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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
熱り立ちタービュランス
誕生日会の準備は本人に内緒で始まっていた。
学校の廊下ですれ違いざまリヴァルに、ライから声をかける。
「リヴァル。君は、既に贈り物を選んでいるのか?」
「おう。後は渡すだけだけどな」
ニカッと明るい笑顔を見せたリヴァルに、ライは自らの迷いを再度確認するかのように目を伏せた。
「・・・・」
「お前さ、結構頭で考えすぎるところあるだろ?」
「どういう意味だ?」
「いやさ、あんまり深く考えず、お前の気持ちを最優先に何をしたいかでゆっくり決めていけばいいからさ」
プレゼントで悩んでいるライの事を思っての助言だろうか。
ぽんっとライの肩を叩いて、その場を立ち去るリヴァルの背に、そんなに考え事ばかりしているように映るのだろうかと晴れた空の見える窓を眺めた。
生徒会に呼ばれたルルーシュは、会長の発案により気乗りしないイベントにでもまた付き合わされるのではないかと、嫌な予感を抱いたまま扉を開いた。
室内へと足を踏み入れ、ルルーシュの気を重くしたのは、カーテンを閉め切ったままの真っ暗な状態で、手探りするように電源のスイッチを探してつけた途端、
「誕生日おめでとう!」
紙吹雪とクラッカーから伸びたリボンが頭にかかり、何事かとしらけた目を瞬いた。
「会長・・・」
「ふふっ、びっくりした?」
「忘れていましたけどね。何も生徒会で開くことはないと思いますが、後片付けは誰がするつもりなんですか?」
「ストップ!。本日の主役はそんなこと気にせずに、特等席にご案内~」
ミレイに押されるように椅子に座らされた場所は、あったはずの机などを取り除いた空間の中、どこから用意したのか、ステージ台と両脇に紅いカーテンの舞台がそこにあった。
「ええ、本日はルルーシュ様第一回目の誕生日会を開催したいと思います。司会は私、咲世子がお送りします」
マイク片手に乗り気で司会をしている咲世子に、最近発声練習などをしていて様子が可笑しいと思ったが、このためかと呆れた様子でルルーシュは見ていた。
そんなルルーシュの心情など知らず、咲世子の進行は続く。
続く