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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2010/04/15 (Thu)
ライ受けお相手アンケートへの投票ありがとう!参考にしたいと思います
敵同士よりもっと悪いの続き、記憶喪失のC.C.で
C.C.×ライです。
お話は、続きからになります。

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不確かな思いを持ち出して




朝の日差しに惹かれて目を開ける。殺伐とした室内を見渡し、ふと右腕に重みを覚え、毛布をめくるとサラサラとベットに流れように落ちる薄緑の髪をした女が、小さな寝息を立てているのが映る。 


「・・・・っ!」


 ライは驚きで目が覚めたが、誰だと確認する前に今までに会ったいきさつが脳裏に横切り、納得したと同時に溜息を吐いた。


「C.C.」

 
 二人一緒に寝る選択肢はとらず、ベットはいつも独占しているC.C.に譲ることにして、ライは床で寝そべっていた。

瞼が震えるように少しずつ開いて、瞬きを繰り返す。ぼやけた視界にライが映り、C.C.は上半身を起こし、シャツ姿のままきちんと座りなおして、にっこりと笑顔を見せる。


「あ、おはようございます」

「おはよう・・・ではなくて、どうして君まで床で寝ているんだ?」

「最初はベットをお借りして寝ていたんですけど、ふと目が覚めたら、ライさんが身体を丸めていたので、寒いのではないかと思って」


 だからくっついて寝てたのかと続く言葉を飲み込んで、ライは呆れたように息をついた。


「あ、ああ」

「私は居候のみであるのに、一人でベットを独占してしまうのは心苦しくて、元はライさんのお部屋ですので、今度から
私が床に寝ますので、やはりライさんにはベットに」

「心配はしなくてもいい」

「でも、風邪をひかれては」


 頑なにライが床の上で寝ることを拒んでいるのは、過去に自分が奴隷としてあまりいい環境に置かれていないせいなのだろう。
 強い視線を受けて、ライは半場諦めたように溜息をついた。


「・・・わかった。君が遠慮しないよう僕もベットに寝ることにする」

「本当、ですか?」

「ああ、だからいつもどおり君まで床に寝る必要はないぞ」


 見つめ返すC.C.の瞳を避けるように、目を伏せたライは静かにそう言った。
 それを聞いたC.C.は微笑をもらす。


 やがて、ゆっくりと瞼を閉じたC.C.に、何をしているのかとライは訝しげに眉を顰める。


「C.C.?」

「朝のご挨拶です」

「お祈りか何かか?」

「はい。感謝と、ライさんが今日も一日ご無事でいられますようにと」

「・・・・」


 無言で見つめるライに目を開いたC.C.は、


「ライさんも良ければご一緒に」

「・・・・僕は何かを特別に信仰しているものがあるわけでは」

「平気です。雑念を捨て祈るだけ、誰か思う相手がいればそれだけで」


 促すように、小さく首を傾げたC.C.は戸惑うライの両手をとって、再び目を閉じた。
 過去に教会などに足を運んだ覚えはなかったが、ただ以前のようにからかう言葉もなく素直なC.C.に開化されたのか、ライは無言で目を閉じた。
 外は明るい日差しが少しずつ街を明るくしている頃、不思議とC.C.の握る手のひらからぬくもりが映ったようにそこだけが暖かくなり、心が心臓と合わさって静かに聞こえてくるようだった。
 
 これが、瞑想というのだろうか。

 暗い空間に自分ひとりがそこにいるように感じられた。
 少し経って目を開いたライの瞳の先に、何故かこちらを見て嬉しげに微笑んでるC.C.を確認する。
 
 何が嬉しいのか、それとも実は記憶は当に戻っていてからかってるだけなのかと思うが、そうであるならここまで無邪気に笑わないだろう。
 いや、ライ自身、C.C.の笑顔はこういうものではないと認識しているようだった。


「C.C.。あまり外に出られないのは息苦しいかと思うが。誰が尋ねてきたとしても、招いていいのは君も知る。ルルーシュだけだ。もし、誰か部屋を訪れてきたとしても、むやみに扉を開けないこと。仮に誰かが入ってきたとするなら隠れること。それだけは忘れないでくれ」


 言い聞かせるようなライの口調に、C.C.は頷いた。


「外へと出かける際は、ルルーシュかもしくは僕が君に付き添うことになる。その時はなるべく君の意思を尊重するけれど、それまではこの部屋に待機してくれないか」

「学校がおやすみと時であれば、出かけられるんですね」

「ああ。そうだ」

「はい。お気をつけて」


 にっこりと微笑んではいたが、何処となく寂しそうに見えたのは、人知れずこそこそと女性を匿っている罪悪感から来るものなのか。
 前のC.C.の時は、今より従順ではなくどこかハラハラとさせる行動はあっても、心配に思うことはなかった。
 だからこそ、普段ではないC.C.の姿に狼狽しそうになる。


「本当の君は何処にいるんだ」


 呟いたライの言葉はC.C.までは届かず首を傾げていた。


[留め] 

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