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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2009/04/25 (Sat)
ライ女体化話です。
続きからになります。
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Girls Dream of bubble・Ⅲ消去された真実 ≫その後



  特派ヘッドトレーラーへ向かったライは、早くにいたスザクとセシルの二人を目にして、声をかけて、話をして数分、セシルから可笑しなことを言われる。

 
  「ライ君、今まで、ディバイサーとして、一人の特派の一員として、やってきたけれど、これで、今日から離れるのは少しさびしいわね」
 
 
 セシルが、思いつめたような顔をして、何を言うかと思えば、何処か寂しさを湛えた表情で、いった着た言葉に、女性の体としても、快く前と同じようにと接してきた事は、ライとしては、少し肩の荷が下りた心境で、嬉しく思っていたのだが、何の予告もないまま、唐突に告げられた言葉の真意を、ライは図が知れないのだった。

 
「ちょっと、寂しいくなるけど、会えなくなるわけじゃないから。向こうでの生活が整ってから、ちゃんと連絡してね。その時は、必ず会いに行くよ」
 
 
 まるで、これから、ライは此処ではない他所へ行く予定でもあるように、そう言ったスザクの言葉にも、わけかわからなくなる。ライとしては、そんな予定は微塵もなくて、戸惑うようにして、口にする。

 
「? スザクも、何を言ってるんだ」

 
 セシルと同じく、何処か寂しくそうにしたスザクは、少し驚いたように変わって、ライを見たまま眼を瞬かせる。

 
「嬉しくないのかい?」

 
 スザクは、そう言って、心底不思議そうに、首をかしげるが、ライには、到底何が嬉しいのかわからず。

 
「何をだ」
 
「君がだよ。僕も最初聞いた時はさすがに驚いたけど、君の新しい幸せが結ばれる事で見つかるなら、それでいいと思って、ちょっと、相手が変わった人だけど悪い人ではないし、セシルさんと考えて、歓送会をしようと思ったんだ」

 
 幸せ、結ばれる、相手と、何かと結びつける言葉が、スザクの口から飛び出て、けれど、やはり覚えのない事に困惑する、ライの表情を読んでか、セシルが付け足すように、
 
 
「そうね。女の子の幸せのひとつでもある。結婚をするんだから、今のあなたなら、戦場で戦うよりも、家庭を築くほうがあってるじゃないかって、今後のことをスザク君と相談して、決めたのよ」

 
 にっこりとセシルに微笑まれるが、ライは、推測した頭で浮いては沈みかけた、ひとつの答えが、導き出されていたが、一番避けたい答えなのか、現実を受け入れきれないのか、敢えて、ライは問い返す。

 
「ちょっと待て。誰が、結婚するんだ?」
 
「僕と君が結婚するんだよ」

 
 後ろから、声が聞こえたと思ったら、いつの間に現れたのだろう。そこに、ロイドの姿があった。
 いつもどおりの白衣を羽織ったままで。

 
「それは、何かの、冗談ですか?」
 
 
 一瞬思考停止した頭で出たライの言葉に、ロイドの口元が両端つり上がるかと思えば、不思議そうな顔をされた。

 
「冗談?今は特に言ってないよ」

 
 ロイドの後に、スザクが口を挟む。

 
「あれ?、ロイドさんから、聞かされてたと思ったけど。それじゃあ、君が驚くのも無理はないね。僕も二人が、いつの間にそんな仲になってたなんて、知らなかったけど、二人がそうやって、結婚までいきついて、その報告したのは、他でもないロイドさんなんだよ」

「何を言ってるんだ、スザク。二人の仲って、僕は別に何も」

 
 ライの言葉が、照れと思ってか、セシルが言った。

 
「隠さなくてもいいのよ。そりゃ、ロイドさんは確かに、変わってるけど、貴方を悪いようにしないと思うし、ああ、結婚での不安からかしら。大丈夫よ。今だけだから」

「セシルさん、僕が疑念を抱いているのはそういうことではありませんよ。それに、ロイドさん、あなたは、確か、婚約者がいたはず、僕と結婚になるなんてことはないはずでしょう」
 
 
 思い出したように、ライがロイドに向けると、

 
「ああ、興味深い素材見つけたから。そっちの方は、お断りしたよ」
 
「断ったて、そんな理由で」


 驚くライに、いつもの表情に若干視線だけを細めたロイドが、言うのだ。

 
「理由はいくらでも言えるけどね。…君、色々面白いものがあるから、僕には、迷う理由もなかったよ」
 
「っ!?」
 
 
 ライは、心臓がはねたことも、何故、頬が染まる理由も見つけれないまま、場面が変わって、教会へとやってきていた。気づけば、白い透明なベールつけて、汚れもない白いウェディングドレスを着た自分に驚く。
 白いライの肌に映えていて、光に反射したドレスが、光の粒のように、輝いて見えて、見るものをうっとりとさせるものであったが、ライは、そのドレスの輝きにも、教会の雰囲気にも、見とれることなく、この場から去ろうとしたその手に包んだ白の手袋を、大きな手が、捕らえる。

 
「残念でした~、これで君は、また一つ、自由を奪われたわけだね」
 
「ロイドさん…」

 
 いつ着替えたのだろうと疑問を持つ事に、早くにタキシードに身を包んだロイドが、招くようにして、手を引くと、ライの足が動いて、ロイドと向き合う格好になる。逃げ出そうとする腰は、ロイドの手のひらが、やんわりと拘束していた。
 ざわめく声が耳に届いて、他にも、この場に人がいるのかと、声をするほうにライは気をとられると、

 
「では最後に、誓いの口づけを」

 
 知らぬうちに、進んだ進行の中、何処かで聞いたことのある、神父の声を確認するよりも、ライの腰に回ったロイドの手が、引き寄せるようにして、片手は、上向かせるようにして、ロイドの顔が接近してきたことに、慌てる。

 
「なっ!?」

 
 息も触れそうになるほど近づいた距離に、背ける事も退かれる術もなく、目を強く瞑る様にして、口を開いて言葉を話す前に、場面が変わった。




 
 視界に移ったのは、教会ではなく、部屋の中だった。
 息をつかせるようにして、上半身を起こして、僅かに滲んだ額から、汗がこぼれる。
 夢だったと気づいたのは、数秒たってからの事だった。
 女となっても、部屋とベットだけは、前と同じ風景で、確認するよう視線を動かした後、ベットの横から、地面へと細い足をつくようにして、立ち上がって窓際へと歩く。
 窓の外から、満月が覗き、月明かりが青白いほのかな光となって、部屋の中へと注がれた。
着るものと言っても、男だった時に着ていたもので、女の体となったライには、大きすぎるものであったが、足まで届くワンピースのようになってしまった、シャツを寝間着として使っていた。
 シャツから伸びた、白い足が、月に照らされ、際立っているように映る。
 恋と言った言葉から、こんな夢を見るとは、思っても見なかった、ライだったが、何処かでそれを求めているというより、女となった自分が、知らず知らず気づかないうちにそうした女性の部分が自覚し始めるのではないかという、不安から見たのかもしれないが、夢の内容の理由はそうかは、誰にもわからなかった。
 
 ライは、その場で月に背を向けるようにして、閉めたままの窓に寄りかかるようにして、座り込むと、ついたのは、ため息だった。外は、まだ夜。月が動いて、影が斜めになる。静かな室内に耳に届いたのは、時計の音。その二つが、今のライの起きている時間を教えていた。
 眠れないと言うわけではないが、また先ほどの夢を見るのではないかと言う不安が、脳が眠気を訴えるように瞼を重くさせると、首を振って、覚まそうとするのだった。
 
【 Ⅲ・終わり・へ】 

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