コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2012/01/09 (Mon)
傷痕も記憶も忘れられない
波紋が広がっていき、意識を浮上されるように雫の音が耳に届く。
垂れ下がった銀色の髪から覗く、震える瞼が開くと、視界はぼんやりと少しずつ回りの景色を鮮明にしていく。
見知らぬけれど何処か見覚えもある光景の中に、長い髪の少年を見た。
それと同時に、身じろぐと硬く縛られたままの両腕は後ろに固定され、自分が囚われの身であると察する。
背後から襲われ、此処につれてこられたのだというのも思い出す。
「此処は・・・?」
「起きたね。君も見るといいよ」
振り返って答えたのは、名も知らぬ少年で彼の視線の先を追うと、大きな画面があった。
そこに映ったのは、拘束服を着たルルーシュ、連れてきたのは信じられないことにスザクで、ぞんざいに扱うままにルルーシュを地面に伏せて、大きな椅子に座る人物へと恭しく頭を下げるようにしてひざまづいた。
椅子に腰掛けたのはライには大きな影となっていて、顔はよく見えなかったが、あの人物こそがルルーシュの父親であり、ブリタニアの皇帝であるのは理解できた。
しかし、屈辱を浮かべるルルーシュと、それに目を向けることなく暗い瞳のスザクは、もはや、彼らを昔からの友人だっと思えるものは何も見えなかった。
ブリタニア皇帝の前にひれ伏すされるルルーシュの顔は、スザクの手によって持ち上げられ、ギアスのある片目隠すようにして、もう一人の人物へと向けられる。
「ルルーシュ!」
出来るものなら駆け出していきたいものだが、手に施された拘束がライの自由を奪い取っていた。
「君はまだ未練があるんだね。過去にそれとも今見てるものに?」
「彼をどうするつもりだ。君は誰とは問わない。しかし、これは何だ。僕達をこのまま捕らえて何になるというんだ。君達は」
「しー、誰かなんて関係ないよ。君はね。もう少し眠っておいたほうがいい。僕達の新たな未来を作り上げる為にいるのだから」
「何」
「おやすみ」
何かのキーワードのようにライの瞼が重力に従うように、 意識の薄れる寸前、あの大きな男を見た気がした。
彼にもルルーシュと同じくギアスの光る瞳が自分を映した。その瞳の奥に吸い込まれる感覚は、自分が誰かにギアスをかけたときのものに似ていた。
続く
波紋が広がっていき、意識を浮上されるように雫の音が耳に届く。
垂れ下がった銀色の髪から覗く、震える瞼が開くと、視界はぼんやりと少しずつ回りの景色を鮮明にしていく。
見知らぬけれど何処か見覚えもある光景の中に、長い髪の少年を見た。
それと同時に、身じろぐと硬く縛られたままの両腕は後ろに固定され、自分が囚われの身であると察する。
背後から襲われ、此処につれてこられたのだというのも思い出す。
「此処は・・・?」
「起きたね。君も見るといいよ」
振り返って答えたのは、名も知らぬ少年で彼の視線の先を追うと、大きな画面があった。
そこに映ったのは、拘束服を着たルルーシュ、連れてきたのは信じられないことにスザクで、ぞんざいに扱うままにルルーシュを地面に伏せて、大きな椅子に座る人物へと恭しく頭を下げるようにしてひざまづいた。
椅子に腰掛けたのはライには大きな影となっていて、顔はよく見えなかったが、あの人物こそがルルーシュの父親であり、ブリタニアの皇帝であるのは理解できた。
しかし、屈辱を浮かべるルルーシュと、それに目を向けることなく暗い瞳のスザクは、もはや、彼らを昔からの友人だっと思えるものは何も見えなかった。
ブリタニア皇帝の前にひれ伏すされるルルーシュの顔は、スザクの手によって持ち上げられ、ギアスのある片目隠すようにして、もう一人の人物へと向けられる。
「ルルーシュ!」
出来るものなら駆け出していきたいものだが、手に施された拘束がライの自由を奪い取っていた。
「君はまだ未練があるんだね。過去にそれとも今見てるものに?」
「彼をどうするつもりだ。君は誰とは問わない。しかし、これは何だ。僕達をこのまま捕らえて何になるというんだ。君達は」
「しー、誰かなんて関係ないよ。君はね。もう少し眠っておいたほうがいい。僕達の新たな未来を作り上げる為にいるのだから」
「何」
「おやすみ」
何かのキーワードのようにライの瞼が重力に従うように、 意識の薄れる寸前、あの大きな男を見た気がした。
彼にもルルーシュと同じくギアスの光る瞳が自分を映した。その瞳の奥に吸い込まれる感覚は、自分が誰かにギアスをかけたときのものに似ていた。
続く
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