの紫の瞳が近づく、ライのシャープな顎のラインなぞる様に頬へと手を沿えて、唇の触れる距離まで近づくと小さな声で。
「人が見てますので、このままで」
ふとライが横目に向けると、保健室の扉に遠ざかっていった人影が見え走り去る足音を同時に聞いた。
保健室に入った後から、後をつけてきた人の気配があるのはライも感じていた。
だが、保健室に入る気配は全くなく立ち止まったままだったので、訝しげには思っていたのだが、誰だったのだろうか、何故入らなかったのかは、ライにはわからなかった。
ロロは、扉が僅かに開いたのを確認して、邪推はするなといわんばかりにライとキスをしているように見せた。
多分、ライに用のあるものだろうというのは知っていた。いまだライの魅力は劣ることもなく囚われる者が減ることもなく、その中に諦め切れてない輩を知っての防衛線のようなものでもあったのだが、効果はあったのか逃げていった人の姿に、ロロは興味を失せる。
「「・・・・・」」
覗いていた人が立ち去ったにもかかわらず、触れる距離で止まったまま離れる様子もないロロへと、ライが問いかけるように見つめる。
椅子に座っているライと腰を屈めるようにして立っているロロとで自然と目線が変わる。
必然、上目遣いとなるライに、ロロは僅かに口を緩めて離れた。
「ロロ?」
「僕と、一緒にいてもいいんですよね?」
「ああ・・・」
互いに見つめあう状態のまま、確認をするようにロロが問う。
「恋人は、僕でもいいんですよね?」
「・・・・君が僕を選び、僕が君を選んだことに、後悔はない」
揺らぐことのなくまっすぐと見つめるライの目の奥に、偽りのない気持ちを見つけたロロは、
「ライさん」
そっと優しく触れるだけの口付けをして離れると、甘い顔で目と口元を笑みへと変えると、
「ライ」
二人きりとなったときの呼び方で囁く様に愛おしい名を呟いて、閉じ込めるようにその華奢な身体を抱きしめると、そのまま背にしたベットに傾けるように倒れた。
「っ!?」
「せっかく二人になれたんですから、怯えないでください」
ベットの衝撃に強張ったライの身体と見開いたその瞳を見て、安心感を与えるようにロロは優しく微笑んだ。
「ロロ・・・?」
「このままでいたいんです」
ライが上体を起こしてもロロは離れることなく、ライの御腹に頭を擦り付けるようにして、ぎゅっと抱きついた。
急に甘えてくるのはいつもの事で、それに諦めたように息をついたライは、ロロの頭に手を当てると優しく梳かす様に撫でる。
仄かにライからいい香りが鼻をくすぐり、女性特有の柔らかさを持った膝に預けるようにしてロロは目を瞑った。
顔も覚えてない母を思い出すようなまどろみに、ロロはうとうとし始め、誘われるように夢を見た。
暖かい夢の中で、温もりを感じながらロロは、どこか安心したように安らかな寝息を立てていた。
{留め}
聞きなれた自分の名前が、呼ぶ相手によって変わることに気づいたのは、特別な人に呼ばれたときにだけ。
「ロロ」
視線を周囲へと向けるよう意識を集中していたロロへと、呼びかけるライの心配げな声に我に返ると、
「どうした?」
「いえ、なんでもないですよ」
学園内でもライの方が色んな意味で追い回されてる時間のほうが多く、二人きりとなる時間も限られる中で、やってきた保健室。
任務中に不注意にも怪我をしてしまったロロの手は、たいした傷だと思ったわけでもなかったが、絆創膏を幾つか貼った指をライに見つかってしまった。
手当てをするのは、保険医のいないのもあって、ライが代わりにすることとなった。
少しだけ細くなったライの繊手が、器用に消毒を施し広がらないようにと大きめの絆創膏を貼っていく仕草に、ロロは凝視していた。
白く傷一つないライの手と、洗い流してはいるものの目には見えない血で汚れた自分の手を見比べ、今までは考えたことはなかったけれど、自分の方がより汚れているように感じられ、小さなロロは劣等感を抱いて表情をゆがめる。
以前なら、そんなことすら考えなかったのに。
だが、丁度消毒をしていたライは、傷に沁みたのかと顔を上げて、ロロの顔を覗き込む。
「・・・痛むのか?」
「いえ、大丈夫ですよ」
気持ちを悟らせたくなくて、けれど表情を隠せるほど上手くはなくて、顔を背けたロロに、ライは無言でとめた手当てを進めた。
人が話したくないときに無理やり聞き出そうとはしないのは、ライも同じ気持ちを知っているからだろうけれど、そこに優しさが感じられる。
嘘をつくよりもその場でその人間を消し去る方法ばかり選んでいたロロには、一種の自己防衛のように黙り込んでしまうものがあった。
ロロの指には自分で巻いたのとどこか違って見える真新しい絆創膏があり、それに少しだけライの温もりが残っていてそれを確かめるようロロは手のひらで包み込むと、
「ありがとう、ございます」
命に関わるものばかりで日常的な普通の事にはあまりなれてないらしく、明るめの紫の瞳を伏せるようにしてロロは小さな声で礼を呟いた。
「・・・ロロ」
一瞬の沈黙の後で、呼びかけに顔を上げると、ライの真摯な瞳と向き合う。
「君と僕の立場は違うものだということは理解しているし、僕も君に対して深入りできないこともあることも話したくない何かがあるのも知っている」
「はい」
「けれども、どうして傷を作ったのかは問わないにしてもだ。ーーー僕の前で傷を隠すことはやめてくれないか?」
普段はあまり干渉することもないライからの予想外の言葉に、「えっ・・・」と驚くように僅かに開いたロロは、ライを見つめ返す。
それを見て、ふっと寂しげに目を伏せたライは、言葉を選ぶように話し始める。
「今回は軽傷で済んだ。だが、見知らぬところで君が今よりも深手を負った事を考えると僕に隠すのではなく、心配させてほしんだ」
ライも人のことは言えないが、自分の怪我に対しては無頓着なところがあり無理をするところもある。
だが、人に言われて気づいたのもあって、尚更同じように、怪我をしても隠しているロロに、隠さず話して欲しいと言うライの気持ちはロロにはわからなかった。
「どうして、僕の事が頼りないからですか」
強くはないからそういうこともあるのだと決め付けてるのだとしたら、ロロはそんな男だとは思われたくはなかった。
しかし、ライの言葉は違っていたようで、首を横に振ると、
「ロロ。君をこれからも大事にしたいからだよ」
過去を置き忘れたライの中にある影の重みを含んだ言葉だった。
生き様は異なるにしても、ライには記憶の空白が多すぎるのだ。
そこに、楽しかったことも嬉しかったことも、つらいことも悲しいことも、そして家族や大切にしていた人の事も忘れているからこそ、今此処にいる大切な人たち、ロロも含めて大事にしたいと言ったのだ。
勿論、ロロと他の皆では思う感情は大きく違っている。
ライの言葉が、ロロの胸に暖かいものが広げていった。
誰かの特別にされることが、あまりなかったからこそライの言葉は嬉しかったのだ。
時に、自分が触れてしまえばライが穢れてしまうのではないかと危惧をしていたのだけど、今のライをロロが受けいられるように、ロロもライに受け入れられてるからこそ、こうして恋人になったのだと改めて認識するのだ。
夕暮れの差し込む光を受けてキラキラと輝く柔らかな髪が、風によって翻ったカーテンと同じく微かに揺らめく。
普段は感情表現の起伏に乏しいライが目を細めるように銀の瞳を向けて、ロロは柔らかな笑みを湛えた。
そこに偽りは見られず、自然な薄紅色に彩られた唇が僅かに開くその口元に、まるで引き寄せられるようにしてロロが動く。
目を伏せたままロロの紫の瞳が近づく、ライのシャープな顎のラインなぞる様に頬へと手を沿えて、唇の触れる距離まで近づくと小さな声で。
「人が見てますので、このままで」
ふとライが横目に向けると、保健室の扉に遠ざかっていった人影が見え走り去る足音を同時に聞いた。
保健室に入った後から、後をつけてきた人の気配があるのはライも感じていた。
だが、保健室に入る気配は全くなく立ち止まったままだったので、訝しげには思っていたのだが、誰だったのだろうか、何故入らなかったのかは、ライにはわからなかった。
ロロは、扉が僅かに開いたのを確認して、邪推はするなといわんばかりにライとキスをしているように見せた。
多分、ライに用のあるものだろうというのは知っていた。いまだライの魅力は劣ることもなく囚われる者が減ることもなく、その中に諦め切れてない輩を知っての防衛線のようなものでもあったのだが、効果はあったのか逃げていった人の姿に、ロロは興味を失せる。
「「・・・・・」」
覗いていた人が立ち去ったにもかかわらず、触れる距離で止まったまま離れる様子もないロロへと、ライが問いかけるように見つめる。
椅子に座っているライと腰を屈めるようにして立っているロロとで自然と目線が変わる。
必然、上目遣いとなるライに、ロロは僅かに口を緩めて離れた。
「ロロ?」
「僕と、一緒にいてもいいんですよね?」
「ああ・・・」
互いに見つめあう状態のまま、確認をするようにロロが問う。
「恋人は、僕でもいいんですよね?」
「・・・・君が僕を選び、僕が君を選んだことに、後悔はない」
揺らぐことのなくまっすぐと見つめるライの目の奥に、偽りのない気持ちを見つけたロロは、
「ライさん」
そっと優しく触れるだけの口付けをして離れると、甘い顔で目と口元を笑みへと変えると、
「ライ」
二人きりとなったときの呼び方で囁く様に愛おしい名を呟いて、閉じ込めるようにその華奢な身体を抱きしめると、そのまま背にしたベットに傾けるように倒れた。
「っ!?」
「せっかく二人になれたんですから、怯えないでください」
ベットの衝撃に強張ったライの身体と見開いたその瞳を見て、安心感を与えるようにロロは優しく微笑んだ。
「ロロ・・・?」
「このままでいたいんです」
ライが上体を起こしてもロロは離れることなく、ライの御腹に頭を擦り付けるようにして、ぎゅっと抱きついた。
急に甘えてくるのはいつもの事で、それに諦めたように息をついたライは、ロロの頭に手を当てると優しく梳かす様に撫でる。
仄かにライからいい香りが鼻をくすぐり、女性特有の柔らかさを持った膝に預けるようにしてロロは目を瞑った。
顔も覚えてない母を思い出すようなまどろみに、ロロはうとうとし始め、誘われるように夢を見た。
暖かい夢の中で、温もりを感じながらロロは、どこか安心したように安らかな寝息を立てていた。
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