コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★ お気に入り
★2011/03/24 (Thu)
その薬指、絶対領域
背中には行き場のない壁に塞がれ、目の前には赤みを帯びた顔が迫り、とろんとした瞳が覗き込むように凝視するが、吐きだす息は酒臭く、第三者から見ても危なっかしい事は一目瞭然だった。
「なんだよ、ライ。俺が勧めるのに断るのか?」
酔っ払いに常識は通じない事はライとて百も承知だった。
一応未成年である為、こうした祭りの誘いに乗ってはいるものの、ジュースか水でその場を少しでいたライに、いい感じに酔ってる玉城が絡んできて今の状態となってる。
因みに他にも玉城に誘われたと思わしき男の団員の姿は見えるが、みな同じ状態で話にならなく、普段は幹事など買ってでる扇までもが、酒に溺れ泣き上戸となっていて、助けてくれそうにないことにライは密かに息をついた。
「おまえなぁ~、俺の注いだ酒も飲めねぇ上に、カレンから勧誘受けたかしらねぇけど、後から入ってきてしゃしゃり出すぎなんだよ。俺だって幹部とか狙ってたのに、戦闘隊長とか任されやがって何様だよ。あん?てめぇの戦闘能力高いのは認めるけどよぉ、他に手を回してるんじゃねぇのか?」
酒と関係なく愚痴り始めた玉城に、ライは眉を顰めた。
玉城の性格は少しずつだか理解し始め、戦闘面においては優秀なほうではないが、彼なりの良さをよく知ってる扇などから話は聞いてはいるものの、他に手を回してるなどと根も葉もないことを誤解してもらいたくはなかったためもあってか、少しきつい物言いになった。
「玉城。君が僕の事をどう思おうが自由だが、戦闘隊長と認めたのはゼロの判断であり、その考えを別の解釈で否定するのは僕とて口を出さないわけにはいかない」
「別に俺はゼロを否定して覚えはねぇけど、俺よりも数日間という短い期間でもお前の有能さ見せてもらってるから感服するけどよ。仲間に打ち解けるのはまだいいとしても、だ」
どんと片手がライの手に叩きつけられるようにつかれたその腕の先を追いかけると、玉城の苛立ちを含んだ目とぶつかった。
「俺達でさえまだゼロの事よく知らねぇのにだ。お前はそんな奴の中にずかずかと入り込んでいき、今じゃ右腕として当然の立ち位置までのし上がったよな。だから、気になんだよ。お前がゼロに何か根回してそうなったんじゃないかって勘ぐっちまう。俺だけじゃねぇ。周りだって言わねぇけど怪しんでんだよ。何かお前さぁ、俺らに隠してんだろ?」
互いに深い信頼を築いて、ギアスの事も互いに告白し、離れる覚悟があったライを他ならぬゼロが引き止めた。
ゼロが必要とし、また自分も必要としてこの道を選んだ事実は変わらない。
変わったといえば、上司と部下という上下関係にプラスして恋仲となったことだけだが、二人とも周りにべらべらと話すほうではないので、隠しているつもりはないが怪しがられてるらしいと玉城の言葉で今までの、周りの距離を置くような曖昧な反応の理由をライは理解するのだった。
続く
背中には行き場のない壁に塞がれ、目の前には赤みを帯びた顔が迫り、とろんとした瞳が覗き込むように凝視するが、吐きだす息は酒臭く、第三者から見ても危なっかしい事は一目瞭然だった。
「なんだよ、ライ。俺が勧めるのに断るのか?」
酔っ払いに常識は通じない事はライとて百も承知だった。
一応未成年である為、こうした祭りの誘いに乗ってはいるものの、ジュースか水でその場を少しでいたライに、いい感じに酔ってる玉城が絡んできて今の状態となってる。
因みに他にも玉城に誘われたと思わしき男の団員の姿は見えるが、みな同じ状態で話にならなく、普段は幹事など買ってでる扇までもが、酒に溺れ泣き上戸となっていて、助けてくれそうにないことにライは密かに息をついた。
「おまえなぁ~、俺の注いだ酒も飲めねぇ上に、カレンから勧誘受けたかしらねぇけど、後から入ってきてしゃしゃり出すぎなんだよ。俺だって幹部とか狙ってたのに、戦闘隊長とか任されやがって何様だよ。あん?てめぇの戦闘能力高いのは認めるけどよぉ、他に手を回してるんじゃねぇのか?」
酒と関係なく愚痴り始めた玉城に、ライは眉を顰めた。
玉城の性格は少しずつだか理解し始め、戦闘面においては優秀なほうではないが、彼なりの良さをよく知ってる扇などから話は聞いてはいるものの、他に手を回してるなどと根も葉もないことを誤解してもらいたくはなかったためもあってか、少しきつい物言いになった。
「玉城。君が僕の事をどう思おうが自由だが、戦闘隊長と認めたのはゼロの判断であり、その考えを別の解釈で否定するのは僕とて口を出さないわけにはいかない」
「別に俺はゼロを否定して覚えはねぇけど、俺よりも数日間という短い期間でもお前の有能さ見せてもらってるから感服するけどよ。仲間に打ち解けるのはまだいいとしても、だ」
どんと片手がライの手に叩きつけられるようにつかれたその腕の先を追いかけると、玉城の苛立ちを含んだ目とぶつかった。
「俺達でさえまだゼロの事よく知らねぇのにだ。お前はそんな奴の中にずかずかと入り込んでいき、今じゃ右腕として当然の立ち位置までのし上がったよな。だから、気になんだよ。お前がゼロに何か根回してそうなったんじゃないかって勘ぐっちまう。俺だけじゃねぇ。周りだって言わねぇけど怪しんでんだよ。何かお前さぁ、俺らに隠してんだろ?」
互いに深い信頼を築いて、ギアスの事も互いに告白し、離れる覚悟があったライを他ならぬゼロが引き止めた。
ゼロが必要とし、また自分も必要としてこの道を選んだ事実は変わらない。
変わったといえば、上司と部下という上下関係にプラスして恋仲となったことだけだが、二人とも周りにべらべらと話すほうではないので、隠しているつもりはないが怪しがられてるらしいと玉城の言葉で今までの、周りの距離を置くような曖昧な反応の理由をライは理解するのだった。
続く
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