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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2009/04/15 (Wed)
新婚さんごっこ  
オレンジデーといっても、一日過ぎちゃった後だけ、浮かれて書いてしまいました。
スザク×ライです。
お話は、続きからになります。
拍手を送る

 
狂っているかどうかを確認する方法
 



「ただいま」


「お帰り、スザク。 それは何だ?」


 スザクの抱えたそれに気づいて、聞くまでもなく、スザクは、中を見せるようにしてから、それをテーブルの上に置くと、鮮やかな一つ丸い物体を中から取り出して、ライに見せた。


「オレンジだよ」


「オレンジ?」


 面食らうようにして、それを見たライの視線の意味に気づいて、スザクは、頷くと、


「うん。今日、オレンジデーという日らしいからね」


「・・・それで、買ってきたのか?」


「そうだよ。出来たら今日、これを使って、ライにおいしい料理を作ってもらいたいなって思ってさ」


「出来なくもないが、今日と言うのは珍しいな」


「そうかい?」


 ライのいるキッチンの中まで、やってくるスザクへと、


「オレンジデーという日は、知らないが、材料を買ってきてまで、食べたいものがあるとは思わなかった」


「ああ、そういうことか」


 後ろから気配を感じて、体温が触れて、ライは前を向いたまま、声をかける。


「何だ」


 ライの後ろへとまわったスザクが、ライの身体をキッチンと挟むようにして、動けなくする。
 耳元に吐息が掠めて、ライの身体が強張ったことに気付きつつも、唇を寄せて囁く。


「確かめ合う日なんだって」


「何をだ」


 不審げに顔だけ振り返るようにして、ライがスザクを見やると、何故か微笑まれた。
 何かと問い返す言葉を、驚く間もなく、口で塞がれる。
 触れただけで、軽い音を立ててすぐに離れて、近い距離で、動揺した銀の瞳と、優しげに細めた緑の瞳が合う。
 無表情な顔に、うっすらと頬が色づくのをみて、スザクの目と口が自然と笑みを深めると、もう一度、口が触れては、離れて、触れられ、今度は深くなっていく。
 息も乱され、どうにか隙をついて、顔をそむけて唇を遠ざける。まだというばかりに、名残惜しそうに離れたスザクの目の前にあって、息をつきながら、ライは口を開いた。


「っ!、何なんだ!?。急に」


 息を乱すようにして、頬を染めて、僅かに揺らいだ瞳が、当然のようにまっすぐに向けられ、


「ごめん。後にするよ」


「よくわからないが、そうしてくれ。夕食の準備が遅れる」


「うん、そうだね。じゃあ、着替えてくるよ」


 それを目で追っていくと、不意に、スザクが、ライを振り返った。


「あ、さっきの答えだけど、オレンジデーには、愛を確かめるために、オレンジのものを贈るんだ。だから、それを一緒に食べようかなって思ったんだ」


「・・・・」


 さらりとそれを言って部屋へと戻って行ったスザクは、唖然とスザクを見たライの顔を見ることはなかった。それも数分の事、何か言いたげに眉を寄せるようにしたライは、料理を作りながらも、頬の朱はさらにあからんでいるように見えた。
 それを見たスザクが、また笑うと、笑う気配に気づいてライの眉間が強まる。嫌がっているというより、照れているのだろう。
 その後、スザクによる確認作業は、夕食後も続くことになるとも露知らず。
 けれど、確認するまでもなく、二人の雰囲気がそれを物語っているようだった。


【留め】

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