コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2009/08/07 (Fri)
一日め、観察日記を始めた理由
最近、生徒会では、話題の中心となってる二人に興味津々ということで、本日より、生徒会では当人達には内緒で、観察日記をつけることに決定しました!。
皆には、話してあるんだけど、まず手始めに、このミレイさんが最初に書くことになりました。
ところで、観察対象なんだけど、それは、勿論この二人。
「ライさん、おにぎりの出来はどんな感じですか?」
まず一人目、ルルーシュの妹であるナナリー、目や脚に不自由があっても懸命に生きてる姿が生徒会の皆に好かれています。
ナナリー手作りのおにぎりを口にほおばり、噛んだそれらを飲み込むんだのは、もう一人の観察対象である、彼。記憶喪失で表情にバリエーションが少なかったけれど、周囲とそしてなによりナナリーという恋人の存在で以前と比べ物にならないほど、自然と表情に笑顔を出しはじめた、ライ。
「うん、おいしいよ。はじめてにしては、上手に仕上がっていたね」
「本当ですか! 良かった・・・。咲世子さんに手伝ってもらいながらでしたけど、ライさんにそう言って喜んでもらえて嬉しいです」
胸の前でパンッと手を叩いたナナリーが、頬を上気させながら嬉しそうに笑っている。まさか、ナナちゃんとは思っても見なかったけど、晴れてカップルとなった事は、恋愛を薦めていた私としては、嬉しい報告だったけど、春を描いたような仲睦ましい二人から視線を少し外すと、背中から暗雲でも立ち上りそうなルルーシュが傍にいるのよね。
二人の関係は認めたにしても、態度は相変わらず。
ちなみに私のいる場所は、二人の近くでもなくて、二階の窓から望遠鏡で、食事をしながら観察中なので、ルルーシュの眉間に皺を寄せるところまで丸わかり、声は残念ながら大声でも出さない限りは聞きとれないんだけど、ある程度の予想で三人の様子を観察して見ると、結構面白いのよね。
「ナナリー、ライに食べさせるばかりでは、お前の食事も進まないだろう?」
「でも、お兄様。せっかく作ったお弁当、咲世子さんほどにはまだ及びませんけど、ライさんには、あったかいうちに食べて欲しいです。私は、ライさんの喜ぶ顔を見るだけで、お腹いっぱいなんですよ」
「ナナリー・・・」
ああ、また二人見つめ合って甘い空気を作って、ルルーシュの眉間が深まるわよ。
「あ、忘れるところでした」
「?」
ナナちゃんがバスケットケースから、取り出したそれをライへと手渡す。
「デザートも用意してきたんですよ。よかったら、これもどうぞ」
「ありがとう、ナナリー」
綺麗な顔なのにほとんど無表情で、ニーナに怖わがられるくらいに表情の硬かったライが、あんな風に自然と笑顔を出せるようになるなんて、ナナリーのおかげなのかしらね。初めて目にしたときは、見間違いかと思ったくらい驚いたけど、記憶を探すのも大切なことだけど、やっぱり、人と出逢って恋をして、変わることも必要なんだと、改めさせられる。
ライは、ナナリーからデザートを受け取る場面に、何も口出せないのか黙ったままのルルーシュを置いて、二人の甘さは徐々に展開していくのだけど。
不思議に見つめたナナリーに、ライが、おにぎりを一欠けらとって、ナナリーへと差し出す手を見て、私は嬉々として思わず窓から身を乗り出した。
「ナナリーの気持ちは嬉しいけど、今は、皆昼時の時間だから、ナナリーもちゃんと食べておいたほうがいいと思う」
「私も、ですか」
「うん。ナナリー、口を開いて」
頷いたと共に何かを言ったライが、ナナリーの口元へと近づけると、ナナリーが若干戸惑うように恥らって小さな口を開いていった。其処に、ライの細い指先から口内へと滑り込むようにしてから手が離れると、自分の口元に手を当てるようにしてほおばったナナリーの顔を、ライは優しい視線でそれを見ていた。
見た目はそうは見えないけど、結構甘いのよね、特にナナリーに対してそうであるということが最近知ったのだけど、二人の甘さとは別の空気で、雨でも降ってきそうな暗雲を頭上に上らせているように見えるルルーシュ。
過剰に妹思いだったから、気づかなかったけど、あの三人のいるところはいまやトライアングルなのよね。ただ、そのことに気づいてないのが、ライ一人。ライが気づくのには時間かかりそうだけど、それまで、前のように妹を選ぶか、それとも最後はライを選ぶか、今がルルーシュの選択時なのかもしれないわね。
「ライさん、おいしかったですよ。えっと、今度は、私からもいいですか?」
さっきやったライと同様に、ナナリーから食べさせようとしていたところを、ルルーシュが間に入り込んだ。
「親密なのは問題ない。だが、兄である俺の見ている前で、これ以上の行いは・・・・な、周囲の目もある。控えてもらおうか?」
「お兄様」
「・・・・」
怒りマークひしひしのピリピリ感で、二人を黙らせいるんだけど、あの場で本当の事がわかっているのは、ナナリーだけなのが、悲しいわ。
窓から身を乗り出したことが災いしてか、ルルーシュにも気づかれたことだし、此処で、観察強制終了。
次の観察人に渡すことにしようかしらね。
さて、次はどんな二人の様子が見られることやら。
記入者 ミレイ・アッシュフォード
観察対象、ナナリーとライ。
場所、中庭で。
[留め]
最近、生徒会では、話題の中心となってる二人に興味津々ということで、本日より、生徒会では当人達には内緒で、観察日記をつけることに決定しました!。
皆には、話してあるんだけど、まず手始めに、このミレイさんが最初に書くことになりました。
ところで、観察対象なんだけど、それは、勿論この二人。
「ライさん、おにぎりの出来はどんな感じですか?」
まず一人目、ルルーシュの妹であるナナリー、目や脚に不自由があっても懸命に生きてる姿が生徒会の皆に好かれています。
ナナリー手作りのおにぎりを口にほおばり、噛んだそれらを飲み込むんだのは、もう一人の観察対象である、彼。記憶喪失で表情にバリエーションが少なかったけれど、周囲とそしてなによりナナリーという恋人の存在で以前と比べ物にならないほど、自然と表情に笑顔を出しはじめた、ライ。
「うん、おいしいよ。はじめてにしては、上手に仕上がっていたね」
「本当ですか! 良かった・・・。咲世子さんに手伝ってもらいながらでしたけど、ライさんにそう言って喜んでもらえて嬉しいです」
胸の前でパンッと手を叩いたナナリーが、頬を上気させながら嬉しそうに笑っている。まさか、ナナちゃんとは思っても見なかったけど、晴れてカップルとなった事は、恋愛を薦めていた私としては、嬉しい報告だったけど、春を描いたような仲睦ましい二人から視線を少し外すと、背中から暗雲でも立ち上りそうなルルーシュが傍にいるのよね。
二人の関係は認めたにしても、態度は相変わらず。
ちなみに私のいる場所は、二人の近くでもなくて、二階の窓から望遠鏡で、食事をしながら観察中なので、ルルーシュの眉間に皺を寄せるところまで丸わかり、声は残念ながら大声でも出さない限りは聞きとれないんだけど、ある程度の予想で三人の様子を観察して見ると、結構面白いのよね。
「ナナリー、ライに食べさせるばかりでは、お前の食事も進まないだろう?」
「でも、お兄様。せっかく作ったお弁当、咲世子さんほどにはまだ及びませんけど、ライさんには、あったかいうちに食べて欲しいです。私は、ライさんの喜ぶ顔を見るだけで、お腹いっぱいなんですよ」
「ナナリー・・・」
ああ、また二人見つめ合って甘い空気を作って、ルルーシュの眉間が深まるわよ。
「あ、忘れるところでした」
「?」
ナナちゃんがバスケットケースから、取り出したそれをライへと手渡す。
「デザートも用意してきたんですよ。よかったら、これもどうぞ」
「ありがとう、ナナリー」
綺麗な顔なのにほとんど無表情で、ニーナに怖わがられるくらいに表情の硬かったライが、あんな風に自然と笑顔を出せるようになるなんて、ナナリーのおかげなのかしらね。初めて目にしたときは、見間違いかと思ったくらい驚いたけど、記憶を探すのも大切なことだけど、やっぱり、人と出逢って恋をして、変わることも必要なんだと、改めさせられる。
ライは、ナナリーからデザートを受け取る場面に、何も口出せないのか黙ったままのルルーシュを置いて、二人の甘さは徐々に展開していくのだけど。
不思議に見つめたナナリーに、ライが、おにぎりを一欠けらとって、ナナリーへと差し出す手を見て、私は嬉々として思わず窓から身を乗り出した。
「ナナリーの気持ちは嬉しいけど、今は、皆昼時の時間だから、ナナリーもちゃんと食べておいたほうがいいと思う」
「私も、ですか」
「うん。ナナリー、口を開いて」
頷いたと共に何かを言ったライが、ナナリーの口元へと近づけると、ナナリーが若干戸惑うように恥らって小さな口を開いていった。其処に、ライの細い指先から口内へと滑り込むようにしてから手が離れると、自分の口元に手を当てるようにしてほおばったナナリーの顔を、ライは優しい視線でそれを見ていた。
見た目はそうは見えないけど、結構甘いのよね、特にナナリーに対してそうであるということが最近知ったのだけど、二人の甘さとは別の空気で、雨でも降ってきそうな暗雲を頭上に上らせているように見えるルルーシュ。
過剰に妹思いだったから、気づかなかったけど、あの三人のいるところはいまやトライアングルなのよね。ただ、そのことに気づいてないのが、ライ一人。ライが気づくのには時間かかりそうだけど、それまで、前のように妹を選ぶか、それとも最後はライを選ぶか、今がルルーシュの選択時なのかもしれないわね。
「ライさん、おいしかったですよ。えっと、今度は、私からもいいですか?」
さっきやったライと同様に、ナナリーから食べさせようとしていたところを、ルルーシュが間に入り込んだ。
「親密なのは問題ない。だが、兄である俺の見ている前で、これ以上の行いは・・・・な、周囲の目もある。控えてもらおうか?」
「お兄様」
「・・・・」
怒りマークひしひしのピリピリ感で、二人を黙らせいるんだけど、あの場で本当の事がわかっているのは、ナナリーだけなのが、悲しいわ。
窓から身を乗り出したことが災いしてか、ルルーシュにも気づかれたことだし、此処で、観察強制終了。
次の観察人に渡すことにしようかしらね。
さて、次はどんな二人の様子が見られることやら。
記入者 ミレイ・アッシュフォード
観察対象、ナナリーとライ。
場所、中庭で。
[留め]
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