コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----LC----- ライ関連
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/12/11 (Sun)
望まれなかった予定調和
台所用品と火の音が料理中である事を表すようにして、スザクとルルーシュが真剣な顔で、ライへと向き合っていた。
「ライ、弁当を作ると聞いたんだが・・」
ライが此処にいる理由を尋ねてくる前に、すかさずルルーシュが口を開いた。
「ああ、そうだけど、どうしたんだ?」
「なら話は早いな・・」
企みに目を細めたルルーシュを一瞥して、スザクの言葉が遮った。
「ちょっと、待ってくれ。ルルーシュ。僕も一言、君に言いたい事がある」
「何だ?」
訝しげにルルーシュがスザクへと顔を向ける。
二人を中心にどことなく、ピリピリと張り詰めた緊張感漂う雰囲気に、いまいち状況を飲み込めないまま、ライはフライパンの中を炒めるために手を動かす。
運動・体力・知力・判断力・等戦闘能力に不可欠な知識は技術は人並み以上に優れているが、ライは一般常識と他人の恋心には鈍感なため仕方ない事だった。
「君の持っている、それは何だい?」
スザクの言葉にルルーシュは片方の眉を器用に上げて、持っていた方の手を視線に合わせる様にして見せた。
「見て分かるだろう?弁当箱だ」
「それは知っているけど、僕が聞きたいことは弁当箱の事じゃない」
目の前に見せた弁当箱を下げたのを、スザクが眼で追いながら、
「僕が言いたかったのは、どうして二つあるのかっと言うことだよ」
聞かずとも気づいているがあえて尋ねてきたスザクに、ルルーシュは眉を寄せていたが、ライはやはり首を傾げた。
「そう思うのも無理はない。だが・・・」
ルルーシュは口にしてから、ライへと向き直った表情は、スザクに向けた時よりも和らいだものに変わっていた。
妹のナナリーと接する時と似たものをにも見えたが、その視線が微かに熱情を帯びていることに、恋敵のスザクは気づいていたけれど、ライにわからせたくはないので黙っていた。
「ライ。確か、お前はジェレミア先生にだったか?。弁当を作ると会長から聞いたんだが。その際、弁当箱は必要となるだろう?」
「ん?ああ、そうだな・・・ありがとう、ルルーシュ。助かるが、それでも、一つで十分だ」
こくこくと頷いたスザクを一瞥したものの、そこへ引き下がるわけでもなくルルーシュは口の端を上げて、諦めたように吐息を漏らした後、不敵に笑みを浮かべた。
「そうか?。もう一つは、ライが贈る弁当。そして、もう一つは、余った分を入れる容器に使えばいいと思って用意したまでだ」
成程と感心げに頷いたライと違って、ルルーシュの意図を読み取った、スザクの目が鋭く細めた形に変った。
その三角関係の様子を密かに咲世子が見守っていたことなど気づかずに。
続く
望まれなかった予定調和
台所用品と火の音が料理中である事を表すようにして、スザクとルルーシュが真剣な顔で、ライへと向き合っていた。
「ライ、弁当を作ると聞いたんだが・・」
ライが此処にいる理由を尋ねてくる前に、すかさずルルーシュが口を開いた。
「ああ、そうだけど、どうしたんだ?」
「なら話は早いな・・」
企みに目を細めたルルーシュを一瞥して、スザクの言葉が遮った。
「ちょっと、待ってくれ。ルルーシュ。僕も一言、君に言いたい事がある」
「何だ?」
訝しげにルルーシュがスザクへと顔を向ける。
二人を中心にどことなく、ピリピリと張り詰めた緊張感漂う雰囲気に、いまいち状況を飲み込めないまま、ライはフライパンの中を炒めるために手を動かす。
運動・体力・知力・判断力・等戦闘能力に不可欠な知識は技術は人並み以上に優れているが、ライは一般常識と他人の恋心には鈍感なため仕方ない事だった。
「君の持っている、それは何だい?」
スザクの言葉にルルーシュは片方の眉を器用に上げて、持っていた方の手を視線に合わせる様にして見せた。
「見て分かるだろう?弁当箱だ」
「それは知っているけど、僕が聞きたいことは弁当箱の事じゃない」
目の前に見せた弁当箱を下げたのを、スザクが眼で追いながら、
「僕が言いたかったのは、どうして二つあるのかっと言うことだよ」
聞かずとも気づいているがあえて尋ねてきたスザクに、ルルーシュは眉を寄せていたが、ライはやはり首を傾げた。
「そう思うのも無理はない。だが・・・」
ルルーシュは口にしてから、ライへと向き直った表情は、スザクに向けた時よりも和らいだものに変わっていた。
妹のナナリーと接する時と似たものをにも見えたが、その視線が微かに熱情を帯びていることに、恋敵のスザクは気づいていたけれど、ライにわからせたくはないので黙っていた。
「ライ。確か、お前はジェレミア先生にだったか?。弁当を作ると会長から聞いたんだが。その際、弁当箱は必要となるだろう?」
「ん?ああ、そうだな・・・ありがとう、ルルーシュ。助かるが、それでも、一つで十分だ」
こくこくと頷いたスザクを一瞥したものの、そこへ引き下がるわけでもなくルルーシュは口の端を上げて、諦めたように吐息を漏らした後、不敵に笑みを浮かべた。
「そうか?。もう一つは、ライが贈る弁当。そして、もう一つは、余った分を入れる容器に使えばいいと思って用意したまでだ」
成程と感心げに頷いたライと違って、ルルーシュの意図を読み取った、スザクの目が鋭く細めた形に変った。
その三角関係の様子を密かに咲世子が見守っていたことなど気づかずに。
続く
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