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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2008/12/11 (Thu)
新婚さんごっこ。自分でも、ジノをどう扱いたいのか、わからなくなりましたが、
ギャグを目指してみました。

ジノ×ライ(LC主人公)です。
お話は続きからになります。
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新婚さんごっこ

 ジノの大きく違う旅


「で、行きたい所、考えてくれないか」


 

「まだ言うのか」


 

 呆れたライに、動じることなく、ジノは笑った。
 夕食の片付けに、水に浸した食器が、カチャカチャとぶつかる音が僅かに聞こえてきた。 

 男同士なので、結婚は出来なかったものの、新婚旅行というのになにやら、興味を持ち始めた、ジノは、いつ集めたのだろうというほど、大量のパンフレットを抱えてきて、食事をするテーブルの上に、これでもかというほどに広げて見せた。

「これなんかどうだっと言っては、一つ手にとって、パンフレットにある写真をライの方へとかざして見せて、書かれた内容と、どこかで調べたらしい知識をまじえて、ライに少しでも興味を持ってもらおうと、頑張っていた。

「ジノ、興味を持つことはいいことだが、何故、急に旅行をしたいのか、それが聞きたい」

 片付けを終えて、濡れた手を拭いたライは、ジノのいるテーブルへと近づいた。

「何故って、簡単なことだろ。ライと俺とで旅行をしたいだけだよ」


 

「それだけか。共に生活するだけでは、満足にならないのか」


 

 ジノのいる反対の方へと移動したため、二人は対面する。


 

「そりゃ、一緒に暮らしてから、変わるものはあったし、変わらないものもあったけど、俺は、ライと一緒になった後悔はしてないぜ」


 

「なら、何故」


 

「俺は、ライと偶に、出かけたりするときもあるけど、時間が合わなかったりで、すれ違うこともあるだろ。時間に関係なく、楽しみたい と思っているんだ」 

「それと今と何が変わる?」

「変わるだろ、日常生活を離れて、色んなものを見て聞いて味わって、夜は夜で、盛り上がれる」


 

「・・・盛り上がれる?」


 

「そう。夜店とか、国や町によっては、イベントがあるかもしれないけど、それ以外では、二人だけで盛り上がることもあるだろうし」


 

「・・・・・・」


 

「まぁ、冗談だけど」


 

「それは、ホントか」


 

「半分はな」


 そうして、旅費のことなど、意見をまじえてから、


「ジノの答え次第で、結論はつく」

「本当か!」


 

「ああ、色々言いたいことはあるが、まずは、自制することだ」


 

「自制って、何をだ?」


 本当にわかっていないのだろうかと、ため息をついて、


「夜でも、静かに大人しくしていれば、考えておこう」


 

「大人しく、ね。それって、もしかして、あれのことか。んんー、やれるかな」


 

「それが出来なけば、この話は、これで終りにする」


 

「ああ、ちょっと待て!。なぁ、一つ思ったんだけど、万が一にも」


 

「?。万が一にも、なんだ」


 ジノへと見上げた視線に、ジノは、至極真顔で、


「ライの方から、って事あったらどうすりゃいいんだ?」


 沈黙が降りて、ライの目が据わった。


「・・・一人分くらい、予算はあるが、一人で行くか?」


 

「いや、冗談だって、本気にするなよ。俺一人じゃなくて、ライと行きたいんだよ。なんだっけか、ライが言ってただろ、旅行は何処に行くかじゃなく、誰と行くかだって」


 その言葉に、ライの足が止まる。


「ミレイさんの」


「ああ、やっと見たな。旅行は自分自身で楽しむのが重要だけど、ライにもそれを味わって欲しいというか、俺が見て見たいんだ。ライの見る世界がどんな風なのか、隣で見て覚えておきたいんだ。その国の味とか、空気とか、目で肌で知ってもらいたい。本音を言えば、母国に連れて帰りたいんだけど、此処が、お前の居場所でもあるし、俺も此処が好きだから、お前と選んだ。こうして、一緒に暮らして、お互いを知る意外に、ただのわがままかもしれないけど、俺は」


 振り返ったライが見たのは、さっきの陽気さと打って変わって、真面目に言ってきたジノで、意地を張ってる自分が何となく恥ずかしくなり、


「それ以上はいい・・・。わかった。そんなことより、さっきのパンフレットの中で、何処に行くか、考えてあるのか?」


 

「!。ライ」


 そのまま、テーブルへと引き返したライを、ジノが追いかけた。
 やはり、ジノにはどういうわけか、甘くなってしまう、後一歩でいつもこうだ。
 それは、お互いを知ってか、知らぬ前か、気づきあげてきた二人の形なのだ。
 嬉々と、行く先を選んでいるジノを、見ながら、ライもパンフレットを一つ、手に取った。
 

【留め】

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