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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
ルルーシュのお話。
後、関係ない男子学生が登場します。
LC主人公(ライ)の出番はないが、存在だけはあるという内容です。
それでも良しと思う方は、短いですが、続きから、どうぞ。
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有ったかもしれない光景
「噂の元凶は何処にいるか、知らないか?」
唐突に教室に入ってくるなり、皆目一番に口を出たクラスメート<そんなに話す機会も無い人>の言葉に、尋ねられたルルーシュは騒がしいそれに一瞬眉を潜めたが、すぐに表情を戻した,尤も対面している人物はそれどころでは無いというように、何処か急ぎ立ったような緊迫した雰囲気だった。
「唐突に、一体、何の話だ?」
「此処の制服を着ているのに関らず誰も知らない、見ることもあまり無い、故にその素顔は謎に包まれていると最近生徒内で話題となってる幻の美形のことだ。」
「(制服を、誰も…ああアイツのことか.)話は耳にしているが、見ては無いな」
「…副会長もか。だとすると他は」
侘びの言葉すらも無いまま、なら用は無いというようにぶつぶつと何か呟きながら早々に教室から出て行ったのを視界の端に追いやりルルーシュは閉じかけの本を見開いて視線を落とすが思考は別にあった。
「(数日の間にもう嗅ぎ付けたのか、相変わらず、新聞部は行動が早い、然し情報網から言わせれば手ぬるい箇所はあるが、こちらが行動する支障は無い故察して問題にはしてなかったが、あの様子では生徒会の面々を端から渡っているのだろう。いくら身元も知れない男をかくまってるとはいえ、会長自ら面倒ごとを許可してはいるが、当人はこの事態に甘んじて身をおくつもりは無いと人づてにも当人の様子を見ても感じ取れる分、あまり他の問題を増やすのは少しばかり忍びないと黙っておいたが……どうやら俺もいつの間にか会長のが移ったようだな)」
そう思考に耽りながら薄く笑みを作るが、誰もが本の内容と関係ないことで笑っていたのだと気づいた生徒は今のところいなかった。勿論、ルルーシュ自身も今の自分の表情がどんなものかは意識しては無かった。
[留め]