コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2010/12/23 (Thu)
それは事故のようなキス
「ねぇ、備品って、こっちに置いてた?」
「違うよ。別の部屋に置いている筈だけど」
部屋の前まで立ち止まったのだが、扉を開けることもなく、遠ざかった女生徒の声と足音にほっと息をつく暇はライにはなかった。
C.C.に押されるようにしてライはテーブルへと追いやられたのは、彼女が背を伸ばすようにしてライの唇に重ねていたからだった。
僅かに目を見開いたライであるが、C.C.の口付けが思ったよりも強くて引き剥がせなかった。
廊下から人の声も聞こえなくなった頃で、C.C.から離れるとライは止めた空気が戻ってきたように息を荒くする。
ライの瞳は濡れていて、動揺を浮かべたままに見上げ、片手を口元へと覆う様は誘うようだった。
それに僅かに笑いを浮かべたC.C.は扉へと向かい手に手をかけると、
「追ってもなくなったから、私は帰るぞ」
いつもどおりの口調でライを振り返る。
「意外と楽しかった。また、気が向いたらお前に付き合ってもらうからな」
目を細めるままにそんな台詞を残して立ち去っていたC.C.に、ライは触れた熱を思い出してか上気した頬を覚ますように、テーブルに背をつけ目を伏せた。
何を考えているのか。ただ、自分をからかっているだけなのか。
C.C.の言動はライの予想しえるものではないものの、唇に残った違和感だけが生々しく残っていて嫌でも呼び起こされる。
しかし、「冗談? まあ、今は、そうしておいてやろう」といった時の横顔と言葉の本音が、実はライに会いに来たと言うのも含めすべてが自分に繋がっているような錯覚を受け、まさかとライは首を振って否定した。
無理やりされたとしても、拒めなかった自分の気持ちまでは否定できなかったのだが、その感情が何かと知るのは先の話である。
[留め]
それは事故のようなキス
「ねぇ、備品って、こっちに置いてた?」
「違うよ。別の部屋に置いている筈だけど」
部屋の前まで立ち止まったのだが、扉を開けることもなく、遠ざかった女生徒の声と足音にほっと息をつく暇はライにはなかった。
C.C.に押されるようにしてライはテーブルへと追いやられたのは、彼女が背を伸ばすようにしてライの唇に重ねていたからだった。
僅かに目を見開いたライであるが、C.C.の口付けが思ったよりも強くて引き剥がせなかった。
廊下から人の声も聞こえなくなった頃で、C.C.から離れるとライは止めた空気が戻ってきたように息を荒くする。
ライの瞳は濡れていて、動揺を浮かべたままに見上げ、片手を口元へと覆う様は誘うようだった。
それに僅かに笑いを浮かべたC.C.は扉へと向かい手に手をかけると、
「追ってもなくなったから、私は帰るぞ」
いつもどおりの口調でライを振り返る。
「意外と楽しかった。また、気が向いたらお前に付き合ってもらうからな」
目を細めるままにそんな台詞を残して立ち去っていたC.C.に、ライは触れた熱を思い出してか上気した頬を覚ますように、テーブルに背をつけ目を伏せた。
何を考えているのか。ただ、自分をからかっているだけなのか。
C.C.の言動はライの予想しえるものではないものの、唇に残った違和感だけが生々しく残っていて嫌でも呼び起こされる。
しかし、「冗談? まあ、今は、そうしておいてやろう」といった時の横顔と言葉の本音が、実はライに会いに来たと言うのも含めすべてが自分に繋がっているような錯覚を受け、まさかとライは首を振って否定した。
無理やりされたとしても、拒めなかった自分の気持ちまでは否定できなかったのだが、その感情が何かと知るのは先の話である。
[留め]
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