コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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ナッキー観音
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性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2009/04/18 (Sat)
ライ女体化話、お話は続きからになります。
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Girls Dream of bubble・Ⅲ 消去された真実
部屋を訪れた時、ペットに寝そべるように、寛いだ格好のC.C.は驚いたように、目を見開いて、部屋に来たライを迎えた。
【続く】
部屋を訪れた時、ペットに寝そべるように、寛いだ格好のC.C.は驚いたように、目を見開いて、部屋に来たライを迎えた。
「お前は…」
カーテンも閉め切った室内で、女二人の話し声だけが聞こえる。片方は、ペットの上で、ぬいぐるみであるチーズ君を抱くようにして座って、もう一人は、ベットの端に腰かけるように、座っていた。
ライから、話を聞くうちに、事態を理解したC.C.は、口を開く。
「なるほど。・・・それで、私のところに来たというわけか」
「ああ、何か知っていることがあったら、話してほしい」
「そうだな」
顔を埋めるように顎を乗せると、見事に抱えたチーズ君人形の頭がへこんで、崩れるのだが、そんなことも気にすることもなく、C.C.が目を伏せるようにして、いつもの調子で話を進める。
「ギアスの力は、多大な影響力がある事は、お前も知っているだろう。それ故、身体にも何らかの影響が出ることも」
「そんなことがあるのか」
ギアスの事は、ライよりも、詳しいC.C.に聞いてみたかった情報であるにしても、C.C.の口から、その言葉が出ると、おおよそ推測していても、驚くもので、ライの声に反応するかのように、C.C.が横目に視線だけを向ける。
「ある、とは一言も言っていない。ギアスの力は、一度話したと思うが、契約によって、人それぞれ異なるギアスの力はもつが、それは、一つだ。それに、その影響によって、体質が変わるなんて話は聞いたことがない。お前もその影響で、受けたとは思ってもいないだろう。それで、お前の身に変ったことは他にもあるのか?」
「性別は全く真逆になってしまったとはいえ、僕の中身、性格に変ったところはない。僕の知る限りではそうだ。ただ、身体の変化によって、体力や運動に何らかの変化があるとは、試していないので、何とも言えないんだが」
「なるほどな。では、お前が知らぬ間に、何らかの禁忌に触れた、ということはないのか」
「それは、何かの呪いということか?」
「知らん。ただの、憶測だ。私が知るのは、ギアスの力だ。お前の知りえぬことを、私が知るはずもない。だが、一つ言えることは、ギアスの力の影響で、性別が変化するということはまずない」
「そうか…」
C.C.であれば、何か知る手がかりでも、見つかるという期待が少しはあったのだろう。若干沈んだライを一瞥して、スザクが言う、難しい顔で、考え始めたライに、それを見ることもなくC.C.が声をかける。
「ところでいいのか?」
「?。何がだ」
思考を不意に現実に戻して、C.C.へとライが、振り返ってみた。
「お前がだ。此処は、ルルーシュの部屋だ。それはお前も知っているだろう」
「ああ、だから、君とこうして、対話しているだろう」
性格は変わっていないというのは、本当のようだっと、C.C.が小さく笑うようにして、
「まだ、気付かないのか。愚か者め」
「どういうことだ?」
「私は、此処では、いないのも当然の存在だ。今は夜だ。ルルーシュの部屋に、それも、今は女となったお前が、此処から出ていくのを誰かに見られたらどうなる。他人事に敏感な奴は、あらぬ誤解をするかもしれんな」
「……」
「そういったことまで、頭が回らなかったのか。注意散漫だな」
「確かに、君の言う通りだ。今の現状しか、見ていなかったのは、認める。だから、僕も考えて」
「では、これからどうするつもりだ」
何か笑いを含めたようにして、言うC.C.に、眉を顰めていると、静かな足音で新たな訪問者がその場に入ってきた。
「ニャー」
「アーサー」
「…猫を理由に使うつもりか」
「そうじゃない。誰が妙な誤解をしたとしても、それは表面上だ。ルルーシュの迷惑になるつもりはないが、僕がそれを防ぐことは容易ではない。もっとも、強く否定した方が、噂の種は大きくなりそうだから、避けるべきだろう」
「つまらん。さっさと、行け。私は、疲れた」
パタンっと、乾いた音を立てて、C.C.はベットに横になった。勿論、チーズ君を道連れにして。
「そうだ。今度、人の部屋を訪れるときは、手土産くらいは持ってこい。そうしたら、また、話を聞いてやろう」
「はぁ、それは、またピザを要求しているのか」
「当然だ。ピザ以外の何をもってくる」
少し考えるように、視線を横に向けて、ライは、意外な言葉を口にした。
「…面白い話、とか」
「おまえに、そんな芸当があるのか。知らなかったな」
「……その時は、考えておく」
そうして、再び、起き上がったC.C.は、扉の方へと顔を向ける。
「考える間もないみたいだぞ。どうやら話している間に、部屋の主が帰ったようだ」
近づいてきた足音は耳にしていた、ライも、それが誰といわずにわかる。
扉が開いて、入ってきた言葉と同じく、部屋に入ったのは、ルルーシュだった。
「…C.C.!。何故先に、っ!?。…ライ、来ていたのか」
自分の部屋にC.C.以外の女性がいることに気づいて、一瞬驚いたが、それがライだと頭で理解して、ルルーシュの表情が落ち着いたものに変わる。
「ああ、どうしてもC.C.と話してみたいことがあって、こんな夜に、部屋にお邪魔してしまった。すまない」
「いや、それはいい。で、話というのは何だ」
「女同士だ。話すことも限られる」
「C.C.?」
ライをはさむようにして、ルルーシュとC.C.の会話がなされる。
「俺にも隠す秘密ということか」
「ああ、男ならそうだ。だが、お前なら、話してみるのも、面白そうだ」
「何を言っている」
「二人で話したのは、恋の話だと言ったら、ルルーシュ、お前はどうする」
「っ!?」
同じように、驚いたライが、口を開こうとすると、それを制するように、C.C.の眇めた目が向けられたのが、一瞬だったが、ライは、黙認した。
ライに抱えられたアーサーが、腕の中で見上げるようにして、鳴くと、ライの視線が向けられた。どこか困ったように。
C.C.はライとの会話の内容を言うつもりがないのか、それとも、ライから、話をしろということなのか、先ほどの事に関して、何も触れようとしない。
「どうした。動揺でもしたか?」
「いや、少し驚いただけだ」
明らかな動揺は目で見えても、ライにそれ以上見せることが出来ないのか、虚勢を張るルルーシュに、これ以上の反応を期待しても無駄と取ったC.C.は、
「…まぁ、今のは冗談だ。私に話があって、ライは此処にいる。それだけだ。お前の心配するようなことは、何もない」
「・・・・」
見上げた眼を細めたC.C.はどこか楽しげで、それを目にしたルルーシュの眉間が刻まれる。
二人の間にいたライが、その状況に、呆れたようにして無言で、立ち上がって、ルルーシュの横を抜ける。腕から抜け出したアーサーも後に続く。
サラサラと流れる綺麗な髪色を目で追って、ルルーシュが扉に手をかけたライを振り返る。
「ライ、話はもういいのか」
「ああ、あまり長居するのも気が引ける。それに、聞ける事も聞けたから、それで十分だ」
「そうか」
部屋まで送ろうかと出そうになった言葉を、C.C.を意識してか、そこまでするのもライに気を遣わすとでも思ったのか、ルルーシュは口にこそ出さなかった。
「C.C.、先程の話だが、少しだけ参考になったありがとう、それじゃあ、二人ともおやすみ」
「ああ、おやすみ…」
口元をわずかに緩ませて言った、ルルーシュの言葉を合図に、扉が閉まると、扉を背にして、ふっとライは、息をこぼす。
二人の部屋から、会話が始められることを盗み聞く事もせず、そのまま廊下へと足を一歩踏み出した。
結局、ギアスではなくても、少しは情報を得られたそれだけが、今日の収穫だった。
C.C.の言った、言葉も頭の隅に置いておいて、もう一度、一からこうなった原因を調べようと改めるようにして、とりあえず自分の部屋へと続く廊下をライは、歩いて行くと、その姿を、追いかけたのはアーサーで、並ぶようにして、部屋へとついて行くのだった。
【続く】
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