コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2010/12/02 (Thu)
発端は些細な手違い
学園祭にちょっとした事件の後、何故か目覚めた私達がみのは、犯人達の死体だけで、そして、それの代わりのように私の前に急に現れたかと思うと、風のようにいなくなってしまった、たった一人の大切な人、ライが姿を消してから一ヶ月後。
クラブハウスに予想外の訪問者が訪れ、私達は目を見開くのだった。
「・・・ライ!」
光沢のある灰白色の髪、月のように輝く灰青の瞳、子供特有の丸みを帯びた顔にぷっくりとした頬は、女性にも劣らぬ白肌で、西洋と東洋を混ぜた神秘的な雰囲気は、私の知るところライ一人しか見当たらなかった。
私は駆け出して目線よりも大部低くなったその小柄な身体をいっぱいに抱きしめた。
目をまたかせるライを肩越しに顎を乗せるようにして、後ろ頭を支えたまま、私は呟いた。
「御帰りなさい」
生徒会室へと場所を変えて、皆が席に座ったのを見届けてその中にカレンの隣にいたライを見ながらミレイは両手を腰にあてる。
「で、問題が残ったんだけど、これはどういうことなのかしらねぇ」
姿形は勿論、本人の名前と皆の名前以外はあまり覚えていないというのは記憶喪失が悪化したせいなのか定かではないものの。
前よりも子供らしく感情を見せるのは幸いか。
「どーして子供の姿なのかしら?」
「何かあったんじゃないかな?」
スザクがあの事件後にライが行方をくらました事と今の子供の姿になったこととが何かしら関係があると踏んだのだが聊か疑問は残る。
「何があれば、子供の姿に変えるような現象が起こるんだ?」
「さあ、それは、僕にもわからないけど」
「ねぇ、ライ。貴方が自分に何かあったのか本当に覚えてないの?」
カレンがライの顔を覗き込むように問いかけると、
「うん。皆の名前は知ってるけど、ごめんなさい。何も覚えなくて」
声変わりのないキーの高い声で、ライは返すのだが、その表情に自分がどことなく場違いなことを察したのか影が差し落ち込んでいるように見えたカレンは、そっとその小さな頭を撫でたまま優しく語りかけた。
「貴方が戻ってきた。それは此処にいる皆が願っていた事だもの。今はそれだけで十分よ」
「カレン・・・。ありがとう」
見上げたライは大きな瞳を瞬かせて、目を細めた穏やかな表情を目にして、頬に朱が差すとぱぁっと花が咲いたような明るい表情に戻り、はにかむように笑う。
「(可愛い!!)っっっっ!!」
途端、その場で抱きしめたい衝動に駆られて、いきなりすぎるのも驚かれるとその場で地団駄を踏むカレンに、ライはきょとんとしていた。
「なぁ、カレンが悶えているけど、何かあったのか?」
リヴァルの問いに皆の視線が集中して、我に返ったカレンは、いつもの猫かぶりを発揮してその場を取り繕っていた。
「いえ、何でもありません」
それを訝しげに見たのはルルーシュだけだったのだが、とにもかくにもライが子供になって戻ってきたその原因と理由は今一度調べるとして、以前と同じようにミレイが引き取る形で空けたままになっていた一室をライの部屋とする生活がまわり始めるのだった。
続く
学園祭にちょっとした事件の後、何故か目覚めた私達がみのは、犯人達の死体だけで、そして、それの代わりのように私の前に急に現れたかと思うと、風のようにいなくなってしまった、たった一人の大切な人、ライが姿を消してから一ヶ月後。
クラブハウスに予想外の訪問者が訪れ、私達は目を見開くのだった。
「・・・ライ!」
光沢のある灰白色の髪、月のように輝く灰青の瞳、子供特有の丸みを帯びた顔にぷっくりとした頬は、女性にも劣らぬ白肌で、西洋と東洋を混ぜた神秘的な雰囲気は、私の知るところライ一人しか見当たらなかった。
私は駆け出して目線よりも大部低くなったその小柄な身体をいっぱいに抱きしめた。
目をまたかせるライを肩越しに顎を乗せるようにして、後ろ頭を支えたまま、私は呟いた。
「御帰りなさい」
生徒会室へと場所を変えて、皆が席に座ったのを見届けてその中にカレンの隣にいたライを見ながらミレイは両手を腰にあてる。
「で、問題が残ったんだけど、これはどういうことなのかしらねぇ」
姿形は勿論、本人の名前と皆の名前以外はあまり覚えていないというのは記憶喪失が悪化したせいなのか定かではないものの。
前よりも子供らしく感情を見せるのは幸いか。
「どーして子供の姿なのかしら?」
「何かあったんじゃないかな?」
スザクがあの事件後にライが行方をくらました事と今の子供の姿になったこととが何かしら関係があると踏んだのだが聊か疑問は残る。
「何があれば、子供の姿に変えるような現象が起こるんだ?」
「さあ、それは、僕にもわからないけど」
「ねぇ、ライ。貴方が自分に何かあったのか本当に覚えてないの?」
カレンがライの顔を覗き込むように問いかけると、
「うん。皆の名前は知ってるけど、ごめんなさい。何も覚えなくて」
声変わりのないキーの高い声で、ライは返すのだが、その表情に自分がどことなく場違いなことを察したのか影が差し落ち込んでいるように見えたカレンは、そっとその小さな頭を撫でたまま優しく語りかけた。
「貴方が戻ってきた。それは此処にいる皆が願っていた事だもの。今はそれだけで十分よ」
「カレン・・・。ありがとう」
見上げたライは大きな瞳を瞬かせて、目を細めた穏やかな表情を目にして、頬に朱が差すとぱぁっと花が咲いたような明るい表情に戻り、はにかむように笑う。
「(可愛い!!)っっっっ!!」
途端、その場で抱きしめたい衝動に駆られて、いきなりすぎるのも驚かれるとその場で地団駄を踏むカレンに、ライはきょとんとしていた。
「なぁ、カレンが悶えているけど、何かあったのか?」
リヴァルの問いに皆の視線が集中して、我に返ったカレンは、いつもの猫かぶりを発揮してその場を取り繕っていた。
「いえ、何でもありません」
それを訝しげに見たのはルルーシュだけだったのだが、とにもかくにもライが子供になって戻ってきたその原因と理由は今一度調べるとして、以前と同じようにミレイが引き取る形で空けたままになっていた一室をライの部屋とする生活がまわり始めるのだった。
続く
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