コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2011/07/10 (Sun)
星合い願を掛けた日
星の見える月夜に集し若人達は、室内にて咲世子が日本伝統の行事だ用意した大きな葉竹に、唖然とするルルーシュとナナリーとライ、異国の血は違えど季節の情感を味わう気持ちは同じわけで、揃ってテーブルの上、短冊に願いを書き込んでいた。
「何を書きましょう? お兄様はどんな願いを書きましたか?」
「・・・織姫と彦星の話から、どうして願い事を書き留めることになるのか、俺には理解しがたいことだが、紙に書くだけの事だ。難しく考えることでもないだろ」
「そうでしょうか? 私はロマンティックな話に、星に願いを託すのと同じに素敵なことだと思いますよ」
「ふっ、信憑性は置いとくにしても、ナナリーの願いは大抵叶える事なら俺が叶えてやるんだがな」
「お兄様にも叶えられない願いだったらどうするんですか」
「叶えるよ。俺のできることでね」
「まあ」
兄妹仲良く笑いあうように顔を見合わせつつも、悩んでいるのかトントンとペンでテーブルをつつくライに、気になったナナリーが声をかけた。
「ライさんは」
「?」
ライは視線を落とした顔を振り返ると、ナナリーが笑いかけていた。
「ライさんはどんな願いを書くのか決まりましたか?」
「書く事は自体は出来ているんだが、迷っているところだ」
「迷ってる? どんなことでしょう?」
「ああ、ナナリーの目が治るようにとか、生徒会の皆が平穏でいられるようにと色々考えるには考えてる」
無表情に淡々と話すライに、ルルーシュが呆れを含んだ笑みをこぼしたように目を細めて返す。
「ライ。お前は他人事ばかりで、自分についてはないのか?」
「いや、記憶を取り戻せるようにとも考えたんだが」
ふっと視線を伏せて憂いを見せるライに、ナナリーが首を傾げる。
どこか心配そうなその顔に、ライは気づいて話を続けた。
「それは、自分で見つけるべきではないかと思い、考え直したんだ」
「・・・俺はお前のその意志は尊重するが、他人に気をかける前に、お前は少しは自分の事を考ろ」
「えっ?」
「そうですよ!。私の目の事を思い願ってくれるのは正直嬉しいですけど、ライさんにはライさんの本当の願いを書き記すのがいいと思います!」
説教臭く二人に叱られて少ししょんぼりして見えるライに、咲世子は微笑ましいものを見るようにして目を細めていた。
その後、ライの短冊に、「記憶が戻っても大切なものは失わないように」と決意にも似た願いが葉竹に吊るされてるのだった。
終わり
星合い願を掛けた日
星の見える月夜に集し若人達は、室内にて咲世子が日本伝統の行事だ用意した大きな葉竹に、唖然とするルルーシュとナナリーとライ、異国の血は違えど季節の情感を味わう気持ちは同じわけで、揃ってテーブルの上、短冊に願いを書き込んでいた。
「何を書きましょう? お兄様はどんな願いを書きましたか?」
「・・・織姫と彦星の話から、どうして願い事を書き留めることになるのか、俺には理解しがたいことだが、紙に書くだけの事だ。難しく考えることでもないだろ」
「そうでしょうか? 私はロマンティックな話に、星に願いを託すのと同じに素敵なことだと思いますよ」
「ふっ、信憑性は置いとくにしても、ナナリーの願いは大抵叶える事なら俺が叶えてやるんだがな」
「お兄様にも叶えられない願いだったらどうするんですか」
「叶えるよ。俺のできることでね」
「まあ」
兄妹仲良く笑いあうように顔を見合わせつつも、悩んでいるのかトントンとペンでテーブルをつつくライに、気になったナナリーが声をかけた。
「ライさんは」
「?」
ライは視線を落とした顔を振り返ると、ナナリーが笑いかけていた。
「ライさんはどんな願いを書くのか決まりましたか?」
「書く事は自体は出来ているんだが、迷っているところだ」
「迷ってる? どんなことでしょう?」
「ああ、ナナリーの目が治るようにとか、生徒会の皆が平穏でいられるようにと色々考えるには考えてる」
無表情に淡々と話すライに、ルルーシュが呆れを含んだ笑みをこぼしたように目を細めて返す。
「ライ。お前は他人事ばかりで、自分についてはないのか?」
「いや、記憶を取り戻せるようにとも考えたんだが」
ふっと視線を伏せて憂いを見せるライに、ナナリーが首を傾げる。
どこか心配そうなその顔に、ライは気づいて話を続けた。
「それは、自分で見つけるべきではないかと思い、考え直したんだ」
「・・・俺はお前のその意志は尊重するが、他人に気をかける前に、お前は少しは自分の事を考ろ」
「えっ?」
「そうですよ!。私の目の事を思い願ってくれるのは正直嬉しいですけど、ライさんにはライさんの本当の願いを書き記すのがいいと思います!」
説教臭く二人に叱られて少ししょんぼりして見えるライに、咲世子は微笑ましいものを見るようにして目を細めていた。
その後、ライの短冊に、「記憶が戻っても大切なものは失わないように」と決意にも似た願いが葉竹に吊るされてるのだった。
終わり
PR
この記事にコメントする