告白直後の三秒間

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それでは、いつものごとく思いつきの話で、
ルルーシュ×ライです。
お話は、続きからになります。

告白直後の三秒間


　青かがった月光の夜に、礼拝堂で二人は気持ちを同じくし誓いを立てたのが新たな始まりの一歩。
　あの鈍感なルルーシュにも恋人が出来た。
　それは、生徒会の中で知ることで、他の生徒達は当然ながらそれを知ることはなかった。
　単に、当人らが公にするほどでもないことだとは思っていたのも事実なのだが、
　

「痴れ者が」


　ギスギスと睨みつける視線をルルーシュは、窓辺の眼下へと向け呟いた。
　その瞳には、中庭に向かい合うように立つ二人が映る。
　どちらも此処の学園の生徒と表すように制服姿で、一人は見知らぬ男が誰かと話している。
　それだけの事なら、ただ風景として流すだけなのだが、そうはいかないのは、その向かい合う相手が、人目見ても目立つ柔らかな色の髪をした綺麗な男、ライだと言うことだけでルルーシュには十分な理由だった。








　中庭の昼時に、呼び止められたのが最初で、顔に面識のない男からの呼び出しに疑問を覚えつつも、自分に見覚えのないことで何かあったとするなら、他に当てはまることといえばルルーシュの事柄かと警戒に身構えつつも、冷静に見つめるライ。
　呼び出した男のほうは妙に緊張した様子で重たくも口を開いたその言葉は意外なもので、ライは目を疑うこととなった。


「・・・」

　
　男からの呼び出しは、なんら喧嘩に発展するものでも、生徒会もしくは個人的な問題となるものでもなく、告白だった。

　

続く