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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★2008/11/03 (Mon)
お礼話。ハロウィンのお話。

ルルーシュ×ライ(LC主人公)
お話は、続きからになります。
拍手を送る


ルルーシュ篇


 廊下で出遭った姿に、互いに見詰め合って、その後、なんとも言いづらい表情に変わる。

「ライ、お前なのか。随分と、大胆な装いだな、それは」


 

「ああ、そう言うルルーシュも、それだと目立ちそうだな」


 

 と互いに言葉をかけあった。


 

「会長が衣装を用意するという時点で、大方想像はついていたが、改めて、これを着る事になると、どうにもな」


 

 ルルーシュの衣装は、悪魔の格好で、悪魔というのは、露出が高い格好をするものだと決められているのか、袖までの上は、へそを出すくらいに短く、半ズボンに、ブーツ。オマケに、ズボンから垂れ下がるようにあるのは、尻尾で、羽根付きケープと角付きカチューシャまでしている。普段のクールさを残しつつも、お茶目さと危うさがあり、似合っているといえばそうなのだが、当人としては好む格好ではないようで不服にも、仏頂面に磨きがかかっていた。


 

「ライ、お前は、その格好をして、どう思う?」


 

「恥ずかしさはあるな。あまり、こういうものに慣れていないせいかもしれないが、スザク同様に慣れるのも考えものだ」


 

「だろ。お前もその格好は動きづらいものではないか?」


 

「動きづらいとは、精神的なものか、それとも肉体的なものか」


 

「ああ、どちらもだ」


 

 ライは自分の服に目をやって、「動きやすさは問題ない、けれど、まだ慣れない格好だからなのだろう。居心地はあまりよくない」と、感想を述べるライに、ルルーシュは小さく笑って、


 

「そうか。では、ライ、この状況を変えるために、今から俺に付き合う気はないか?」


 

「ん、急にどうしたんだ?。特に用も無いし、問題はないが」


 

「ならば・・・丁度いい。俺もお前も事態を改善したいと気持ちは互いに一致している。でだ、お前の力を使って、さっさと終わらせようと思う。その為にまず、追っているあの連中を先に片付けることが、先決になるんだが」


 

「・・・追っているって」


 

 首を傾げるライの耳に、遠くから誰かの呼ぶ声が、アレは、女性の声。


 

「今、聞こえただろ。女生徒達が色めきあって、探しているんだ。俺を。もう既に、俺の手元にお菓子はない。だから、彼女達に捕まってどうなることでもないのだが、そうはいかないんだっと、先程思い知った。ハロウィンだからか沸き立ってる連中は、何をするかわかったものではない」


 

 何かを思い出しのか、眉を顰めたルルーシュに、


 

「話し合いで和解できなかったのか」


 

「それが出来れば、苦労はないさ。!走るぞっ!」


 

 話の途中、足あとが近づく音に、ルルーシュがライの手を掴んで、走り、近くの部屋の中へと逃げ込み、扉を閉めた。
 一度何処に言ったかと探す女生徒達の声が留まったが、別へと探すためにバタバタと通り過ぎる足音を見送って、ようやく、一息ついた。


 

「彼女達が追ってきているものなのか?」


 

「ああ、今の所はな」


 

「で、付き合えといったが、一体何をすればいいんだ?」


 

「ああ、俺が隠れるまでの間に、お前に彼女たちの目をひきつけてもらいたい」


 

「つまり、おとりになれと」


 

 頷いたルルーシュは、隠しておいたのか、取り出した紙袋からゴソゴソと衣装を取り出し、一つをライへと手渡す。
 ルルーシュの話では、今着ている衣装を着替えてから、彼女たちをルルーシュから逸らしてもらいたいというもので、つまりは、ルルーシュのコスプレ姿のまま、それをライが成り代わって、女生徒達から逃げろと、ライの体力を読んで、捕まるものではないと踏んだ、ルルーシュの考えだった。
 それでも、体型の問題をといてみれば、返ってきた言葉は、


 

「お前も俺と体の作りが似ている。だから、そう合わないことはないはずだ」


 

 サイズの問題はないらしい。
 後で連絡を入れる。それから、落ち合おうっと言うルルーシュに、巻き込まれてしまったライだったが、ルルーシュに恩がある手前退くことが出来ず、というより、断る言葉もなく、


 

「わかった。では、ひきつけている間に」


「ああ。お前もなるべくつかまらないようにな。俺の言えた義理ではないが、お前も彼女たちの標的にされかねない」


 

 衣装に着替えた二人は、僅かに開いて外を見て、それから周囲の様子を見て、先にライが走って行った。走らなくてもいいのだが、コチラは逃げているのだと相手が思っているのだから、それにあわせるようにする。
 見つけた女の子が勘違いして追ってくる様に、わざと人の多い目立つ場所を通り過ぎて行った結果、思惑通り、待って、歓呼に追いかけてくる女性徒が数人、いや、さっきよりも多い数が後ろに足音となって聞こえてきた。格好への照れもあるにはあるが、今は、ただ自分のやるべき事に集中する。顔がわからぬように走って、捕まらないように、それでも相手に見失わせないようにしながら。後は、女生徒達とライの体力勝負となった。それから、ルルーシュの連絡があった後、息を切らせた、ライは女生徒達の頑張りざまに、感服するのであった。


 

[留め]
 

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