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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
本当に本心です
生徒会へと遅れてきたルルーシュに、小言をつけるミレイではあったが、その後ろに続いた長身の青年に目を留め、リヴァルとシャーリーが誰よりも早くルルーシュに詰め寄り訊ねるのは、真剣で怖かったと聞く。
「「その人誰だ(誰よ)!?」」
ひと段落休憩を入れるようにソファにそれぞれに腰掛けてルルーシュからの説明に信じられないという顔をしながらも、確かにライの面影の残る。
灰白色の髪は長く後ろにまとめて、柳眉の下、吊りあがった瞳は、氷のような冷たさと怪しさを湛えた灰青色、端整と取れる身体も含め、大人となればこうなるのかと新たな魅力を見つけてしまう。
頬を染めるままに凝視できない。
ティーカップへと手にした指先、口に運ぶまでの間、その後飲み干すように動く喉仏、優美な仕草がくらくらするくらいに大人の色香が漂う。
しかしドキドキしているのは周りだけ、いたってライは普通で、気づいた様子もなく余計に心臓に悪いのだ。
伏せた瞳を上げて、ライにチラリと流し目を向けられシャーリーは、慌てて顔を正面へと戻し、目線下げて呟いた。
「ライだったんだ」
事あるごと(しずつ慣れてきたミレイはともかくとしても)皆一様に視線を逸らすその不審さに、ライは不思議そうに首を傾げる。
乾いた音を立て流れる髪も含めて、綺麗だなと思わず見惚れる一部を置いて、ミレイが口を開いた。
「で、ルルーシュの話を整理すると、以前だったら学生でも通れたけど、今の姿じゃそういうわけにはいかない。しばらく休養扱いにしてもらいたいと私もそれには反対はないわ。何かあれば後の事は私が手を打つから心配しないで」
「重ね重ね迷惑をかけてしまい、すみません」
記憶喪失として身を置いてる以外にも、隠し立てすることが増えてしまい、恐縮するように頭を下げるライの表情は眉を下げてどこか憂いが浮かぶ。
続く