コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2009/08/05 (Wed)
なにがあろうと離れません
「ただいま」
玄関先で、扉を背に寄りかかりながら、口元を引き上げるようにして笑う、ヴィレッタの頬は熱を持っていた。
「ヴィレッタさん」
「少し飲みすぎた」
靴を脱いだもそこそこにふらふらとした足取りで家へと上がりこむと、その拍子に倒れ掛かる身体を、ライが受け止める。
「ヴィレッタさん、足元がおぼつかないですけど、起きられますか?」
「ああ、すまん」
そう言って起き上がる前に、足元を見たライは、眉を下げて、
「待ってください。靴が、脱ぎ掛けですよ」
靴を脱がすのを手伝い終えると、二人で起き上がり進もうとすると、ヴィレッタが、
「ライ、少しいいか?」
ライの身体にもたれたまま、問いかけるヴィレッタ顔が、ライへと振り返る。
「はい。な、ん!」
ライの顔を引き寄せるままに、口付けを仕掛けるヴィレッタに、ライは、身体を強張らせるものの、解くには至らず、されるがままにして、やっとの事で
顔を背けて、息を乱したままそれから逃れた。それすらも追いかけようとするヴィレッタの唇は、触れた熱で一層艶めいたように濡れいるのだが、男であるライの心を誘引する。
「ん、はぁ、また、私を置いていくな」
「前のように黙って何処かにいきませんから、とりあえず掴まってください。ここで、横になられても、貴方が風邪をひくだけですし」
「わかった」
ライの肩から腕を回すようにして、二人で立ち上がると、ゆっくりとした足取りでソファへと向かう。酔っている為、多少足元がおぼつかないヴィレッタを支えるようにして、ライは歩いていた。
「・・・・・」
ソファを連れて行くと、ライから手を離すようにして、ソファの上に寝そべるように倒れ、ヴィレッタが安心したように吐息を漏らした。
「今、お水持ってきますね」
僅かに乱れた髪を手で修正してやるように撫でながら、ライは、そのままキッチンの奥へと向かう足先が、一歩踏み出しただけで進むこともなく止まる。
それは、ヴィレッタが服のすそを掴んだからだった。
「いい。お前は私の傍にいろ」
酔ったときにだけ見せる弱った憂いの瞳にどきりとして、そのままにしておけず、観念したように密かに溜息をついて、ヴィレッタの寝そべるソファの横で、ライはひざまづくように、しゃがむ。
「ライ、私にキスをしろ。お前と触れ合う機会がなくて、ずっと寂しかった」
「さっきしましたよ」
「覚えておらん。もう一度だ」
年上の色香を漂わせたヴィレッタが、嬌笑を浮かべて両手を伸ばすようにしたので、表情には出ていないものの心臓は高鳴らせながら、ライが上体を屈めるように近づけると、ライの首へと両手をまわし、熱く濡れた瞳を向け、ヴィレッタは顔を寄せる。ヴィレッタの閉じた瞳を見届けるようにして、ライも目を閉ざし、唇を重ねた。仕事で忙しかった為に、何日ぶりかの抱擁は、熱いものを抱かせた。
「・・・・・器用な人だ」
求めるままに答えたキスの魔力か、息をこぼして離れた距離で、胸を上下避けながら、静かな眠りについたヴィレッタに、ライは呟いた。
呆れたような声だったが、目は愛しさに細められるように微笑んでいた。
「おやすみ、ヴィレッタ。・・・いい夢を」
仕事にきちんと結んでいた髪を解いて、髪の間に指を差し入れるようにして、持ち上げた一束にキスをしながら、ライは名前を呼んだ後で甘い声で囁いた。
解かれたままの長い髪を僅かに乱して、起き上がって見た風景は、いつもの寝室でなく、ソファの上で、しかも自分にかけられた毛布を退けて、自分が寝ていたことに気づかされる。
キッチンからの音が届いて、見ると、其処からライの姿を確認した。いつの間にか着替えさせられた服のまま、ヴィレッタが恥らうように、ライのいるほうへと向かうと、それに気づいたライが、おはようございますと朝の挨拶をしてきた。
「おはよう。今朝は、気づいたら、ソファへと寝ていたのだが、お前が運んだのか?」
「覚えてませんか? 昨日酔って帰った貴方と共にソファへと向かったんですよ。本当は、その後で寝室に運ぶつもりだったんですけど、ゆすっても起きないくらい深く寝ていたので、そのままにしていたのです」
「なら、仕事着は、何処にやった?」
「ああ、それは、汗をかいていたので、僕が着替えさせておいたのですが、もしかして、寒かったですか?」
「いや、それはない。肌にべっとりとした感触がなかっただけ、寝心地は良かった」
それを聞いたライが、安心したように小さく目元で笑うと、
「でも、酔っている時のヴィレッタさんに近づくのは、止めといたほうがいいかもしれませんね」
「?それは、どういうことだ」
言いづらそうに、ライが視線を伏せるようにしていった言葉に、ヴィレッタが驚く。
「はい。その、いつものヴィレッタさんとまた違った面を見てしまい、しかも、その後の行動も大胆なものだったので、心臓が持たないほど動揺しました」
「大胆?私が、何を」
酔っていた時の事は、あやふやになら覚えているのだが、何かいった記憶があると考え込むように黙り込んだヴィレッタは。
「確かに、言った記憶はあるのだが、その時私が何かしたという覚えは残ってはない」
ヴィレッタの言葉を聴いて、やはりそうであるだろうとは思っては見ても、愁情を覚えてか、俯し目にライの表情が僅かに影を差す。
「迷惑だったか?」
ヴィレッタの愁眉と問いかけるような視線に、ライは、ゆっくりと首を横に振って、
「そんなことはないです。ただ、覚えていないことが、少し残念に思っただけで」
「そうか・・・」
「ヴィレッタさんは、甘えるタイプに見えませんでしたけど、そういう部分を見せてくれたことは、嬉しかったのは本当です」
「なッ!?、妙なことを言うものではない!」
腕を組むようにして、顔を背けた頬には赤みが残っていた、それに微かに笑ってライは、近づいていくと、正面から向き合う。
「ところで、僕と暮らすようになってから、貴方が描いた幸せは見つかりましたか」
「そうだな。まだまだだな」
「まだまだですか。では、もっと他の」
「違うぞ。まだ足りていない分は、これから補えばあるという意味だ」
「ヴィレッタさん・・・」
驚いたようにして、ヴィレッタの名前を呟いたライに、ヴィレッタは言う。
「お前は私と暮らす道を選んだのだから、今さら、さんは止めろ」
「そう、ですね。呼び方は今後改めておきます」
「わかったのなら・・・・・ッおい?!」
ヴィレッタの腰に手を添えて引き寄せると、普段の気丈な振る舞いから信じられないほど、慌てふためく姿が、ライには可愛く映る。
「何もない僕ですが、ヌゥという苗字を頂いた代わりに、精一杯の気持ちを込めて、貴方を愛します」
「ああ、満足するだけ愛して見せろ。私が、いや、二人で望む幸せを探していこう」
「はい」
貴重な笑顔をヴィレッタへと向けて、その表情を瞳の奥に残すように見つめたヴッレッタは、ライへと手を伸ばして、頬を染めたままその耳に囁いた。
「私は、お前の傍で幸せを見つけられそうだ」
すると、お返しに、ライは腰に添えた腕に、抱きしめる力を強めるように引き寄せる。
「僕もそうであったら、嬉しいと今考えていたところですよ」
その言葉に嬉しさがこみ上げ、ヴィレッタもライの首の後ろに手を回すようにして抱き返す。熱を上げそうな強烈な口付けつきで、ライの瞳が驚きに見開いたまま、二人揃って後ろに倒れた。
差し込んだ朝の光が、部屋の空気とを明るく照らし、床に重なるように倒れた二人を包み込む。電話の呼び出しにも気づかないまま、二人の時間が進んでいった。
[留め]
お題配布元:TV
「ただいま」
玄関先で、扉を背に寄りかかりながら、口元を引き上げるようにして笑う、ヴィレッタの頬は熱を持っていた。
「ヴィレッタさん」
「少し飲みすぎた」
靴を脱いだもそこそこにふらふらとした足取りで家へと上がりこむと、その拍子に倒れ掛かる身体を、ライが受け止める。
「ヴィレッタさん、足元がおぼつかないですけど、起きられますか?」
「ああ、すまん」
そう言って起き上がる前に、足元を見たライは、眉を下げて、
「待ってください。靴が、脱ぎ掛けですよ」
靴を脱がすのを手伝い終えると、二人で起き上がり進もうとすると、ヴィレッタが、
「ライ、少しいいか?」
ライの身体にもたれたまま、問いかけるヴィレッタ顔が、ライへと振り返る。
「はい。な、ん!」
ライの顔を引き寄せるままに、口付けを仕掛けるヴィレッタに、ライは、身体を強張らせるものの、解くには至らず、されるがままにして、やっとの事で
顔を背けて、息を乱したままそれから逃れた。それすらも追いかけようとするヴィレッタの唇は、触れた熱で一層艶めいたように濡れいるのだが、男であるライの心を誘引する。
「ん、はぁ、また、私を置いていくな」
「前のように黙って何処かにいきませんから、とりあえず掴まってください。ここで、横になられても、貴方が風邪をひくだけですし」
「わかった」
ライの肩から腕を回すようにして、二人で立ち上がると、ゆっくりとした足取りでソファへと向かう。酔っている為、多少足元がおぼつかないヴィレッタを支えるようにして、ライは歩いていた。
「・・・・・」
ソファを連れて行くと、ライから手を離すようにして、ソファの上に寝そべるように倒れ、ヴィレッタが安心したように吐息を漏らした。
「今、お水持ってきますね」
僅かに乱れた髪を手で修正してやるように撫でながら、ライは、そのままキッチンの奥へと向かう足先が、一歩踏み出しただけで進むこともなく止まる。
それは、ヴィレッタが服のすそを掴んだからだった。
「いい。お前は私の傍にいろ」
酔ったときにだけ見せる弱った憂いの瞳にどきりとして、そのままにしておけず、観念したように密かに溜息をついて、ヴィレッタの寝そべるソファの横で、ライはひざまづくように、しゃがむ。
「ライ、私にキスをしろ。お前と触れ合う機会がなくて、ずっと寂しかった」
「さっきしましたよ」
「覚えておらん。もう一度だ」
年上の色香を漂わせたヴィレッタが、嬌笑を浮かべて両手を伸ばすようにしたので、表情には出ていないものの心臓は高鳴らせながら、ライが上体を屈めるように近づけると、ライの首へと両手をまわし、熱く濡れた瞳を向け、ヴィレッタは顔を寄せる。ヴィレッタの閉じた瞳を見届けるようにして、ライも目を閉ざし、唇を重ねた。仕事で忙しかった為に、何日ぶりかの抱擁は、熱いものを抱かせた。
「・・・・・器用な人だ」
求めるままに答えたキスの魔力か、息をこぼして離れた距離で、胸を上下避けながら、静かな眠りについたヴィレッタに、ライは呟いた。
呆れたような声だったが、目は愛しさに細められるように微笑んでいた。
「おやすみ、ヴィレッタ。・・・いい夢を」
仕事にきちんと結んでいた髪を解いて、髪の間に指を差し入れるようにして、持ち上げた一束にキスをしながら、ライは名前を呼んだ後で甘い声で囁いた。
解かれたままの長い髪を僅かに乱して、起き上がって見た風景は、いつもの寝室でなく、ソファの上で、しかも自分にかけられた毛布を退けて、自分が寝ていたことに気づかされる。
キッチンからの音が届いて、見ると、其処からライの姿を確認した。いつの間にか着替えさせられた服のまま、ヴィレッタが恥らうように、ライのいるほうへと向かうと、それに気づいたライが、おはようございますと朝の挨拶をしてきた。
「おはよう。今朝は、気づいたら、ソファへと寝ていたのだが、お前が運んだのか?」
「覚えてませんか? 昨日酔って帰った貴方と共にソファへと向かったんですよ。本当は、その後で寝室に運ぶつもりだったんですけど、ゆすっても起きないくらい深く寝ていたので、そのままにしていたのです」
「なら、仕事着は、何処にやった?」
「ああ、それは、汗をかいていたので、僕が着替えさせておいたのですが、もしかして、寒かったですか?」
「いや、それはない。肌にべっとりとした感触がなかっただけ、寝心地は良かった」
それを聞いたライが、安心したように小さく目元で笑うと、
「でも、酔っている時のヴィレッタさんに近づくのは、止めといたほうがいいかもしれませんね」
「?それは、どういうことだ」
言いづらそうに、ライが視線を伏せるようにしていった言葉に、ヴィレッタが驚く。
「はい。その、いつものヴィレッタさんとまた違った面を見てしまい、しかも、その後の行動も大胆なものだったので、心臓が持たないほど動揺しました」
「大胆?私が、何を」
酔っていた時の事は、あやふやになら覚えているのだが、何かいった記憶があると考え込むように黙り込んだヴィレッタは。
「確かに、言った記憶はあるのだが、その時私が何かしたという覚えは残ってはない」
ヴィレッタの言葉を聴いて、やはりそうであるだろうとは思っては見ても、愁情を覚えてか、俯し目にライの表情が僅かに影を差す。
「迷惑だったか?」
ヴィレッタの愁眉と問いかけるような視線に、ライは、ゆっくりと首を横に振って、
「そんなことはないです。ただ、覚えていないことが、少し残念に思っただけで」
「そうか・・・」
「ヴィレッタさんは、甘えるタイプに見えませんでしたけど、そういう部分を見せてくれたことは、嬉しかったのは本当です」
「なッ!?、妙なことを言うものではない!」
腕を組むようにして、顔を背けた頬には赤みが残っていた、それに微かに笑ってライは、近づいていくと、正面から向き合う。
「ところで、僕と暮らすようになってから、貴方が描いた幸せは見つかりましたか」
「そうだな。まだまだだな」
「まだまだですか。では、もっと他の」
「違うぞ。まだ足りていない分は、これから補えばあるという意味だ」
「ヴィレッタさん・・・」
驚いたようにして、ヴィレッタの名前を呟いたライに、ヴィレッタは言う。
「お前は私と暮らす道を選んだのだから、今さら、さんは止めろ」
「そう、ですね。呼び方は今後改めておきます」
「わかったのなら・・・・・ッおい?!」
ヴィレッタの腰に手を添えて引き寄せると、普段の気丈な振る舞いから信じられないほど、慌てふためく姿が、ライには可愛く映る。
「何もない僕ですが、ヌゥという苗字を頂いた代わりに、精一杯の気持ちを込めて、貴方を愛します」
「ああ、満足するだけ愛して見せろ。私が、いや、二人で望む幸せを探していこう」
「はい」
貴重な笑顔をヴィレッタへと向けて、その表情を瞳の奥に残すように見つめたヴッレッタは、ライへと手を伸ばして、頬を染めたままその耳に囁いた。
「私は、お前の傍で幸せを見つけられそうだ」
すると、お返しに、ライは腰に添えた腕に、抱きしめる力を強めるように引き寄せる。
「僕もそうであったら、嬉しいと今考えていたところですよ」
その言葉に嬉しさがこみ上げ、ヴィレッタもライの首の後ろに手を回すようにして抱き返す。熱を上げそうな強烈な口付けつきで、ライの瞳が驚きに見開いたまま、二人揃って後ろに倒れた。
差し込んだ朝の光が、部屋の空気とを明るく照らし、床に重なるように倒れた二人を包み込む。電話の呼び出しにも気づかないまま、二人の時間が進んでいった。
[留め]
お題配布元:TV
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