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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
きみはだれかの青いばら
「おーい、お前そんなところで何やってんだよ」
廊下の向こう側から声をかけてきた青いハネッ毛が特徴の美少年、リヴァルが声をかけるのに、ときめかない男は今のところはこの場にいなくて、視線だけが向けられる。
「リヴァルか・・・。今(精神的に)忙しいんだ。お前の相手などしておられん」
「なんだよ。年中俺がお前にかまってもらってるみたいな物言いは、まあいいけど。さっきから何にとらえてんのかねぇ~」
すぐさま視線を逸らしたジェヒューは、他に気をとられているためそっけない物言いとなっているが、リヴァルはそこでへこたれる男ではなく、寧ろ興味深そうに同じ窓の外を覗き込んだ。
「ふーん、お前の視線を辿ると先に、女子数名とルルーシュ達が見えるよな。どっちだ?。近いところで言うと、ルルーシュ達の方だろ?」
図星と顔色を変えたジェヒューに、納得したように頷いたリヴァルは笑みを浮かべ、いつもの調子で商売に入った。
「俺の専門は女子だけども、世の中は臨機応変に対応しないとしないとね。しかし、知るには情報料がいりますけどいくら払いますか?」
「金を取るのか?」
ようやく振り返ったジェヒューに、リヴァルは手を横に振った。
「いや、今のは冗談だって。えっと、名前は知ってるよな。ルルーシュ・ラン」
「リヴァル。誰が副会長の事を知りたいといったんだ?」
「ははっ、冗談だって、んなわけないよな。カレンもしくは会長か、もしくはシャーリーだよな?。待ってよ。えっーと・・・」
懐から取り出したメモ用紙をめくり始めたリヴァルに、ジェヒューは声をかけた。
「お前と俺と探している人物は今の時点で合致していないぞ」
「えっ? 生徒会のメンバーじゃないなら・・・ああっ! 他の女子生徒か!。それなら、特徴なり名前なりわかるものがないと俺にも伝え」
「バカが。俺が知りたいのは、女ではなく男のほうだ」
言う気はなかったが、この流れだと見知らぬ女子生徒の情報を聞くことになりそうなので、追慕そりと口にしてしまったが、リヴァルには聞こえたらしく。
途端、リヴァルのページをめくる動きが止まりすさまじい勢いで後ろに下がるままに距離をとったのだった。
続く