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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
今後もお話を書く際の参考にさせていただきます。
前に書いたけど未投稿な上、ライはまだ登場してないけど
シャーリー×ライです。
お話は、続きからになります。
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雨に濡れた少女
ぽつぽつと小さな雫が、窓にぶつかって下に流れでる。
室内では、部活の最中で、中にいたのは水泳部員の女の子達が、部活後のようにしていた、着替えたらしい何人かの部員が残っていた一人に声をかける。
「シャーリー、私たち先に帰るけど、後大丈夫?」
「うん!。後は部長に話しておくから、後のことはまかせて」
頷くようにして、それでも、何人かの部員が去り際に声をかけながら、プールを後にする。
話し声が足音共に遠ざかって、シャーリーがようやくほっとしたように溜息をつく。
「駄目だな。わたし・・」
今日はどことなく、元気がない、シャーリーを心配してクラスの友達が部員の皆が声かけてくるのが、カラ元気に振舞うのに、人の気持ちが身に沁みてわかって、シャーリーは自分を叱咤した。
「ううん!、気持ちを切り替えなきゃ、うん 気持ちを切り替える為に、まず練習して、それから・・・」
視線が雨の降る外へと向けられる。
それだけの事なのに、嫌な記憶が蘇ってきてそれを打ち払うようにして、首を振ったシャーリーは、コース枠に立って息を整えるようにして、目を閉じた。
そこには、雨の音だけが僅かに耳に入り、開いた眼差しは真剣な輝きをおびて。
ばしゃんっと、大きな水しぶきを上がったと思えば、シャーリーが手足を使って水をかいていた。
たった一人となった空間に水の音だけが響き渡る。
たどり着いたゴール付近に立って、大きく息を吐いて、それを乱れた息を整えた。
やっぱり、気が別のところにあるせいか、どうにも調子が出ない事を自覚しながら、シャーリーはプールから冷えた体を地面に上げる。
身体を伝う水滴が少しずつ体温を奪っていくせいか、少しだけ肌寒さを覚える。
椅子に掛けてあったタオルに手を伸ばし、水に濡れた顔をそっと拭い取りながら、表情は運動の後のさっぱりしているというより、どことなく沈んだように暗い顔になっていた。
視線は揺れる水面を映すプールへと注がれたまま、思考は別のところにあった。
あの雨の日に、大切な人を失い、好きだった人に振られたのだ。
涙が、雨の中に混ざり地面に吸い込まれていったけれど、その悲しみを拭うのは冷たい雨だけだ。
雨が連れてきた未練がポツリポツリと水溜りを作るように、シャーリーの気持ちも上向くどころか下降していく一方だった。
留め