コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2009/12/31 (Thu)
Girls Dream of bubble・番外編 その前提を踏まえた上で
広い庭には、一軒の家があった。温かな日差しに花々はきらめき、緩やかな風がカーテンを揺らす。
室内には、大きな茶色の犬と、育んだ子供達の寝る姿を横目に微笑む女性の姿があった。
彼女は、如雨露を片手にサラサラと小さな雨を花達へと注ぐ、昔はこんな未来があるとは思ってもみなかっだ、与えられた今の幸福を味わう。
「・・・・どうなってるんだ、これは」
途端に目が覚めたように、ライは、自らのおかれている状況に狼狽する。
そもそも、此処はどこだ?、誰の家だ?、犬を飼ったことも、子供を生んだ覚えもないのに、当たり前の日常のように受け入れている自分にライは驚く。
状況が理解できない。
今までずっと学園のクラブハウスにいたはずなのに、気づけば、妙な環境におかれている。
どういった経緯でこの事態になったのかと、水遣りもそこそこに考え込むライに、誰かの声がかかった。
「我が妻ながら、今日も美しいな」
ライが振り返ると、庭へと続く窓に、着替えの途中なのだろう。緩んだネクタイと白いシャツを僅かにはだけた姿で、彼が立っていた。
「・・・・」
何故、それより、妻っと身に覚えのない単語を聞いた気がするのだが、空耳だろうか、それとも別の誰かに向けたもので自分と誰かを間違えているのかと辺りを見回しても、該当する人物は、ライ以外にそこにいなかった。
ライが視線を逸らす間に、庭へと足を運んだその男は、
「まだ、照れているのか」
やはりライに向けてのものらしい。
見たこともない甘い顔をして、微笑んでいるので、一瞬別人かと思ってしまうのだが、その顔も声も全く見知らぬものでも、見間違いでも、幻影でもなく、ライの前に立っていて、伸ばされた手がサラリとライの柔らかな髪に触れる。
「今日は、いつものように呼んではくれないのか」
知り合った時も話したことはあっても、自分に向けてこんな表情を見せた事はなかった。
いや、男に向けられても可笑しいことではある。
身体は女性となってしまったにしても、心は以前と同じ男性としての意識は残っているのだから、ライがそう思うのは仕方の無いことだった。
ライよりも背の高いその人物を見上げて、戸惑うように名前を口にすると、彼はいとおしげに目を細めて微笑む。
夢ではなく、今おかれている状況は、現実だと理解するのに、数分かかるのだった。
[留め]
広い庭には、一軒の家があった。温かな日差しに花々はきらめき、緩やかな風がカーテンを揺らす。
室内には、大きな茶色の犬と、育んだ子供達の寝る姿を横目に微笑む女性の姿があった。
彼女は、如雨露を片手にサラサラと小さな雨を花達へと注ぐ、昔はこんな未来があるとは思ってもみなかっだ、与えられた今の幸福を味わう。
「・・・・どうなってるんだ、これは」
途端に目が覚めたように、ライは、自らのおかれている状況に狼狽する。
そもそも、此処はどこだ?、誰の家だ?、犬を飼ったことも、子供を生んだ覚えもないのに、当たり前の日常のように受け入れている自分にライは驚く。
状況が理解できない。
今までずっと学園のクラブハウスにいたはずなのに、気づけば、妙な環境におかれている。
どういった経緯でこの事態になったのかと、水遣りもそこそこに考え込むライに、誰かの声がかかった。
「我が妻ながら、今日も美しいな」
ライが振り返ると、庭へと続く窓に、着替えの途中なのだろう。緩んだネクタイと白いシャツを僅かにはだけた姿で、彼が立っていた。
「・・・・」
何故、それより、妻っと身に覚えのない単語を聞いた気がするのだが、空耳だろうか、それとも別の誰かに向けたもので自分と誰かを間違えているのかと辺りを見回しても、該当する人物は、ライ以外にそこにいなかった。
ライが視線を逸らす間に、庭へと足を運んだその男は、
「まだ、照れているのか」
やはりライに向けてのものらしい。
見たこともない甘い顔をして、微笑んでいるので、一瞬別人かと思ってしまうのだが、その顔も声も全く見知らぬものでも、見間違いでも、幻影でもなく、ライの前に立っていて、伸ばされた手がサラリとライの柔らかな髪に触れる。
「今日は、いつものように呼んではくれないのか」
知り合った時も話したことはあっても、自分に向けてこんな表情を見せた事はなかった。
いや、男に向けられても可笑しいことではある。
身体は女性となってしまったにしても、心は以前と同じ男性としての意識は残っているのだから、ライがそう思うのは仕方の無いことだった。
ライよりも背の高いその人物を見上げて、戸惑うように名前を口にすると、彼はいとおしげに目を細めて微笑む。
夢ではなく、今おかれている状況は、現実だと理解するのに、数分かかるのだった。
[留め]
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