コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/12/04 (Sun)
ひとりぼっちのおひめさま
皇帝の妻として何年かの時が過ぎた後に、新しい赤子が誕生した。
希望と絶望を共に分け合って、双子が生まれた。
後継者が生まれた事は喜ばれたが、それが双子というだけで周囲は恐れた。
貴族館内での双子の子は、禁忌であり、災いを呼ぶものとしてあまり好まれていなかったからだ。
一人は黒髪に紫の瞳と母・マリアンヌ譲りと思える毛色であったが、もう一人は、皇帝でもマリアンヌの子供とも似つかわしくない、色素の薄い銀髪の髪に澄んだ銀色の目をした異端の子だった。
ひと時の間は、同じ環境内で育てられたものの、掟に従い。
一人は別の場所で外に出ることを許されず、監禁とも思える環境内に置かれるのだった。
銀髪の男の子は世話係のメイド以外誰もくることのない、塔の中に住んでいた。
きゃあきゃあと女の子のはしゃぎ声が聞こえた後に、聞き覚えのある声を聞いて、光沢感のある銀髪の少年、ライは椅子に腰掛けたまま分厚い本から一度顔をあげて扉へと向いた。
塔の中は屋敷よりは広いとは呼べなかったが、それでも生活する分だけの必要な家具やらが揃っているため、困ることはなかったが、ただ出入りできる扉は一つだけで、後はただ高いだけの窓ぐらいなものだ。
一人寂しくとないといえば嘘になるし友達も出来ないけれど、それでも時折こっそりと訪れる兄妹達を心待ちしているのだった。
「きゃあ、ライ。お兄様が追いかけてくるので、匿ってください」
両手で扉を開いてきた少女は、足音と同じく明るく高い声で、そう言ってライの後ろへと隠れた。
逃げているわりには緊迫したところもなく、楽しそうな様子にライは目を瞬かせる。
「ナナリー」
今日は何をしているのかと尋ねる前に、もう一人の双子であるルルーシュが入ってきて、ナナリーを探すように視線を見渡す。
悪戯を仕掛ける子供のようにくすくすと背中越しに、ナナリーの笑い声が聞こえたが、ライは何も言うことなく、ルルーシュを見つめた。
続く
皇帝の妻として何年かの時が過ぎた後に、新しい赤子が誕生した。
希望と絶望を共に分け合って、双子が生まれた。
後継者が生まれた事は喜ばれたが、それが双子というだけで周囲は恐れた。
貴族館内での双子の子は、禁忌であり、災いを呼ぶものとしてあまり好まれていなかったからだ。
一人は黒髪に紫の瞳と母・マリアンヌ譲りと思える毛色であったが、もう一人は、皇帝でもマリアンヌの子供とも似つかわしくない、色素の薄い銀髪の髪に澄んだ銀色の目をした異端の子だった。
ひと時の間は、同じ環境内で育てられたものの、掟に従い。
一人は別の場所で外に出ることを許されず、監禁とも思える環境内に置かれるのだった。
銀髪の男の子は世話係のメイド以外誰もくることのない、塔の中に住んでいた。
きゃあきゃあと女の子のはしゃぎ声が聞こえた後に、聞き覚えのある声を聞いて、光沢感のある銀髪の少年、ライは椅子に腰掛けたまま分厚い本から一度顔をあげて扉へと向いた。
塔の中は屋敷よりは広いとは呼べなかったが、それでも生活する分だけの必要な家具やらが揃っているため、困ることはなかったが、ただ出入りできる扉は一つだけで、後はただ高いだけの窓ぐらいなものだ。
一人寂しくとないといえば嘘になるし友達も出来ないけれど、それでも時折こっそりと訪れる兄妹達を心待ちしているのだった。
「きゃあ、ライ。お兄様が追いかけてくるので、匿ってください」
両手で扉を開いてきた少女は、足音と同じく明るく高い声で、そう言ってライの後ろへと隠れた。
逃げているわりには緊迫したところもなく、楽しそうな様子にライは目を瞬かせる。
「ナナリー」
今日は何をしているのかと尋ねる前に、もう一人の双子であるルルーシュが入ってきて、ナナリーを探すように視線を見渡す。
悪戯を仕掛ける子供のようにくすくすと背中越しに、ナナリーの笑い声が聞こえたが、ライは何も言うことなく、ルルーシュを見つめた。
続く
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