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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2009/04/05 (Sun)
ライをお祝いということで、ライ祝い小説、配布フリーですが、著作権は手放しでないので、プログ等にのせる場合、何処かに「夜右」と名前を書いていただけますようお願いします。報告は強制ではないのでなくても構いませんが、あると嬉しいです。
スザク・ロイド・セシル・ノネット・ジノ・アーニャが、ライ君をお祝いということで、

拍手を送る

It can do for you who love ~愛する君のためにできる事~



 少しずつ寒さから暖かい季節へと変わろうとしていた頃、二人の少年は、並ぶようにして、外の景色を見ながら、歩いていた。


「セシルさん達から、連絡あったのは聞いているが、いつものトレーラーではなく、外なんだ?」


 軍の何かの要請でもなく、外に呼び出された、二人は待ち合わせへと渡された地図を片手にしながら、ライは、疑問符を浮かべるように首をかしげる。
 隣のスザクが、その様子に、笑みを漏らして、

「きっと、行ってみれば。わかるよ」


 呼ばれたのは同じであるはずなのに、いかにも何かを知っているような雰囲気に、ライの視線が向けられる。


「? 妙に、いや、何か知っていると言った表情だな」

「えっ、そんなことないよ。僕だって、セシルさんから、何も聞いていないんだから」

「では、何故、嬉しそうなんだ?」

「嬉しそう。・・・ああ」


 風がその癖のある髪と木々の葉を揺らして、それらを見上げるように、スザクが、口を開いた。


「僕たちは、学生でもあるけど、それと同時に軍人でもあるだろう?。急な要請があれば、何処へでも行って、自分の尽くせる限り、戦闘をしなきゃならない。それは、僕達が自らで決めたこと」

「ああ」

「だからだよ。…こういう、なんていうか、ゆったりとした時間も僕達には必要なことなんだって、思うんだ。普段、当たり前の日常から、離れてるせいかもしれない。それに、今は君といるしね」


 木へと見上げた顔を、話す途中になって、隣へと並ぶ、ライへと向けると、そこで、目を優しげに細めた。


「そうか…」


 やや戸惑ったように、視線を前へと戻し、スザクに横顔を向けたままのライは、そう呟くように口にする。


「ライ君、スザク君」


 風に流れて声が届いたのか、不意に立ち止まった二人は、顔を会わるようにして、その音を辿った。
 近づくにつれて、二人の名前で、呼ばれていること、懐かしい声に、その声の在りかが、誰からのものなのかと思い知る。


「こっちよ!。二人とも」

「あ、セシルさんだ。行こう」


 スザクが、そう言って、セシルのもとへと駆けだして行ったのに、何故か、ライだけは、地面に足が縫い付けられたように、その光景に、魅入ってしまった。
 セシル達がいる場所、とりわけ、人の視線より上へとライは、目を向ける。
 花の存在が、何かを主張するかのように咲き、桜ほど華やかではないけれど、目を引くその花は、時折、風に揺らめいて、こっちを手招いてるかのように、見えた。
 先に着いた、スザクが、こちらを見ていることに気づいて、ライも遅れるように、後を追った。
 花に微かに、今までとは違う香りが、風に紛れるように、それは、セシル達のいる、高木から香って、スザク達の様子にも気付かず、ライは、それを仰ぎ見るようにして、声を出した。


「これは、なんという名称の花なんだ」

「え、ああ」


 ライの視線を追って、感嘆と声を漏らしたスザクではなく、地面に腰を下ろしたままのセシルが、ライの質問に答えた。


「それは、梅っていう、名前のお花なのよ」

「梅…」

「ええ、そうよ。本当は、桜の木の下で、お花見しようと思っていたんだけど、この辺で、咲いてるものがなくて、でも、このエリアは、古くは桜ではなく、梅でお花見をしていたそうなのよ。だから、此処を選んだんだけど、他の場所にした方が、よかったかしら?」


 眉を下げたセシルが、ライを見上げるようにして、笑顔を見せると、無表情ながら、口元は緩んだ口調で、もう一度、梅の花を見て、それから、セシルへと戻して、口にした。


「いや、此処も綺麗だ」

「気に入ってくれたのなら、それでいいんだけど。さぁ、二人とも、座って」


 地面へと敷かれたビニールシートの上に、スザクとライが、腰を下ろす。その途中、スザクが、靴を脱ぐのと、セシルさん達の靴がシートの外側にあるのを見て、知らず、土足で上がろうとしたライは、倣うように脱いだ靴を外側へと、揃えるように置いた。
 にっこりと笑うセシル以外に、シートの端を陣取るように、何かをカタカタと打ち込むように、身体を丸めるように、背を向けたロイドへと目を向けると、その視線に気づいたセシルが、困ったように笑みを変えた。


「ごめんなさいね。ロイドさん、ここに来てからも、一度花を見たくらいで、後は、例の新作の部品でっと、いつもの研究の方に戻っちゃってるけど、気にしないでね」


 ロイドの背中を見やって、ライがぼそりと言い放つ。


「相変わらずな人だ」

「そうね。あ、スザク君、ちゃんと、話を通していてくれたって、聞いたわ。ありがとう、私が話す前に、頼んじゃったみたいで悪いわね」

「いえ、僕は、ちょうど桜の話もあって、話したくらいですし、後は、向こうの急な事情がなければ、来ると言ってました。いい機会だったんだと思いますよ」

「…スザク、さっき君は何も知らないと、そう言わなかったか?」

「え、ああ、お花見をすることは前々から、セシルさん達と内緒で決められていたんだけど、いつするのかは僕も聞かされていないから、嘘はついてないよ」

「……お花見」

「うん、君のお祝いも兼ねてだけどね」

「お祝い?」

「残念でした!。今日は、仕事はオフで。で、休日も出来たついでに、君の誕生日を祝おうってことになってて、それで、秘密にしてたんだけど、まぁ、僕はどっちでもよかったんだけどね、セシル君~、例のあれを、準備して」


 こちらへとようやく顔を見せたロイドが、話の中に入るようにして、セシルに顔を向ける。


「はーい」

「例の、何だ?」


 知っているかと、聞くように、スザクへと顔を向けると、眉を下げて、何故か照れたように、後ろ頭をさすて照れ笑いを浮かべていた。
 ますますわからないと眉をひそめたライが、スザクへと口を開く前に、遮られる。


「はい。ライ君」


 セシルが、ライへと差し出すように、両手で抱えるようにもった、お皿の上に、ロイドの好物でもあるプリンが、通常で買うよりも大きなサイズであり、彩りにフルーツや生ケーキなど、添えられていて、それを目にしたライは、セシルへと見やると、


「スザク君とお祝いで、作ったものでなんだけど、あなたの誕生日って、まだわからないでしょ?。それで、今までのあなたの実績と私達からのお祝いという形で、今日を誕生日としてみたのよ」

「僕の誕生日?。だが、僕の誕生日は、既に」


 前にもしたはずではっと、続くライの言葉をスザクが、口を挟む。


「えっと、誕生日っていうのは、後付けになるんだけど、今までの君のやってきたこととか、色々あるけど、感謝のしるしっていうのが、正しいかな」

「感謝というなら、僕からだろう。スザクやセシルさん、ロイドさんに、僕のことを調べてもらったりと色々世話になっている。だから、そんなに気を使う必要は」 


 ライの言葉に、セシルが、それをやんわりと、首を振って否定する。


「ううん、そうじゃないのよ。スザク君もそうだけど、あなたも軍の中でも、私達にとっても、一役かっているの。騎乗データも、軍人としての、行いも」

「うん。君は、ディヴァイサーとして、最高の逸材であるから。うちに来てくれて、僕としては嬉しんだよ。研究効率も格段に上がってるしね」


 ロイドの言葉に、頷くようにして、セシルが口にする。


「そう、特派もそれで動きやすくなっているのもあるし、何より、あなたと関わってスザク君もいい意味で変ったわ。あなたにもその影響があるでしょう?だからよ、これは、ロイドさん、スザク君、私、そして此処にはいない特派の人達からの、感謝の気持ちでもあるのよ。特派の一任として、貴方個人として受け取ってもらえるかしら」


 スザクへと視線を移すと、頷いて返されたので、ライは、セシルへと顔を向けて。断るべき言葉が見つからないというより、善意を捨て切れず、ライは戸惑いつつも、口を開いた。


「…わかりました。ありがとうございます」


 ライが、受け取った瞬間、空気が一層暖かく、笑顔を作り出す空気へと変わって、


「それじゃあ、デザートの前に、よかったら、私のお弁当を食べみてね」

「セシル君。それ、もしかして」

「はい。ちゃんと、みんなの分も、用意してきましたよ」


 重ねた弁当箱をバックから取り出した、セシルは、包んでいた包みを開いて、喜々とした表情で、それらの蓋を開けて、シートの上に並べ始めた。
 ご飯と甘いもの、おかずとフルーツが、ミスマッチした何とも、色どりのある食べ物となって、弁当の中で、その存在感を一層、引き立たせていた。


「さぁ、遠慮なく、召し上がれ」


 何か刑が宣言されたように、その場に沈黙を作って、ごくりと唾をのみこんで、スザクとライが、意図したわけでもなく顔を合わせてから、にっこりと笑みを浮かべたセシルへと一度、顔を向けて、二人の男の子は、紙皿を手にして、勇敢にそれを割りばしでつまみあげると、口へと運んで行った。
 口の中で、噛むのだが、どちらもおいしそうに食べているとは言えず、数秒開けて、のみこんだ。


「どうかしら?お味の方は」

「えっと、大丈夫ですよ。ね、ライ」

「ああ、個性的な味ですね」


 二人には、それが精いっぱいだったらしいが、セシルは、そんな様子も気にすることなく、まだまだいっぱいあるからっと、遠慮せずにどんどん食べて行ってね。っと、さらに追い打ちをかける。
 ちゃんと勧められた弁当に、手をつけて、空いた空間を増やしていく二人とは別に、ロイドは、別のものへと手を伸ばす。


「じゃあ、僕は、そっちの。いたっ、痛いじゃないか。セシル君」


 バシッと、手を叩かれ、不満げに手を擦りながら、セシルへと向けると、


「ロイドさん! あれは、゛ライ君に゛差しあげたものですよ。本人の許可なく、先に食べないでください。それに、デザートなら他にも用意してありますから、先にまず、お弁当から召し上がってください」

「どっちも、デザートに見えるけど?」

「何か言いました?」

「いいえ、何も」


 それから、ロイドもセシルに料理を紙皿にとり分けられ、不満げな視線で文句を言いつつも、セシルにとがめられるようにして、食べていった。スザクとライの二人もいくつか、口に運んで、独特な味を押し込むようにして食べ終わった。腹がいっぱいっで、満足というより、いまだに残る味が、胃の中から喉へとこぼれる、気持ち悪さと合間って、妙に疲れたというべき状態なのだが、それは口にすることなく、完食し終えたのは、さすがというべきだろう。一息つくようにして、梅の花を見上げたライは、再び、その花を目で楽しんだ。
 見上げたライを見て、口を緩めると、スザクが、ライ同じものを見るように、仰具と、さらさらと流れる風が、時間の流れをゆっくりと感じ入るようで、そこへ動き始めたように、声が耳に届いた。


「ああ、やはり此処だったか。しかし、私が到着する間もなく、はじまっていたとは、しまったな。少しばかり遅すぎたか」


 聞き覚えのある女性の声に、振り返ると、ライが口にする前に、スザクが、その人物の名を驚いたように、口にする。


「エ二グラム卿っ!。どうして、こちらに?」

「どうしてとは、つれないな。他に声をかけるなら、自然と私にも耳に入る。此処へ来たのは、他でもないライのお祝いを兼ねてだ。それならば、まず声をかける相手を先に選んでほしいものだな。それから、花見の席だ。堅苦しいのは、この際、抜きにしようじゃないか。そろそろノネットさんと聞いてみたいものだな」

「え、いや、それは」


 スザクが、どう返すべきか戸惑うのに、ライがノネットへと声をかける。


「ノネットさん」

「ん、おお、そうだ。いかんな。忘れるところだった。ライ、お誕生日、おめでとう。これはせめてものの祝いの品だ」


 大きな花束を渡され、ライは、少し困惑したようにして、ノネットを見上げた。


「これは、えっと、ノネットさんからですか?」

「ああ、そうだっと、言いたいところだが、私ではない。姫君二人からのものだ。お前も随分、気に入られたものだ。なかなか隅に置けない事をするな。それから、もう一つあるぞ。こちらは、その姫の副官殿から、預かってきたものだ。受け取ってくれ。他にも、お前の事を好いてるやつがいてな、来れない事を嘆いていたのだが、今は生憎職務を離れられないのだそうだ。だからこそ彼らの分まで、私が、存分に、お前を祝うぞ」

「…ありがとうございます。しかし、これは」

「ああ、まだ、養子の事でお前に話したことがあると未練ながら聞いたが、安心しろ。私が、釘をさしておいたぞ。私の推測では、今後も大いに成長し、経験を積み強くなるだろう。だから先の予定では、ライはナイトオブラウンズの一員となり、引き取る先は、私のところだともう決めてあるとな」


 口に笑みを浮かべて、喜々とそう宣言したノネットに、スザクが驚く。


「えっ!」

「ノネットさん、そんなことを」

「あははっ!、あやつ、言葉もないというのは、あのような顔なのだな。お前にも一度見せてやりたかったな。なかなか見られない表情ではないぞ。しかし、あれはよほど、お前のことを目にかけてると見える。だが、お前の意志は無視してしまったが、言うに及ばず、私は、本気だから、そのつもりでいろ」


 ライが、唖然として黙ったまま、見上げた視線とノネットの視線が混ざり、沈黙が出来たころ、ライの隣で、少女の声を聞いた。


「それ、おいしいの?」

「アーニャ…」

「おや、来るのがやけに遅いと思ったら、今頃か。そんなに、体力が足りていたか、ジノ」

「エ二グラム卿、私は、荷物を両手に抱えているんですよ。一人で、先に進んてしまっては、追いつくものも、見失ってしまいますよ」

「ン? 場所の事も話を聞いたのは、お前たちの方からだろう。私へ隠しだてをした代償にと、荷物をもち、案内してくれると聞いたが、違うか?」

「ははっ、確かに、そう言いましたね。って、アーニャ、俺に荷物を預けて、自分だけ先に、席を確保か」

「空いてる席はほかにもある。それに、ジノが抱える範囲の荷物しかない」


 ライの隣を陣取って、アーニャは、のうのうとそんなことを言った。


「えっと、どうでしょう?。空いてる場所というのも、狭いかもしれませんが、立っているより、座ってはいかがでしょう」


 セシルが、立ち話も何ならと、促すと、


「ああ、そうだな。では、遠慮なく、御邪魔するとするか。ああ、ジノ、荷物は、私のもとだ。使わずして、置いたままでは、持ってきたかいが、無駄となってしまうからな」


 頷くようにして、ノネットに手渡すと、ジノが、その場を見回す。


「で、必然的に、私は余った席になると、一つしかないな」


 そうして、新たに、ナイトオブラウンズの三人も加わり、個性差が増し、よりその場に彩りが添えたように、デザートに、花見団子と、セシルが新たに出し、ノネットが、お酒を取り出し、賑やかな空気へと変わった。
 梅の花に不満を抱く心境ではなく、今の季節なら、花の散る桜の鮮明な儚さが見られると、聞いて、ナナリーと折り紙した時に、記憶で残ったのが、折り紙となって現れた桜という存在が、少しだけ気になった。


「桜は、どんな花だったのだろうな・・・」

「ライ。・・・花ではないけど、桜も此処にあったみたいだよ」

「どこだ?」


 ライの呟きに、スザクが、一粒の果物を指先で、ライの前に示して見せた。
 それを見て、ライは、納得したように、口に小さく笑みを浮かべた。
 スザクが、見せたそれは、さくらんぼ。
 桜桃とかく、もう一つの桜。花ではないが、確かに、色合いは鮮やかで、花の色に劣ってはいなかった。それを、隣の桜に似た髪色のアーニャが、指先でつまみあげて、口へと運ぶのを見届ける。
 視線に気づいたアーニャは、ライが物おしげにしてるように見えたのか、新たに手に取ったさくらんぼを差し出す。

「はい」

「ああ、ありがとう。アーニャ。少し見ていただけだから、君が食べるといいよ」

「そう。でも、欲しいのなら、早く食べた方がいい。ジノが持って行ってしまう前に」


 斜め前にいた、ジノが、その言葉を聞いて、眉を下げる。


「アーニャ、私はそこまでいやしくはないつもりだが」

「説得力ない」


 ちらりとジノの傍ある、紙皿には、幾つかの食べた後の名残が残ってあるのを、一瞥して、アーニャは再び、さくらんぼに手に取って口に含む。
 ジノが、複雑そうに黙りこんで、ライが、両者を交互に見て、スザクが、その様子に笑みを浮かべる。
 その近くで、ロイドとセシルが、ノネットの用意してきたお酒を、振る舞われていた。
 緩やかな時間が風と共に、流れて、梅の花だけが、その人達の様子を見守って、くすくすと笑みをこぼすかのように、風で揺らめいているのだった。


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