コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2009/12/24 (Thu)
小さな意思表示
「勝負ですわ。ライ」
そう言って両手で差し出したのは、お弁当箱。アッシュフォード学園の女子制服を着た皇神楽耶は、挑むようにライを見上げた。
屋上で二人弁当を広げて、食事をしていた。
「・・・塩加減が多い」
ライから、おいしいと一言も言われたことがない。
確かに、料理はやったことがないので得意ではないし、ライのほうが自分よりも上手いけれど、それでも負ける気がしなかった。
女子として。
いつかおいしいとそう言ってくれたら、次は何を勝負しよう。
裁縫?掃除?本当は勝敗なんて関係ない。
ただこのひと時のキョウトの当主である皇神楽耶ではなく、女子生徒の神楽耶として、ライと普通の日常を楽しみたかった。
意識して欲しいのもあるけれど、それ以上踏み込めないのは、学園生活に限りがあることを知っているから。
「神楽耶は、以前よりも料理の腕は上達しているな」
「おほほほ、見た目はよろしくても、その性格では女性方にもてるなんてありませんわね」
ちょっと安心しつつも、つい憎まれ口をきいてしまった。
好意があるような発言は時よりドキリっとさせられるものはあるけれど、ライの性格が真面目であるけれど天然で、人の好意には鈍感だということを接していくうちにと学んでいった。
本当は、ライの魅力を身近でよく知っている。
降り注ぐ日の光に輝いて白みを帯びる柔らかな髪、弁当を見つめながら時折顰められる柳眉、瞳は月を映しどった儚げながら、瞬くたびに目の奥に意志の強さが見え隠れしていて惹きこまれそうになる銀色、硬く結ばれた口元は薄くてもどこかに艶っぽさを秘め、西洋の人形のような白い肌は華奢な体と長い手足にあっていて、一つ一つの動作が風景画のように映る。
見とれてしまうほど綺麗だけど、運動神経も頭脳も秀でた人だけど、それ以上にその言葉数少なく、表情も不器用ながらに優しい性格がライの魅力の一つであることを知っているけれど、口に出して言うのは出来ず、心にとどめておく。
それは、近寄りがたく遠巻きに周りに見られることすら気づいてないライに、これ以上ライの性格に気づいた人たちが集まって、今よりももっと近づけなるなんて事を進んでしたくなかったからだった。
「神楽耶は、モテる男のほうが魅力があると思うのか?」
「わ、私は、何故、そんなことを聞きますの」
「神楽耶は、どう思うのか。知りたくなっただけだ」
「私は、それよりもたった一人のために尽くし、意思を貫いていくことに熱心な人が素敵だと思いますわ」
「そうか」
「(何で安心したように笑いますのよ)反則ですわよ」
「?」
「なっなんでもありませんわ!」
おいしいと言わせる事と、ちょっとだけ気づいて欲しい気持ちを並べて、神楽耶は、お弁当に対しての評価は低いながらも全部食べてくれる、言葉数の少ない不器用なライの隣で決意を改め、小さく拳を握り締めて、
「次は、勝ちますわよ」
その呟きを耳に拾ったライが視線を向けると、神楽耶はなんでもないように装って笑うと、会話をまた始めるのだった。
[留め]
「勝負ですわ。ライ」
そう言って両手で差し出したのは、お弁当箱。アッシュフォード学園の女子制服を着た皇神楽耶は、挑むようにライを見上げた。
屋上で二人弁当を広げて、食事をしていた。
「・・・塩加減が多い」
ライから、おいしいと一言も言われたことがない。
確かに、料理はやったことがないので得意ではないし、ライのほうが自分よりも上手いけれど、それでも負ける気がしなかった。
女子として。
いつかおいしいとそう言ってくれたら、次は何を勝負しよう。
裁縫?掃除?本当は勝敗なんて関係ない。
ただこのひと時のキョウトの当主である皇神楽耶ではなく、女子生徒の神楽耶として、ライと普通の日常を楽しみたかった。
意識して欲しいのもあるけれど、それ以上踏み込めないのは、学園生活に限りがあることを知っているから。
「神楽耶は、以前よりも料理の腕は上達しているな」
「おほほほ、見た目はよろしくても、その性格では女性方にもてるなんてありませんわね」
ちょっと安心しつつも、つい憎まれ口をきいてしまった。
好意があるような発言は時よりドキリっとさせられるものはあるけれど、ライの性格が真面目であるけれど天然で、人の好意には鈍感だということを接していくうちにと学んでいった。
本当は、ライの魅力を身近でよく知っている。
降り注ぐ日の光に輝いて白みを帯びる柔らかな髪、弁当を見つめながら時折顰められる柳眉、瞳は月を映しどった儚げながら、瞬くたびに目の奥に意志の強さが見え隠れしていて惹きこまれそうになる銀色、硬く結ばれた口元は薄くてもどこかに艶っぽさを秘め、西洋の人形のような白い肌は華奢な体と長い手足にあっていて、一つ一つの動作が風景画のように映る。
見とれてしまうほど綺麗だけど、運動神経も頭脳も秀でた人だけど、それ以上にその言葉数少なく、表情も不器用ながらに優しい性格がライの魅力の一つであることを知っているけれど、口に出して言うのは出来ず、心にとどめておく。
それは、近寄りがたく遠巻きに周りに見られることすら気づいてないライに、これ以上ライの性格に気づいた人たちが集まって、今よりももっと近づけなるなんて事を進んでしたくなかったからだった。
「神楽耶は、モテる男のほうが魅力があると思うのか?」
「わ、私は、何故、そんなことを聞きますの」
「神楽耶は、どう思うのか。知りたくなっただけだ」
「私は、それよりもたった一人のために尽くし、意思を貫いていくことに熱心な人が素敵だと思いますわ」
「そうか」
「(何で安心したように笑いますのよ)反則ですわよ」
「?」
「なっなんでもありませんわ!」
おいしいと言わせる事と、ちょっとだけ気づいて欲しい気持ちを並べて、神楽耶は、お弁当に対しての評価は低いながらも全部食べてくれる、言葉数の少ない不器用なライの隣で決意を改め、小さく拳を握り締めて、
「次は、勝ちますわよ」
その呟きを耳に拾ったライが視線を向けると、神楽耶はなんでもないように装って笑うと、会話をまた始めるのだった。
[留め]
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