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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
主役のいない打ち合わせ
生徒会に集まった代わり映えのないメンバーへと、生徒会長であるミレイは訊ねてきた。
因みにカレンは理由あって休んでいた。
「ルルーシュへのプレゼントについて何か提案はあるかしら」
「ルルって、どんなものが好きなのか今一わからないから、何をあげれば喜ぶのか考えると確かに迷いますよね~」
書き物をしてる最中なのか持ったペンをカチカチと顎下に当てて考えるように視線を見上げて、シャーリーは困ったように眉を下げる。
「予算にも限度がありますから、あまり高いものをというわけにはいきませんし」
近くでニーナが現実的な問題に、それはどうだろうかと考えていたシャーリーは、うっと実にまずそうな表情を見せるのを笑ったリヴァルが口を挟む。
「実用的にエプロンとか、日用品とかの方が貰っても困るものではないと思いますけどね」
それぞれの意見を聞き、頭をひねるメンバーの頭を覚ますかのように、生徒会の扉が開かれた。
優雅に歩くのに揺れる灰白色の髪が光沢を持ってキラキラと本人と意図しなくても存在が輝いて見えたほどに、一部には救世主が現れたように映る。
「あー、ライ!。丁度いいときに」
コトンと椅子から立ち上がったシャーリーは、大きな声を上げライの元へと駆け寄って質問をする。
「ねぇ、ライなら何がいいと思う?」
詰め寄ってきたと思えば、顔を寄せるように瀬を伸ばして訊ねて来るシャーリーの行動力に押されるように一歩後ろへとひいたライは戸惑いを浮かべたまま灰青の瞳を瞬かせ顔を背ける。
「何を?っと、いきなり話を振られても僕にも理解しかねるのだが」
「ああ、ごめん」
そのことに気づいて照れ隠しの表情を浮かべたまま、離れたシャーリーは胸の前に両手を合わせたまま説明をする。
「お誕生に贈るプレゼントについて考えてたんだけど」
「誰かこの中に誕生日を迎えるものがいるのか?」
部屋全体へと視線を向けたライは、初めて聞いたと思える表情を向けると、リヴァルが屈託なく笑う。
「ははっ、違うって。それだったら、本人の前で話し合ったりしないだろ」
「どういうことだ?」
シャーリーの説明を聞くには、ルルーシュの誕生日が近いうちにある。そのお祝いをする事は決定とされているのだが、本人にはなるべく内密に、サプライズな贈り物をしたいというのが皆の意見であるのだが、メンバーを見てみると、ミレイはお祭り好きだが口は堅い、ニーナも同じくべらべらと喋るタイプではないものの、残りはおしゃべりなリヴァルと、嘘が下手なシャーリー、このどちらかがルルーシュにポロリと口を滑りそうな気になってライは不安を覚えた。
それとは別に、そのプレゼントは何にするかで迷っているらしい。
自分よりも付き合いの長いメンバーのほうが、ルルーシュの好みを知っているのではないか、仲がよくないわけではないが明確な答えをライも出せないまま沈黙が降りるのだが。
「そのお話影ながら伺いさせて頂きました。此処は、一つ私も乗っからせていただけないでしょうか?」
室内の明りが消えたと思いきや、どこからともなくやって来た咲世子はまじめにマイクを携えて登場するのに、周囲はしーんとする。
続く