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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
全てにおいて至極当然な
メイド・咲世子の突然の登場に驚くメンバー達。
「咲世子さん。どこから現れてるんだ?」
「それに、どこからマイクが?」
ライとリヴァルの冷静な疑問に答えるまでもなく、咲世子は暴走気味に話を続ける。
「プレゼントの事で悩んでいらっしゃる皆様に私から朗報です。ルルーシュ様に影ながら仕えそのお世話をしたからこそルルーシュ様の事は朝の朝食の献立から下着の色まで全て把握しゆる、私が皆様のお悩み解決いたしましょう」
何故か聞こえるのに、咲世子はマイクを手放さないが、それさえも気にはしていない様子でシャーリーが挙手する。
「咲世子さんはルルの欲しいものも知っているの?」
「勿論。それは」
胸にマイクを抱えるように両手にして、一度目を瞑る咲世子はうつむいた顔をあげて、ある一点を見つめて宣言した。
「ライ様でございます」
「僕?」
どこからともなくライにスポットライトが照らされた。
いつ生徒会室に取り付けたのだろうかと、ミレイは天井をみあげ、リヴァルも同じく見つめて呆れていた。
「はい。此処最近のルルーシュ様の言動を含めて、私なりの解釈を持ちますとライ様へと結果にたどり着くのでございます」
どこでそうなったのかはわからないが、咲世子の中の方程式では妙な誤解が生まれてしまっているというだけはわかった。
あくまで冗談ではなく真剣な様子の咲世子に、プレゼントについての第三者の意見が欲しいと思っていたメンバー、特にリヴァルとライはその提案に困惑を浮かべる。
「いくらなんでも、ライをプレゼントにって、それは」
「咲世子さん、冗談を言うのなら別の機会にしてくれませんか?」
リヴァルはライをガン見して思った。
今のお前には冗談に聞こえたのか?っと、とてもそうは見えなかったリヴァルは信じられないと言いたげにライを見やる。
「冗談ではございません。天然素材のライ様、これほど素晴らしい贈り物は考えられますでしょうか?。ライ様の魅力をよく理解しておられる此方の参考人の方の主張をどうかお聞きください」
咲世子に当てられたスポットライトが、今度は今着たばかりと思われるスザクへと向けられた。
「あれ、何の騒ぎだい?」
「スザク様は、ライ様から何を貰われたらうれしいと思いますか」
咲世子は瞬時にスザクの傍に駆け寄り、マイクを向けて訊ねた。
レポーター顔負けの素早さであるが、何処か燃えるような熱意が感じられ誰も止めには入れなかった。
「僕は、そうだね。彼がくれるものなら何でも嬉しいよ」
ライに向けて微笑むスザクだったが、ライは背中から這い上がる鳥肌に身を震わせ、戸惑うように視線を伏せる。
それを見たリヴァルは、首を傾げていた。
「ライがプレゼント・・・ね。考えてなかったけど、それも楽しそうでいいじゃない」
「確かに、あまりやったことないから、ルルもきっと驚くと思いますし」
「うん」
何故か妙に盛り上がる女性陣とは裏腹に、スザク以外の男性陣はどう受け止めていいものかと顔を見合わせる。
そして、ルルーシュの知らないところで、プレゼントはどんな物が嬉しいか、から咲世子の提案に乗り、ライをどんな姿で差し出すかという妙な展開に発展していた。
続く