眩い程の光のプリズム

微笑みは薔薇の棘のようにの続きで、ユフィ参入のコーネリア視点。
コーネリア×ライ（女体化）です。
お話は、続きからになります。

Girls　Dream of bubble・番外編_{眩い程の光のプリズム}



「何かあってきたんじゃないのか」

「あ、ええ。そうそう。お姉様にお伝えしたいことがあって」

「何だ？」

「気をつけたほうがいいですよ。ライは急なことには隙を作られやすいですから、以前にもギルバートや他の隊員も含め、大半男性が占めてますが、ライを食事に誘っていると言う話を聞きましたよ」

「ほぅ。そのへんの話を詳しく聞きたいところだ」


　机に手を組むようにして、私は目を細める。差も面白い話を聞いたというように。
　声が下がったのがユフィにも伝わり、慌てたようにして、
　

「あ、ごめんなさい。今の話は」

「残念だが、なかったことにはしてやらんぞ」


　立ち上がり私は、ユフィへと近づいた。
　ユフィは私の気持ちを察してか、くすくすと笑いをこぼしてライから離れる。
　そうして、姉妹だけの談笑をしていると、不意にライが小さいながら私達を見て笑っているのに気づいて、私は手を伸ばす。　


「ほら、何を笑っている」


　傍にいたユフィと共にライも私の方へと華奢なその肩を引き寄せるようにすると、ユフィが悪戯を思い浮かべると、勢い余るように三人で後ろに倒れた。
　あまり行儀のよくない行いではあるものの、それを責めるものは今この場にはいない。　

　気に入ってる場所に特別が者が傍にいるのは、より心が穏やかになるものだと私は実感を覚える。
　庭園では、風に揺らいだ草花がふわりと香りを
運んでくる。
　それは日差しを含んだ生命の存在を表すかのように、私達の周りを彩る。


続く