コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2010/05/26 (Wed)
外野の気持ちになってくれ
先輩!と明るい笑いで駆け寄ってくる金髪の男ジノに、ライも気づいて振り返る。
そのまま過剰なスキンシップで抱きつこうとした瞬間、ライの姿は消え代わりにスザクの強烈な蹴りがジノの後ろ頭にヒットした。
元から丈夫なのか倒れることはなかったものの、やはり痛みはあるらしく頭を擦るようにして振り返る。
ライが避けたというよりスザクが庇うようにライの身を引いてやったと思わしき、白い手首が掴まれたままだ。
「スザク、今のは蹴りを入れる場面か?」
「ごめん。体が反射的に」
「反射的にって、さっきのは意図して蹴ったように見えたけどな」
にやりと口端をあげて笑うジノは、見透かしたように見ていた。
スザクがライに対して好意がある事を。
「俺が誰に抱きついてもお前自身は嫌がらないのに、ライに抱きつくのはそんなに嫌なのか?」
それとなく聞いてみたが、スザクの答えは予想通りだった。
「嫌がってるのは、ライのほうであって、僕じゃないよ」
「それにしては、お前のほうから今みたいに横やりするの多い気がするけどな、それも気のせいってやつか?」
ジノのふと見た視線を辿ると、白い肌が赤くなるほどに手首をつかまれたままのライが眼に映る。
スザクが強く握っているせいか、少し痛そうな表情を浮かべていた。
ライの手をずっと離さずにいたことに、スザクが慌てて離す。
「ご、ごめん。痛かった?」
「いや、大丈夫だ」
瞬時にスザクが庇ったことにも驚いたが、手を強く握られた事に思わず動揺した自分に戸惑いながらも、ライは目を伏せるように首を横に振った。
掴んだ手首が赤くなってそれが白い肌に余計に目立ち、スザクも気まずい表情を出す。
二人だけで意味深な空気を作っているのに、ジノは黙っているはずもなく、
「少しばかり話に付き合ってくれないか? ライ」
ずかずかとライの元へと歩み寄り、目線をあげたライにジノは微笑むと、その細い手を捕らえたまま歩き出してそう言った。
訊ねている割に強引な行動だった。
唖然としたままのスザクを置いて、ライは振り返るがジノの歩みは止まらなかった。
スザクとライに恋情たる自覚はないものの、両想いであることに気づいた自分にも苛立ちを含んだ足取りで、ライを連れて行く方法しか今は思いつかないからだった。
終わり
外野の気持ちになってくれ
先輩!と明るい笑いで駆け寄ってくる金髪の男ジノに、ライも気づいて振り返る。
そのまま過剰なスキンシップで抱きつこうとした瞬間、ライの姿は消え代わりにスザクの強烈な蹴りがジノの後ろ頭にヒットした。
元から丈夫なのか倒れることはなかったものの、やはり痛みはあるらしく頭を擦るようにして振り返る。
ライが避けたというよりスザクが庇うようにライの身を引いてやったと思わしき、白い手首が掴まれたままだ。
「スザク、今のは蹴りを入れる場面か?」
「ごめん。体が反射的に」
「反射的にって、さっきのは意図して蹴ったように見えたけどな」
にやりと口端をあげて笑うジノは、見透かしたように見ていた。
スザクがライに対して好意がある事を。
「俺が誰に抱きついてもお前自身は嫌がらないのに、ライに抱きつくのはそんなに嫌なのか?」
それとなく聞いてみたが、スザクの答えは予想通りだった。
「嫌がってるのは、ライのほうであって、僕じゃないよ」
「それにしては、お前のほうから今みたいに横やりするの多い気がするけどな、それも気のせいってやつか?」
ジノのふと見た視線を辿ると、白い肌が赤くなるほどに手首をつかまれたままのライが眼に映る。
スザクが強く握っているせいか、少し痛そうな表情を浮かべていた。
ライの手をずっと離さずにいたことに、スザクが慌てて離す。
「ご、ごめん。痛かった?」
「いや、大丈夫だ」
瞬時にスザクが庇ったことにも驚いたが、手を強く握られた事に思わず動揺した自分に戸惑いながらも、ライは目を伏せるように首を横に振った。
掴んだ手首が赤くなってそれが白い肌に余計に目立ち、スザクも気まずい表情を出す。
二人だけで意味深な空気を作っているのに、ジノは黙っているはずもなく、
「少しばかり話に付き合ってくれないか? ライ」
ずかずかとライの元へと歩み寄り、目線をあげたライにジノは微笑むと、その細い手を捕らえたまま歩き出してそう言った。
訊ねている割に強引な行動だった。
唖然としたままのスザクを置いて、ライは振り返るがジノの歩みは止まらなかった。
スザクとライに恋情たる自覚はないものの、両想いであることに気づいた自分にも苛立ちを含んだ足取りで、ライを連れて行く方法しか今は思いつかないからだった。
終わり
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