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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
スザク篇
振り返った顔に、見知った顔がこちらを見た。
「君も参加してたんだね。それは、ミレイさんの用意した仮装なのかい?。別のときにその格好を、みているから、変な心境だよ」
返った言葉は、喜びをまとった感想。スザクの言ってるのは、前に怪我をしたときのことだろう、此処までヒドイ怪我には至らなかったのだが、痛々しい風にも見えるのか、スザクが眉をひそめる。ライは、包帯でぐるぐる巻きとなった上半身の姿を、同じように頭から隠すように方目を半分覆った視界で、スザクを見返した。
ズボンははっきりと分るが、一応、一枚上に着ている服が体のラインを現す服のためか、その上から巻かれた包帯で、裸に巻いてるとような、危うい印象がした。
「スザクの格好は、動物なのか?」
「うん。動物ではあるけど、僕のは、狼男だね」
狼男というのは、ライにも理解出来たが、スザクのそれは、わざとらしく開いた皮膚の裂け目のような服の切れ目と鎖がワイルドな印象を強くして、スザクらしくない格好といえばいいか、いつもと雰囲気が変わる。
「何か楽しそうだな」
「ああ、慣れてるせいかな、意外と慣れていけば楽しいよ」
慣れそうにもないこの状況に、ライは目を伏せると、
「そうだ。ライ、ハロウィンに使うあの言葉、もう、誰かに使ってみたのかい?」
「あの言葉。・・・ああ。いや、まだ、使ってもいないし、言われてもいない」
「そうなんだ。使ってみたら、意外と面白いと思うかもしれないよ」
「スザクは、誰かに使ってみたのか?」
「僕は、言われた方かな。全部持ってかれたけどね」
手放し状態となった、両手を見せて、笑うスザクに、
「そんなに、お菓子がほしい人が多いのか」
「ん、どうかな。お菓子を貰いたくて、言ってる人もいるけど、ただ、この雰囲気を楽しんでいる人もいると思うよ」
「そういうものなのか」
「そうだね。ライも楽しむのなら、誰かに言ってみれば、楽しさが分るかもしれないね。なんなら、練習に、僕に使ってみたらどうかな」
「スザクにか。だが、お菓子はもう手持ち沙汰ないのだろう?。それなのに」
「あはは。可笑しな事を言うね。そんなことを気にしなくてもいいよ。あ、でも、持っていない場合は、悪戯しかなくなるけどね」
「悪戯を、スザクにか?」
「そうだよ。何をするのかは、君が決めればいい。言いにくいかな?」
「いや、漠然と悪戯をしろっと言われても、何をすればいいのか分らないだけだ」
少しでもライに楽しんでほしいスザクと、天然なスザクの言葉に戸惑うライのやり取りが
あり、それを見た一部の生徒が誤解をしていたとか。
[留め]