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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2009/04/11 (Sat)
女体化、お話は、続きからになります。
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Girls Dream of bubble・Ⅱ 立った一秒の間に消え失せた涙 ≫その後


 聞こえてきたのは、水の流れる音と、やけに反響して聞こえる、物と水音、それから、人の声。
 人の声は、女の声しかなくて、そこに、場違いのように、畏縮したライが、思わず出たのは、
 
「はぁ…」
 
「ため息つくと、幸せ逃げるわよ?」
 
「ため息もつきたくなる」
 
 ライの独り言のようにもらした言葉に、
 
「つきたくなる、ね。…折角、休養も兼ねて寛ぎに来ているのに、これじゃあ、何のために来たのやら」
 
「そうは言うが、どう考えても、おかしいだろ?。こんな状況で、今こうして、女風呂にいることが!」
 
 ミレイへと向かって言った。ライの声が、やけに強く浴室内に響いた。
 何人でも入れるような大きな女性専用の湯船に、シャーリー、二ーナが一緒に、浴室の中から、声を上げたライの方へと振り向いたことで、思わず荒げた声を出したライは、静かになった。
 女の子についての教えを学ぶ前に、身体を解きほぐして、親睦がてら疲れを取ろうっという狙いがあるらしいのだが、今、その男の名残のように鍛えられた、肌白くもしなやかな体には、隠されるはずの白のバスタオルはなく、洗うためだと奪われてしまって、腕で隠すようにしてもさらけ出す部分は、長い髪に隠れた背中以外は、隠せてるはずもないまま、椅子に腰かけていて、ライへと話すようにちょうど近づいたミレイが、シャーリーの方へと振り返るのだが。
 
「シャーリー、これって、おかしなこと?」
 
「ええっ!?、私? あー、えっと、おかしくはないと思います」
 
 しばし、何かに魅入ったようにしていたシャーリーが、我に返って、顔を横に向けるように、そういうと、
 
「ほら、シャーリーだって、そう言ってるじゃない~。気にしなくても」
 
 そう言って、笑うミレイだったが、身体は、女であるとしても、此処にいるバスタオルで身体を隠しているといっても、中身は男の子なわけで、それなりに気にはしているらしく、なるべく視線を向けないように、室内の熱気からだけではないほてりが、頬を染めて、視線を伏せる。
 
「どちらにしても、僕が男だとパレた寸前で、ただの変態であることに変わりなくなるんだぞ」
 
「うーん、変態はないにしても、男って…またまたぁ~♪」
 
「っ!?」
 
 背中に気配が影となって、近寄ったと思ったのだが、ミレイの不意の行動に、ライは狼狽してしまう。
 ライの後ろから抱きつくようにして、ミレイに、胸を掴まれたからだった。
 
「こんなに柔らかくてふくよかな胸をもってる、男の子なんて早々いるわけないじゃない。それに、細い二の腕とか猫のように、なでらかな曲線美とか意外と鍛えてるお腹とか、綺麗な脚とか」
 
「って、ミレイさん!、何触っ、る、なっ、っあ」

 胸に当たる手と背中に押しつけられた柔らかさに、どちらにも驚き、動揺に慌てふためいて身をよじって、抵抗しようとするが、しっかりととらえられているため、それも叶わずされるままとなっていた。
 
「うんうん、今の反応、女の子って感じ出てるわよ」
 
 二人の様子を否応にも目に入ってしまう、シャーリーが、頬を染めて不満げに言った。
 
「会長、何かいやらしいですよ?」
 
「そう? まだ男なんだっていいはってる、割と強情なライに、自覚させようとしただけなんだけど、あんまり可愛い反応するもんだから、つい」
 
「ついって」

 呆れた視線を向けるシャーリーに、ミレイが顔を振り返って、
 
「そんなに気になるなら、シャーリーも混ざってみたら」
 
「混ざる?」
 
 ポッと、頬を染めた二ーナの反応に気付かず、
 
「ま、混ざるって、私は別に!」
 
「そう?ライに化粧したり服を着せたりも楽しいようだけど、本当は、さらさらとした髪に触れたり白い肌に触れた時のあの感覚が忘れられないんじゃない?」
 
「変な誘惑をかけるの、やめてくださいよ!。それに、ライだって、嫌がるじゃないですか」
 
「誘惑?」
 
 ぽぉっと頬を染めて、手に添えるようにして、空中で何かを思い描いた二ーナに、またも気付かず、
 
「それじゃあ、当人に聞いてみましょうか?。さぁ、ライ。あなたは、シャーリーに触れられるのは嫌?」
 
 ミレイが、こっそりと囁くように、ライの耳元に口を寄せて言うと、息をこぼしながら、少しだけ潤んだライの銀の瞳が、シャーリーの方へと、流し眼で向けられ、どことなく色気が含んであって、シャーリーは異様にドギマギしてしまった。
 
「うっ」
 
 そんなシャリーよりも、早くもノックアウトされた一人が、大きな水しぶきをあげて、湯船の中へと沈んだ。
 その音に、驚いて、振り返ったシャーリーは、
 
「? ええー!、ニ、二ーナ!? 会長、二ーナが!  ニーナが、倒れてますよ!」
 
「あら、上気せたのかしら?」
 
「ちょっと、大丈夫!。 しっかりして!! ニーナ」
 
「う、うう…」
 
 二ーナを、腕に抱えるようにして、シャーリーは、声をかけるが、本当に上せたのかというように、顔を赤くしたまま、唸り声を漏らす二ーナを見て、立ち上がったミレイは、仕方ないなというように、笑って言うと、シャーリーへと近づいて行きながら、声をかける。
 
「シャーリーは、片方支えて、私はもう片方支えるから、横に寝かせるから、湯船から出すの手伝ってね」
 
 ミレイから、ようやく解放され、一息ついたライだったのだが、胸を触られたというたげなのに、聞いたことない変な声が出てしまったと、軽いショックを受けていた。




 
 その後、待っていたのは、女の子としての立ち振る舞いやら、座り方から歩き方、挙句にトイレまで、教えで。一日で習得できたものではないにしろ、どうにかトイレだけは、しっかりと覚えられたようだ。
 ため息をついて、出しぱなしになっていた水道の蛇口をひねって、水を止めた。
 ぽたりと一滴、蛇口からぽたりと涙のように、こぼれた。
 今のライの心情を表すかの如く。こんなことに慣れたくはないのと、いつまで続くのかとため息つきで。
 
【Ⅱ・終わり・へ】

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