コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★ お気に入り
★2010/06/01 (Tue)
振り返る術の知らぬ山羊
特派の訓練が終わると、鼻歌でも歌いそうなくらい機嫌よく歩み寄ってきたロイドが、ライの元へと歩み寄ってきた。
「んふふっ~ご苦労様。今日も随分あっさりと片付けたね」
「ロイドさんは機嫌がよさそうですが、何かあったのですか」
「んー?、まあね。そうそう、忘れるところだったけど、君にお客さんだよ」
「僕に、ですか?」
誰だろうとライは首をひねる。訊ねて来る相手といえば、ノネットもしくはジェレミアのどちらか、特訓を見に来たとは思えなかったが、ライへと用事があるのは明白。
客が来ているヘッドトレーラーへと向かうと、セシルと誰かの話す声が聞こえてきた。女性であるのはわかったが、ノネットの声とは明らかに違っていた。
セシルがライに気づいて、
「訓練は終わったみたいね」
「はい。セシルさん、先ほどロイドさんが呼んでいました」
微笑むようにセシルが席を立つと二人きりとなる。
後ろで自動扉の閉まる音を聞くと、部屋にいた女性が穏やかな口調で話しかけてきた。
残ったのはノネットさんを通して知り合いとなったモニカだった。
「僕に御用があると伺ったのですが、話というのはなんでしょう?」
近寄るように、モニカへと質問を返すがそれに答えることもなく手にしたティーカップに口をつける。
「モニカさん?」
ライの様子にくすくすと口元に片手を添えるように微笑をこぼしたモニカは、ティーカップをテーブルに戻すと、
「ふふっ、難い話ではないから、まずは座って話さない」
椅子に座ったままのモニカは、階級で言えばライよりは上だ。それを見下ろすのも失礼かと、勧められるままに向かい側に腰掛けようとしたのだが、モニカがにっこりと隣の椅子を引かせて此処にと指示をするように叩いてみせる。
それを見て、一瞬迷ったもののライは隣の椅子へと腰掛けた。
並んで座っているのもあって、肘が当たる距離感だった。
「どうぞ」
モニカから、もう一つ用意された紅茶をライの目の前に置かれる。
「ありがとうございます。其れで、お話というのはなんでしょう?」
あくまで軍人として一線引いた喋り方に、モニかも少しだけ改めた口調となる。
「訓練を拝見させて貰ったのだけど、体には抵抗が
ついているのかしら。思ったよりも反射速度や相手の出方を見極める判断力は話に聞くとおり、目を見張るものはあったわ。戦闘には慣れた?」
「身体で覚える範囲以外は、学ぶことも多くありますけど、最初の頃よりは今のほうが随分と動きやすくなっていると思います」
「そう。順調ってことね。それから、記憶の状態は? 体の感覚以外に何か思い出したことはあった」
モニカの問いかけに、緩く首を振ったライは、
「相変わらずこれといってはっきりと思い出す事はないです」
残った記憶以外、何をどうすれば過去の記憶が蘇るのか、ライを知る人たちはゆっくりと思い出していけばいいと言ってくれるのだが、
これ以上、過去の事をといても困らせるだけだと気づいて、モニカは話を変えた。
というよりも、本題はこちらであったようだ。
「それじゃあ、此処からプライベートな話になるけど」
「?」
きょとんとしたライに、愛想笑いではなく本当の笑顔を浮かべてモニカはライを誘いをかけた。
続く
特派の訓練が終わると、鼻歌でも歌いそうなくらい機嫌よく歩み寄ってきたロイドが、ライの元へと歩み寄ってきた。
「んふふっ~ご苦労様。今日も随分あっさりと片付けたね」
「ロイドさんは機嫌がよさそうですが、何かあったのですか」
「んー?、まあね。そうそう、忘れるところだったけど、君にお客さんだよ」
「僕に、ですか?」
誰だろうとライは首をひねる。訊ねて来る相手といえば、ノネットもしくはジェレミアのどちらか、特訓を見に来たとは思えなかったが、ライへと用事があるのは明白。
客が来ているヘッドトレーラーへと向かうと、セシルと誰かの話す声が聞こえてきた。女性であるのはわかったが、ノネットの声とは明らかに違っていた。
セシルがライに気づいて、
「訓練は終わったみたいね」
「はい。セシルさん、先ほどロイドさんが呼んでいました」
微笑むようにセシルが席を立つと二人きりとなる。
後ろで自動扉の閉まる音を聞くと、部屋にいた女性が穏やかな口調で話しかけてきた。
残ったのはノネットさんを通して知り合いとなったモニカだった。
「僕に御用があると伺ったのですが、話というのはなんでしょう?」
近寄るように、モニカへと質問を返すがそれに答えることもなく手にしたティーカップに口をつける。
「モニカさん?」
ライの様子にくすくすと口元に片手を添えるように微笑をこぼしたモニカは、ティーカップをテーブルに戻すと、
「ふふっ、難い話ではないから、まずは座って話さない」
椅子に座ったままのモニカは、階級で言えばライよりは上だ。それを見下ろすのも失礼かと、勧められるままに向かい側に腰掛けようとしたのだが、モニカがにっこりと隣の椅子を引かせて此処にと指示をするように叩いてみせる。
それを見て、一瞬迷ったもののライは隣の椅子へと腰掛けた。
並んで座っているのもあって、肘が当たる距離感だった。
「どうぞ」
モニカから、もう一つ用意された紅茶をライの目の前に置かれる。
「ありがとうございます。其れで、お話というのはなんでしょう?」
あくまで軍人として一線引いた喋り方に、モニかも少しだけ改めた口調となる。
「訓練を拝見させて貰ったのだけど、体には抵抗が
ついているのかしら。思ったよりも反射速度や相手の出方を見極める判断力は話に聞くとおり、目を見張るものはあったわ。戦闘には慣れた?」
「身体で覚える範囲以外は、学ぶことも多くありますけど、最初の頃よりは今のほうが随分と動きやすくなっていると思います」
「そう。順調ってことね。それから、記憶の状態は? 体の感覚以外に何か思い出したことはあった」
モニカの問いかけに、緩く首を振ったライは、
「相変わらずこれといってはっきりと思い出す事はないです」
残った記憶以外、何をどうすれば過去の記憶が蘇るのか、ライを知る人たちはゆっくりと思い出していけばいいと言ってくれるのだが、
これ以上、過去の事をといても困らせるだけだと気づいて、モニカは話を変えた。
というよりも、本題はこちらであったようだ。
「それじゃあ、此処からプライベートな話になるけど」
「?」
きょとんとしたライに、愛想笑いではなく本当の笑顔を浮かべてモニカはライを誘いをかけた。
続く
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