コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2010/03/13 (Sat)
怖がらせるつもりが
怪談話の途中、ふらりと現れた悪霊は事も無げにこういった。
『この中で最も美しい女性を連れて行く』
とそんなことで、はいそうですかとついていく女性がいるのかとライは呆れた視線を送るのだが、此処にいた女性陣達は、そう思っておらず連れて行かれることよりも誰が一番美しいのかについて争いが起こっていた事に、ライは唖然とする。
「・・・・」
私が一番よ!ともめ始めた女性陣を置いて存在を一時的に置き去りにされている悪霊は、自分から言ったにもかかわらず女性達の押しの強さに圧倒され、『選ばれた女は、連れて行くのだぞ?』ッと確認するのだが、黙れと女性達に一掃される。
悪霊のほうが立場的に不憫に見える光景だったのだが、離れるようにして見守っているライは、溜息をつくと悪霊へと歩み寄って、
「そうまでして女性を連れて行くのには何か理由でもあるのか?」
いまだ妙な呪文をぶつくさ言っている星刻を置いて、ライが悪霊へと声をかけるのだが、困った悪霊はライの全身を下から上まで眺めて、しばし顔を凝視するように顔を近づけると、
『―――悪くはない素材だ』
僅かに首を傾げたライの肩を掴んで悪霊が引き寄せると、
『決まらないのなら、この子を貰おう』
女性を連れて行くといったけれど、異様にもめてる女性達に困惑してか悪霊は妥協してきた。
「待て。確かお前は女性のなかから選んで連れて行くッと
言っただろう」
「どうして、ライを連れて行くんだ」
引き止めたのは、ルルーシュとスザクの二人で、悪霊はライを離さぬまま、
『元はそのつもりだったが、格好を見なければこの子も十分まかり通る』
とライを一瞥して、今決めたとばかりに言い募る悪霊。
何故そうなるんだと戸惑いつつも、見上げるようにして振り返ったライは、
「何か勘違いしてるのなら言っておくけれど、僕は男だぞ」
『女装すれば問題ない』
悪霊の言い分に絶句したライは、性別は関係なのかと困惑気味に見上げていた。
「他のものならまだしも、ライを易々と引き渡すと思うか」
他のものならいいのかと誤解を生む言葉で、目の前の悪霊に対峙するルルーシュに、ライは
「ルルーシュ(僕の女装についての否定はしないのか)」
名前を呼びながらライは心でそう思っていた。
『そう言う、お前はこの子のなんなんだ』
女性が名乗りを上げたときは我関せずといった様子で、黙っていたルルーシュが、何故男であるライだと引きとめるのか悪霊には疑問だったらしく、訊ねてくる質問にルルーシュは口端を引き上げるように笑みをこぼすと、
「決まりきったことだ。ライは」
「彼の友人だからだよ」
台詞を決めようとしたところで、スザクの声に遮られた。
いいところを奪われスザクへと非難の目を向けると、スザクは気づいておらず悪霊へと視線を向けたまま
「大事な人なんだ。返してもらうよ」
挑むように見据えるスザクの瞳は、まっすぐに悪霊へと向けられたまま、向かう様に得意のけり技を決めた。
悪霊に当たるはずもないのだが、それでも怯む隙は出来たようで、その隙を見過ごすことなく抜け出したライの元へ、ルルーシュが駆け寄る。
「ライ、無事か?」
「ああ、それよりも」
悪霊退治の心得もなくそれでも引くことなく対峙しているスザクの後姿はカッコよくも勇ましいものであるのだが、心配なもので何か自分に手伝えることはないのかと考え込んでいるライの肩に手を置いて、ルルーシュは言った。
「どちらにしても、悪霊をこのまま野放しにするわけにはいかない。俺達にも出来ることはあるはずだ、方法はないわけじゃないだろ」
励ますような言葉にライは頷いた。
スザク、星刻、ルルーシュの協力を借りて、ライは悪霊を退治した。
成仏させるまでには出来なかったけれど、それでも落ち子同士の協力によりこの事態は打開したのだった。
誰が一番綺麗だったのか本当のことはわからず、踏ん切りのつかない女性達に責められるのだが、後にあった話。
終わり
そろそろホワイトデーの話を書こうかと思いますが、誰にするか迷いますね。
というわけで、どらまCD(うろ覚え)の怪談話にライ参入。
ライ総受け傾向の、ルルーシュかと思いきや、スザクのいいとこどり。
お話は、続きからになります。
というわけで、どらまCD(うろ覚え)の怪談話にライ参入。
ライ総受け傾向の、ルルーシュかと思いきや、スザクのいいとこどり。
お話は、続きからになります。
怖がらせるつもりが
怪談話の途中、ふらりと現れた悪霊は事も無げにこういった。
『この中で最も美しい女性を連れて行く』
とそんなことで、はいそうですかとついていく女性がいるのかとライは呆れた視線を送るのだが、此処にいた女性陣達は、そう思っておらず連れて行かれることよりも誰が一番美しいのかについて争いが起こっていた事に、ライは唖然とする。
「・・・・」
私が一番よ!ともめ始めた女性陣を置いて存在を一時的に置き去りにされている悪霊は、自分から言ったにもかかわらず女性達の押しの強さに圧倒され、『選ばれた女は、連れて行くのだぞ?』ッと確認するのだが、黙れと女性達に一掃される。
悪霊のほうが立場的に不憫に見える光景だったのだが、離れるようにして見守っているライは、溜息をつくと悪霊へと歩み寄って、
「そうまでして女性を連れて行くのには何か理由でもあるのか?」
いまだ妙な呪文をぶつくさ言っている星刻を置いて、ライが悪霊へと声をかけるのだが、困った悪霊はライの全身を下から上まで眺めて、しばし顔を凝視するように顔を近づけると、
『―――悪くはない素材だ』
僅かに首を傾げたライの肩を掴んで悪霊が引き寄せると、
『決まらないのなら、この子を貰おう』
女性を連れて行くといったけれど、異様にもめてる女性達に困惑してか悪霊は妥協してきた。
「待て。確かお前は女性のなかから選んで連れて行くッと
言っただろう」
「どうして、ライを連れて行くんだ」
引き止めたのは、ルルーシュとスザクの二人で、悪霊はライを離さぬまま、
『元はそのつもりだったが、格好を見なければこの子も十分まかり通る』
とライを一瞥して、今決めたとばかりに言い募る悪霊。
何故そうなるんだと戸惑いつつも、見上げるようにして振り返ったライは、
「何か勘違いしてるのなら言っておくけれど、僕は男だぞ」
『女装すれば問題ない』
悪霊の言い分に絶句したライは、性別は関係なのかと困惑気味に見上げていた。
「他のものならまだしも、ライを易々と引き渡すと思うか」
他のものならいいのかと誤解を生む言葉で、目の前の悪霊に対峙するルルーシュに、ライは
「ルルーシュ(僕の女装についての否定はしないのか)」
名前を呼びながらライは心でそう思っていた。
『そう言う、お前はこの子のなんなんだ』
女性が名乗りを上げたときは我関せずといった様子で、黙っていたルルーシュが、何故男であるライだと引きとめるのか悪霊には疑問だったらしく、訊ねてくる質問にルルーシュは口端を引き上げるように笑みをこぼすと、
「決まりきったことだ。ライは」
「彼の友人だからだよ」
台詞を決めようとしたところで、スザクの声に遮られた。
いいところを奪われスザクへと非難の目を向けると、スザクは気づいておらず悪霊へと視線を向けたまま
「大事な人なんだ。返してもらうよ」
挑むように見据えるスザクの瞳は、まっすぐに悪霊へと向けられたまま、向かう様に得意のけり技を決めた。
悪霊に当たるはずもないのだが、それでも怯む隙は出来たようで、その隙を見過ごすことなく抜け出したライの元へ、ルルーシュが駆け寄る。
「ライ、無事か?」
「ああ、それよりも」
悪霊退治の心得もなくそれでも引くことなく対峙しているスザクの後姿はカッコよくも勇ましいものであるのだが、心配なもので何か自分に手伝えることはないのかと考え込んでいるライの肩に手を置いて、ルルーシュは言った。
「どちらにしても、悪霊をこのまま野放しにするわけにはいかない。俺達にも出来ることはあるはずだ、方法はないわけじゃないだろ」
励ますような言葉にライは頷いた。
スザク、星刻、ルルーシュの協力を借りて、ライは悪霊を退治した。
成仏させるまでには出来なかったけれど、それでも落ち子同士の協力によりこの事態は打開したのだった。
誰が一番綺麗だったのか本当のことはわからず、踏ん切りのつかない女性達に責められるのだが、後にあった話。
終わり
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