鈴が笑うように駆け落ち

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ギアス寸劇　桃太郎パロ　第十六話　カレライ混じり　
主役C.C.　ライ　ナレ、リヴァル 猿、スザク　雉、ルルーシュ 赤鬼カレン。
C.C.×ライよりです。
お話は、続きからになります。

 



鈴が笑うように駆け落ち

 




C.C.「あれは私が教えた。待てお座りそしておねだりだ。女性のタイプでやり方は異なるが、鬼にも通じるものがあるのだな」

スザク「君がアレを教えたの？　でも、一体何のために？」


天の声『どういう目的で、ライにあんなホストまがいな接待術を教えたのかと不思議に思うスザクに、愛紀れを含んだ物言いでルルーシュが口を開いた』


ルルーシュ「決まっている。ライに会う前は、その女は怪盗だったからな。稼業の手伝いでやらせたのだろう。依頼があれば何でも手につける手癖の悪さと噂は有名だったが、ライにこれ以上妙なことを学ぶ前に此方も早く手を打つ必要がある』


天の声『真面目に腕を組みC.C.へと牽制するルルーシュではあったが、格好がペンギンの着ぐるみなので、かっこつかないことに他なかった上に、スルーされていた』


C.C.「内部で潜入している間に、老若男女徒問わずあの芸でフヌケにしたところ、その隙に私が頂くというのが、続いていたこともあった」



天の声『興味津々のスザクに、ライとの昔話を聞かせたC.C.はしたり顔だったのも、癇に障ったが、なによりも無視されたことと、どうにもお笑いの役回りにされつつあるルルーシュは、自らの状況に不満と苛立ちを表すように踏み鳴らしていた。パフパフと間抜けな地団駄の音を耳にした後、カレンの案内を借りて一行はラスボスのいる鬼の中心部へと足を進めていったのであった』




続く