コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2011/02/11 (Fri)
想いは正しく伝わらない
遊園地に来たばかりなのにこんな気持ちのままでは駄目だと、切り替えるようにややはしゃぎ気味にシャーリーは口にする。
「会長。遊園地に来たら、まずは乗り物からですよね!」
「うーん、そうね~。人気のある乗り物は早めに並ばないと、順番待ちになるから」
「ですよね~。何を重要視して、先に乗るかとか先に決めて場所を把握して置かないわけにはいきませんし」
うーんと頭を悩ます二人の間にわって入るように、リヴァルが手を上げた。
「それは、俺が昨日徹夜して調べておきました!」
「ガイドでもしてくれるのかい?」
目を瞬かせたスザクに、リヴァルが張り切った様子で胸を叩いた。
「任せろって、ちゃんとガイドブックの内容は頭に入れておいたからさ。俺に聞けば問題ない」
「それって、大丈夫なの?」
聊か不安げな表情で、ミレイが訊ねると、
「勿論!。とことん場所から園内の店の情報まで、きちんとメモしておきましたから」
「そうじゃなくて、目の下に隈が出来てること。寝不足で後で倒れたりしない?」
うっすらと目の下にあるくまを指摘されたリヴァルは、はっきりと口にする。
「ちゃんと、覚醒してますよ。栄養ドリンクも常備してありますし」
黙ったまま不安そうな視線を向けるニーナに、
「そう。じゃあ、眠くなったその時は置いていくか、スザク君に担いでもらうことにしようかしら~」
ミレイが、言葉に信憑性がないと思ったのか、単に心配になったのか笑顔で断言すると、リヴァルが近くにいたスザクへと顔を向ける。
「スザク、ライ。俺が許すから、もし俺が眠ったら殴ってくれ」
「えっ? そんなことして大丈夫なのかい?」
「此処で、醜態晒すよりましだよ」
ぼそぼそとミレイ達に聞こえないように告げると、スザクはライと顔を見合わせた。
やはり、女性陣の前ではかっこつけたいらしく、頼まれたスザクは曖昧な笑みを見せて、そんなことで暴力を使いたくはないと表情には出ていたが、二人は渋々承諾したのだった。
シャーリーはどれから行くかとわいわいと楽しげな雰囲気に呑まれつつも、視線はライを追いかけていた。
ライの私服姿が見慣れないせいか新鮮に映るのもある。
「(ライの私服姿かっこいいな。他のこともちらちら見てるし、やっぱり私だけじゃないんだ。私が隣に並ぶとどう映るのかなって、なに考えてんだろ)」
シャーリーは、赤くなった頬を冷ますように手を当てたまま、本心はどこかで二人きりになりたいと下心は胸のうちにしまっていた。
自分から誘っておいて、そうした一歩が踏み出せないまま、シャーリーは明るく振舞っていたのだった。
続く
想いは正しく伝わらない
遊園地に来たばかりなのにこんな気持ちのままでは駄目だと、切り替えるようにややはしゃぎ気味にシャーリーは口にする。
「会長。遊園地に来たら、まずは乗り物からですよね!」
「うーん、そうね~。人気のある乗り物は早めに並ばないと、順番待ちになるから」
「ですよね~。何を重要視して、先に乗るかとか先に決めて場所を把握して置かないわけにはいきませんし」
うーんと頭を悩ます二人の間にわって入るように、リヴァルが手を上げた。
「それは、俺が昨日徹夜して調べておきました!」
「ガイドでもしてくれるのかい?」
目を瞬かせたスザクに、リヴァルが張り切った様子で胸を叩いた。
「任せろって、ちゃんとガイドブックの内容は頭に入れておいたからさ。俺に聞けば問題ない」
「それって、大丈夫なの?」
聊か不安げな表情で、ミレイが訊ねると、
「勿論!。とことん場所から園内の店の情報まで、きちんとメモしておきましたから」
「そうじゃなくて、目の下に隈が出来てること。寝不足で後で倒れたりしない?」
うっすらと目の下にあるくまを指摘されたリヴァルは、はっきりと口にする。
「ちゃんと、覚醒してますよ。栄養ドリンクも常備してありますし」
黙ったまま不安そうな視線を向けるニーナに、
「そう。じゃあ、眠くなったその時は置いていくか、スザク君に担いでもらうことにしようかしら~」
ミレイが、言葉に信憑性がないと思ったのか、単に心配になったのか笑顔で断言すると、リヴァルが近くにいたスザクへと顔を向ける。
「スザク、ライ。俺が許すから、もし俺が眠ったら殴ってくれ」
「えっ? そんなことして大丈夫なのかい?」
「此処で、醜態晒すよりましだよ」
ぼそぼそとミレイ達に聞こえないように告げると、スザクはライと顔を見合わせた。
やはり、女性陣の前ではかっこつけたいらしく、頼まれたスザクは曖昧な笑みを見せて、そんなことで暴力を使いたくはないと表情には出ていたが、二人は渋々承諾したのだった。
シャーリーはどれから行くかとわいわいと楽しげな雰囲気に呑まれつつも、視線はライを追いかけていた。
ライの私服姿が見慣れないせいか新鮮に映るのもある。
「(ライの私服姿かっこいいな。他のこともちらちら見てるし、やっぱり私だけじゃないんだ。私が隣に並ぶとどう映るのかなって、なに考えてんだろ)」
シャーリーは、赤くなった頬を冷ますように手を当てたまま、本心はどこかで二人きりになりたいと下心は胸のうちにしまっていた。
自分から誘っておいて、そうした一歩が踏み出せないまま、シャーリーは明るく振舞っていたのだった。
続く
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