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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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★2010/08/12 (Thu)
ギアス寸劇 桃太郎パロ 第六話
主役C.C. ライ ナレ、リヴァル 猿、スザク 雉、ルルーシュ
C.C.×ライよりです。
お話は、続きからになります。



優男は大嘘吐き





天の声『ところ変わって、桃太郎は、雉の罠にまんまと乗ったようにテーブルへと近づいて手を伸ばそうとする』

C.C.「ほぅ、ピザか。誰とは言わないが、随分用意がいいな」

天の声『引きとめたのは、ライではなく、以外にもスザクのほうだった』

スザク「触っちゃだめだよ。こんなところにピザがそれも、わざわざテーブルとイス、それからお皿や飲み物までわざわざ用意してあるのは不自然じゃないか。もしかしたら、誰が置いて行ったもので、後になって取りに戻るかもしれないよ」

天の声『危険だというのもあるけれど、他人の忘れ物だとも考えている善良なスザクに、C.C.が呆れた視線を寄こす』

C.C.「こんな民家の何もないところで、わざわざ準備をしたまま放置する馬鹿が何処にいる」

スザク「それは・・・」

天の声『罠に獲物がかからず、待ているだけの雉は焦りを見せ始める』

ルルーシュ「(スザク、余計なことを)ふっ、まぁいい。今回は古典的すぎだ、手は他にいくらでも」

天の声『これで懲りてないのだけは、誰の目に見てもわかったのだが、先ほどから黙り込んでいたライの様子に気づいて』

C.C.「ん、どうした。ライ、何か見つけたのか?」

天の声『鼻をクンクンと動かすかのように、犬なら当然だけど、その敏感な嗅覚が早くも何かを見つけたらしい』

ライ「何か違うにおいがする」

スザク「匂い? 此処にあるピザのことかい?」

ライ「いや、食べ物の匂いとは違う。他の匂いに紛れ込んでいるものの、敵かそれとも味方か。近くに気配があるようだ」

天の声『目を見張ったように驚いたのは、ルルーシュのほうで、結構離れた場所から三人の様子を観察しているにもかかわらず、一番知られたくはないライに気づかれてしまい焦りを見せ始めていた。ライの嗅覚の良さに驚いたこともなく、寧ろ最初から何か気づいたようにC.C.はライへと向けて口角を上げてみせる

C.C.「なら、その匂いのもとを私のところに持ってこい」

ライ「イエス、マイ、ロード」

スザク「あ、僕も行くよ」

天の声『心配に思ったのか。ライについていこうとするスザクへと、ライから注意する』

ライ「スザク、二人動けば何かあったときどうするんだ。様子を見てくるのは僕一人で十分だ。C.C.様の傍には頼りになる君がいてくれ」

天の声『スザクは、少し寂しそうに眉を下げるものの、笑顔を向けて』

スザク「そうだね。君一人でイイというなら僕はここで彼女を守ることにするよ」

天の声『頷いたライがC.C.へと一度目を向けて向かうのを、目で追うスザクへとC.C.が声をかける』

C.C.「わたしの事なら気にするな。私の気が変わらないうちに、お前たちだけで行け。だが、逃がすなよ」

天の声『その言葉を聞いたスザクは、ぱあっと明るくなるかのように笑顔に変えると、C.C.へと一礼してからライの後を追いかけて行った。それを見届けたC.C.は椅子に腰掛けて呟く』


C.C.「全く、世話のかかる従者が増えたものだな」


 続く

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